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まぁさん、とても元気な59歳。
桐野サンにしてはめずらしく男性目線で、まぁさんのダメ男ぶりがおもしろかった。
長峰はどこまで本当だったのか、、気になるー。
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女性作家なのに男性作家のような視点で書かれているのが面白い。主人公はサラリーマンとしては成功している部類にいるのに歯車が狂って裏目にでる。このトラブルをどうリカバーするか、もう少し先を書いて欲しかった。
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桐野さんが中年男性を書くなんて珍しい。いつもみたいにヘビーな感じはなく、すらすら面白く読んだ。ものすごく怪しい長峰さんの正体は何だったのか。
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女性の視点からの作品のイメージの桐野さんだけど、珍しく男性のおじさん視点の話。
しかし、この主人公が最悪で小心者で単純でスケべでもう嫌悪感しかないような人物。共感できることが一切なく、読み続けるのが苦痛だったほど。
こんな男に早く天罰が下ればいいと思う一心でなんとか読み進めたけど、なんか終わり方も中途半端で、結局何が言いたかったのかさっぱりわからない。
読後感も悪く、読む価値なしでした。
お口直しに心が洗われるような話が読みたくなりました。
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衝撃的なOUT以来、桐野作品は見ると手に取る。そして、ハマる作品とそうでない作品にハッキリ二分される。今回は後者…
全く共感を持つことのできない主人公にイライラしつつも、どこかで何かがあると思いながら読み続けてのこの終わり…
どっと疲れた。
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女性衣料の大手製造小売業の財務担当取締役 薄井正明59歳。大手都市銀行から出向し13年。財務担当の取締役まで上り詰め、定年を65歳まで伸ばすため、常務の椅子を虎視眈々と狙う。そう、会社での地位を確保することは収入のみならず、妻との適度な距離感を保て、10年来の愛人の関係も維持できる。この煩悩だらけの主人公の描く「楽しい老後のシナリオ」が、妻の心酔する女占い師の登場により、家庭と会社のバランスが蟻の一穴よろしく崩れて始めていき、一気にスリリングな展開へ。呆れるぐらい「わかっていない男」が描く老後プロジェクトは、はたして無事に着地できるのか、破滅を迎えるのか、ページをめくる手が止まりまへん。談志師匠は「落語とは、業の肯定である」と喝破した。正しく、本書は落語の艶笑噺そのもの。
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これまでで一番愛おしい男を描いた、というのを楽しみに読んだけど、最低な男の物語だった。
50代半ば、会社役員で妻と息子が2人、40歳手前の愛人とは10年以上の付き合い。地位もお金もそれなりにあり女もいるが、長峰という60代おばさんの出現でいろいろ面倒なことになる。
最後もあまり納得できなかったし、桐生夏生さんの本は好きなだけにうーんという感じだった。
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2017年初読了本がこちらでした。
“これまでで一番愛おしい男を書いた。”
という直筆の帯を書いておられたので
どんな男の人なのかと思って読んだら
この内容この結末…
桐野さん流石です(^ω^)
そもそも題名が、ね…笑。
新年早々楽しめました。
しかしこれ、男性が読んだらどう思うのか…笑。
非常に、気になります。
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これまでで一番愛おしい男を描いた――桐野夏生
自分はかなりのクラスに属する人間だ。
大手一流銀行の出身、出向先では常務の席も見えてきた。実家には二百坪のお屋敷があり、十年来の愛人もいる。
そんな俺の人生の歪(ひず)みは、社長のセクハラ問題と、あの女の出現から始まった――。
還暦、定年、老後――終わらない男”の姿を、現代社会を活写し続ける著者が衝撃的に描き切る!
週刊現代読者の圧倒的支持を得た人気連載が、ついに書籍化!
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登場人物のみんながみんなこの上なく身勝手で、何事をも自分に都合のいいように解釈し、それがさも当然のごとく自分以外の人たちに責任を押しつける。始終ぷんぷん憤りながら、どこかで懲らしめられるだろうかとどんどん読み進めたが、最後の最後まで変わることがなく、これはこれでいっそのこと見事と言ってもいい。愉しいとは言えないが、なぜか読後感はさほど悪くない一冊である。
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うーん、ある程度の大きさの会社の役員がこんなだったら、絶望、軽蔑するわ。
器が小さすぎる主人公の男、優柔不断だし、頼りないし、愛人に甘える言葉はキモいし。
謎の女、長峰は一体なんなんだ。。。
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面白かったですよ~、一気読み。
ただ最後がね・・・スッキリしないな。
長峰さんって人、一体何者なのだったのか?
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身勝手な60前男の煩悩を、滑稽に不気味に、でも愛しく描いた桐野ワールド!一気読みしました。
本のタイトルも章のタイトルも、面白い。
結末は、「泣きっ面に蜂」ってところかな?
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薄井正明、59歳。目下の悩みは社内での生き残り。そんな彼の前に、妻が呼び寄せたという謎の占い師・長峰が現れる。この女が指し示すのは、栄達の道か、それとも破滅の一歩か…。
登場人物がみな自己チューで全く共感できない者ばかり。それでも話の展開だけで何とか読ませるのだから桐野夏生らしいといえばらしいけれど、貴重な読書時間を無駄に費やした感も。
(C)
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うぁ…だめだ、こりゃ。
ダメンズ好みの私でさえ救いようがないと思えるほどだめだめだ。
そんな主人公、薄井さん。
まぁ周りの女性陣も褒められたもんじゃないけどさ(笑)
薄井さんはあれもこれも欲しがって、なのに自分では特に何の行動も起こさず、女性陣への防戦一方。
その場しのぎの言い逃れして楽観視して、泥沼へずぶずぶずぶ…。
あかん(笑)
欲しがりのくせ、優柔不断。
お話のラストはこの主人公に似つかわしいなぁ。
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定年前のおじさんが主人公。愛人や綺麗な秘書にしっぽを振り、相手がつれない態度をとるとすぐに拗ねて関係を断とうとする。あっちにふらふら、こっちにふらふら。自分さえよければいいという態度が不幸を呼び寄せる。なんてしょーもない話!