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最高!!のひとこと。
個人的に気になっていた事件に対して、同じ気持ちでいて、バッサリとくだらないコメントを切ってくれて痛快なほどだった。
そうそう!と電車の中で思わず大きく頷き、小さくガッツポーズ。
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20)蛇口をひねりさえすればいつでも水には不自由しなくなった。万が一出ない事があると水道局には文句の電話が鳴り響く。文明の進歩は我々の暮らしを豊かにしたかもしれないが、それと引き換えに謙虚さや感謝や我慢などの精神力を磨滅させて行く。もう進歩はこのへんでいい。進歩が必要だとしたら、それは人間の精神力である。
24)聞こえないことでまず困るのは見た目にはそれがわからないということだ。何回も聞き返したり呼びかけても知らん顔をしていることでやっとわかってもらえる手間のかかるもので、繰り返し聞き返すのは面倒だし気がひける。31)現状は変えられないので気持ちが楽になるように愚痴を言える場があるといい。愚痴というより悪口を散々言えばいいのだ。疲れ果てるまで言い募ると(登山のように)がっくりきて気が鎮まる。はしたないと思う必要はない。元気を取り戻すため心の活性化に必要なのだから。
34)当たり障りのない人生なんて、たとえ平穏であったとしてもぬるま湯の中で飲む気の抜けたサイダーみたいなもの。いいたいことをいえばいい。いえなければノートに向かって思うさまいいたいことをぶちまける。自分の弱さと戦う!戦わないで嘆いているのは甘ったれだ!
47)ソバプン
降りかかった不幸災難は、自分の力で降り払うのが人生修行というものだ。したくないこと、できそうもないと思うことでも、力を降り絞ってぶち当たれば人間力というものが養われていく。
66)昔から「運が悪かった」という言葉があり、不慮の災厄に遭った時など、この言葉を使って諦めて耐えるという知恵を誰もが持っていた。耐え難きを耐え、許し難きを許すことは最高の美徳だった。かつての日本人は「不幸」に対して謙虚だった。
124)歳月は覚悟も勇気もなし崩しにしてしまう容赦ない力を持っている。恋も熱病である限りやがては熱は下ることも。たとえ後悔し苦悩する日が来たとしても、そこをターニングポイントにして、めげずに生きて行くぞという覚悟を持て
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読みやすく面白かったです。
佐藤さんとは大分歳が離れていますがなんか共感できるわーと思うところもありました。
他の著書も読んでみようかしら。
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意気軒昂な90歳
すごいです
それだけの人生を格闘してこられたからでしょう
ズバッと切って温かい
挿絵のハナちゃんが愛しいです
≪ ヤケクソの 何がめでたい 九十歳 ≫
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さすが文筆家なので、この文章。
「お顔の色が良くて」「お元気そうで」
などと声をかけられる高齢者!の筆者。
何がめでたい!
あちこち、痛いところだらけ、
動きは意思に関わりなく滞り、
驚くようなタイミングで体がフリーズ、
耳が聞こえにくいと思っていたら、
年々聞こえる音が少なくなり、、、。
新しい技術に遅れをとり、
分からぬのはなぜかと孫にバカにされ、、、。
自分の体に怒りを覚え、社会の仕組みに怒り、
今の親子関係の希薄さを嘆き、
人生相談を一刀両断!!
社会や日常のあれやこれをスッパスッパと
切り裂きながらのエッセイ集。
あっという間の読了!
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90歳を超えて尚この勇ましさ!
面白いけど、本人は疲れるかな。でも誰だって自分のままにしか生きられないし。
時に痛快!他の本も読んでみたくなった。
イタズラ電話の犯人の番号を突き止めて、こちらからも無言電話をかけるとことか!
叱り飛ばすんじゃなくて、無言電話には無言電話なんだーと変に感心( ´∀`)
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楽しく読ませてもらいました。ただの一言にも、一文にも文句のつけようがない痛快なエッセイ。でもやっぱり長生きしてもらいたいと思います。
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20180401M予約
3ヶ月以上待って、やっと回ってきた。
サバサバした切り口の文章は、とても読みやすい。文字も大きいように感じた。
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年を重ねても切れ味のよいエッセイ。
感性は変わらない。
最近のエッセイなのでタイムリーに楽しめる。
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本当に面白い。ここ最近での最高に面白いと思える
エッセーでした。
書店でもいっぱい出ていますし、いつかの食事会で
教えてもらって読んでみようと思いました。
30程度のそれぞれのエッセーが珠玉のお話ばかりです。
すべてにおいて、パンクであり、とんがっていて
私にとって理想の処し方だと思ってしまいます。
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読みながら、クスクス笑ったりニヤリとしたり、時折そうだよな~と頷いたり。
『懐かしいいたずら電話』は爆笑!
愛子さん、何がめでたいなどと言わずまだまだお元気で。
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年明け1冊目。著者の本はこれが初めてだが歯に衣着せぬ物言いで年始にふさわしいく活力を与えてくれる爽快な一冊。内容はエッセイで90歳を越えている著者の様々な経験に裏打ちされた人生の一部を面白く垣間見る事ができあっという間に読んでしまった。
戦後の激動の時代を生き抜いてきた著者は性格も逞しく現代人が抱える悩みなど小さいものだと笑い飛ばし、喝をいれているさまも痛快に読める。考え方など現代にそぐわない点もあるものの現代とは違う思考に触れられるよい機会でもあるので一読してみるのもまた一興かと思う。
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私もそう思う思うってことが多いので、私って90歳に感覚近いのかと思ってしまった。
みんな世間に言いたいことあるのです。
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楽しく読めた。昔は気にならなかったことも、いろいろ引っかかる…同感だ。テレビがおもしろくない…同感だ。
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うーん
やはり色々な困難乗り越え長く生きてきた方の視点は鋭い!!
豊かな社会の中にいて当たり前になっていたことの矛盾に気付かされた
例えば
私達がすぐ過敏に反応してしまう騒音
犬の鳴き声 子供達の騒ぐ声 生活音
騒音が満ち溢れているということは活気があること
それを否定している私達の国は衰弱に向かっているのだ
文明は暮らしを豊かにしたが
引き換えに 謙虚 感謝 我慢の精神力を摩滅させた
その例としてあげられる数々に
思わず 本当に そうそうとうなづいてしまった
スマホを使えない老人は馬鹿にされ
年寄りが敬意を払われなくなったのは文明の進歩のためか
人生相談に頼る現在の女性の弱さに、
考えない生活からは自立心が育たない、
依存心だけなのだ
昔は子供には頭痛と自殺はないといわれてたのに、今の教育は本来あるはずの【情】に欠けている
異物混入と騒ぎ立て、食べられる食品を何万個も破棄
口に入ったら捨てればいいだけだろう
私達が 便利な しかし忙しい日々の生活の中で忘れてきてしまったものを思い出させてくれる本
思わず苦笑し同感してしまう
気付かされ自己反省も
年齢問わずあらゆる世代の人に読んでもらいたい本だ