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紙の本
うーん、そっちか・・・という読後感
2016/09/20 09:09
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻のレビューでも書きましたが、笹本作品の冒険ものの大ファンです。毎度どきどきはらはら、絶望に次ぐ絶望からの生還!に滂沱の涙を抑えられないものでした。この作品でもそこらへんを期待、したのですが。
上巻では水中遺産をめぐるアカデミックとビジネスの対決、のような様相で物語は進みました。400年前に海中に沈んだ沈没船。その学術的な価値を求めて船を丸ごと引き上げたいというアカデミックと、船には価値を見出さずに財宝を引き上げて商売をしようというビジネスの対決というのが骨子。しかしそこは笹本作品、きっとこの下巻のどこかで大冒険劇が始まるのだろうと期待していたのですが・・・。結局、そのアカデミズムとビジネスの対峙、そして融和のような所がテーマになって終わってしまいました。冒険劇的なものも入って来ますが、かつての名作と比べてしまうとやはりぼんやり。海を舞台とした作品では大名作「太平洋の薔薇」がありますから、あれと比べてしまうとなあという感じ。初めて笹本作品を手に取る方には、違和感はないでしょうけれど。
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