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投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る
砂原糖子『世界のすべてを君にあげるよ』
受けが清々しいほど自分勝手。
作者お馴染みのメンドクサイ拗らせ受けの典型だが、自己中にも程があって流石に酷すぎた。
海辺の田舎町に駆け落ちしてきた大病院の次男坊と看護師という設定も、今時なんで?という、不器用だけでは説明のつかない時代錯誤感がある。
年下彼氏の将来を憂うような口実にしつつ自己憐憫の塊でしかない受けにも、何度裏切られても諦めず一途に想い続ける攻めにも全く説得力がない。
女々しくてデモデモダッテちゃんな受けに振り回されてウンザリする読後感だけ残った。
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ラブラブカップルから始まったかと思ったら意外と切ないお話でじーんとしました。
カップルだからこそ、ぶつかることもたくさんあってそういうのを乗り越えて二人の絆を太くしていくのだたな…といいカップルを見させていただきました。
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雑誌で読んだ時に涙腺崩壊したのに、またもや涙が止まらなくなってしまいました…
センセの初のシリアスな駆け落ちものだそうです。最初からでき上がってるcpも初めてなのでは?
大病院の息子の大学生と年上の看護師が、兄弟と偽ってさびれた海辺の町でひっそり暮らし始めますが、深山は洸生の約束された人生を奪ってしまったのではないかと自責の念にかられ、彼をいつか失うことにおびえる気持ちが消えることなくて。
洸生の将来と自分の恋心との間で葛藤する深山の気持ちが切なかったです。大人の常識や分別で物事を考えなくてはと思い、洸生に本心を言わず自分一人で決着をつけようとする深山。洸生の医者としての将来を潰したくない気持ちはもちろんだけど、すごく愛してるから捨てられたら生きていけなくなるのではと不安になる気持ちの方が大きいのです。
自分は年上だし、彼は若くてモテるノンケなので。
ハタチそこそこの相手じゃ不安になるのも仕方ないですね…
でも、そんなおびえきってる年上の恋人へ、洸生が見せた揺るぎない気持ちがすごくて。胸がいっぱいになりました。
センセのシリアス作品で久々に涙腺決壊…!
得意の砂原節展開だとわかってるんだけど、それでもこれは切なくて愛が深くて泣けました。
海辺の廃れた町の風景が自然に目に浮かぶような描写もすごく印象的でした。
書き下ろしの「世界のつづきを君におくるよ」は、そのすぐ後の話でした。
二人で幸せになるためにあえて選んだ道ではあるけれど、それでも恋する二人にとってはなかなか辛い日々だったことが改めてわかります。
周囲の反応も微妙なのがシビアです…
でも、二人はラブラブなので会えば燃え上がるwww
エロ的にはかなりHシーン多めで萌えます。
センセのHシーンはとても私的ツボにヒットします。
15年目の記念すべき作品にふさわしい、味わい深い一作だと思いました。
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ぐっとくるタイトルにつられて購入。
大病院の息子×クーデレ看護師の年下攻めです。
うーん、何だろう、カモナクフカモナクー。
受けの省也さんがひたすらにグルグルうじうじしていて、大変まだるっこしい。もうちょっとさあ、信じてあげたら良いじゃないのよ!と思った。何回も。でも多分そこが見どころ。
エロシーンは省也さんが感じ易い設定ということで、えろくて大変よろしゅうござました。(酷い感想
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病院長の次男坊×看護師。駆け落ち、年下攻め。うーん、めちゃくちゃ好きな設定なんだけど、二人のなれそめがいまいち…どこに惹かれたのかじっくり描いてほしかった…。周りに迷惑かけてまで破局しようとしてたのに、結局受けは裏切るし…。話の展開も無理矢理ハッピーエンドにしたなぁという印象でした。