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ほっこり(*´ω`*)
京都が舞台。祖母の着物にまつわる不思議を題材にした「下鴨アンティーク」シリーズの4巻目。
鹿乃の両親の出会いの話、慧ちゃんの過去と鹿乃と慧の関係のちょっとした展開、そこに春野の言葉、最後は鹿乃の曾祖母、曾祖父の打ち解けたお話。ほっこりしつつもキュンキュンした!曾祖母、曾祖父の金烏月兎のお話(「兎のおつかい」)好きやわー。
読んでると着物を誂えたくなってきました。
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大好きなお話。京都が舞台というだけで惹かれる(京都が大好きです)。
鹿乃の両親の話や曽祖父、曽祖母の話は今まで登場していなかったので読めてよかったです。
京都には不思議な話がよく似合うと思います。
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シリーズ四冊目。
京都の下鴨に住む主人公・鹿乃の家にある蔵の中には、不思議な着物がたくさん眠っている。
持ち主の想いによって不思議なことが起こる着物を完全な姿に戻すのが鹿乃の役目。
その着物の話メインの短編連作。
今作は、鹿乃が小さいときに亡くなってしまい、記憶がほとんどない両親の馴れ初めに関わる着物の話や、想いを寄せる下宿生の慧の両親の話、さらに鹿乃の曽祖父母の話が出てくる。
慧の両親の話を知ることで、2人の関係も進んでいくが、鹿乃が自身の両親のことを知ろうとすることで、彼女自身が成長していくストーリーにもなっている。
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アンティーク着物にまつわる謎を解く・・・ちゅうでも、四冊目になったらええ加減ネタも尽きてきはるんちゃうん・・・。
とか、余計なことを思ってすいません!
(ほんまにな)
今回も、めっちゃ面白かった・・・。
このシリーズも「いつか買いたい本」リストに入れたい。
鹿乃と慧ちゃんにもちょっとだけ進展があったり(まさかここにこっち方面の進展があるとは・・・)、慧ちゃんと田村先生の関係がちょっとだけ終着を見せたりと、こちらも大変面白かった。
特に田村先生と慧ちゃんに関しては、もっとおどろおどろしい展開が待ってるのかと(前作を読んだときに)ヒヤッとしたけど、私が心配していたようなことはなさそうなのでよかった。
(野々宮家を裏切る、とか、そういう方面でのおどろおどろしさ・・・)
鹿乃もあと半年で高校を卒業するのか・・・。こういう世界観は、女学生(女子高生にあらず)ならではなんやろうなあ。
卒業しちゃったらシリーズ終了かなあ、と、思ってたけど、今回の慶介、信篤の話がめちゃくちゃよかってん・・・!
小説を読むときは基本シンクロして楽しみたい私としては、正直、鹿乃とその周囲に関してはまったくシンクロできる要素がない。
ないよ。ないやろそりゃあ。
でも、ぶっちゃけ憧れるところはなくもない・・・(笑)。
イヤー、十代ならともかく、四十も超えてこの世界観を「憧れる」とかって、もう恥ずかしいですやんね!?
夢見すぎですやんね(笑)! わかってる!! わかってるけども!!
でも、慶介や信篤の世界を
「素敵やなあ・・・」
と、思ってみるのは、許される気がする・・・。
何やの、舞台が平成やったらコッ恥ずかしいのに、大正やらギリギリ昭和中期なら「ロマン」で許されるのか! なんだそれは(笑)!!
それにしても、野々宮さんちって、陰陽道を家職にしてはる家系やっけ・・・。
下鴨で陰陽道を家職にしてる家系のお孫さんの話、あったよね、ほかにも・・・(笑)。@我が家は祇園の拝み屋さん
どちらも面白くて好きです。
ちょうど、伏見へ行った翌週に読んだから
「ああー、あのへんなのね!!」
と、珍しく雰囲気を想像しながら読んだよ。
そもそも、真如堂もめっちゃ目に浮かぶ。
鹿乃と良鷹、慧ちゃんが座って話したお堂の階段も
「ああ、あそこか・・・」
と、ちょっとニヤニヤしちゃう。
あとは、文字で書かれている着物がどんな感じなのかが想像できればいうことないんやけど、こちらは知識もないので、無理だ(笑)。
さぞきれいな着物なんやろうなあ、と、ざっくりとしたイメージで読んでおります。
でも、このシリーズを読んで着物の想像ができひんって面白さが半減してへんかな。大丈夫かな。(;^ω^)
だって、枯れた菊の柄ってどんなんよ? 最初に鹿乃が蔵から出したとおり、咲き誇ってる菊柄のほうがよほど想像しやすいわ・・・。
わびさびはほんま難しい。それをわびさびに入れていいんかどうかもわからんけど・・・。
かけちがえた釦ってこの世にはたくさんあって、うまくいかない相手のほとんどが、かけちがえてしまったことが原因ちゃうかなと思っている。
(おめでたいか)
生理的に受け付けないとか、決定的に無理とか、そういう相手はなかなか存在しないと思うのよね。
どこかで釦をかけちがえた結果、二度と修復できないようになってしまっている関係なら、ごまんといる。
そうはなりたくないから、口に出しておこうと思いました、と、いう汐子さんすてき。
と、いうか、著者って、芯のしっかりした、けれど押しが強いばっかりでない女性を書くよなあ。
女性が憧れるような女性像じゃないかしら。それとも、私が憧れてるだけか。笑
作中でも語られていた、「どう振る舞うかではなく、どう扱われるか」で、その人となりが決まるそうだ。
あー、そうなのかも。
そうかもしれん。そういうことを聞くと私は自分と子どもたちの関係性をすぐに想像するのだけど、子どもたちを大事に、大切に扱えば、自然と子どもたちを彼らをとりまく誰かをそのように扱えるのではないかな。
そうなってほしいな。
ますます、普段からの自分の行い、言動に気を配らなきゃな・・・。
作中ではもちろん、男性が女性をどう扱うか、ちゅうところから語られた話です。
女性をレディのように扱える男性というのは、私は生まれてこの方ほぼ見たことがないので(笑)、まったく想像できひん。
そしてこういう世界観に憧れるというのは、紳士な男性に巡り合いたいという憧れなのかしらね・・・。
そりゃあ、確かに、四十もすぎてそんなことを考えてたら痛いかもしれへんな・・・(笑)。
いやいや、私が憧れるのは、紳士が存在しているという世界観で御座いますよ・・・(笑)。
紳士という存在がすでに二次元。笑
今、ブックカバーをとって裏表紙を見たら、「それぞれの過去が明かされるシリーズ第四弾」と、あった。
なるほどー、確かに、そうやったな(読了後に納得)。
相変わらず表紙も装丁もほんまにすてき。
絵も文章もたっぷり楽しめました。
■■■■
■人品
人としての品格。特に、身なり・顔だち・態度などを通して感じられる、その人の品位。
■虫籠窓 (むしこまど)
虫籠窓というのは主に漆喰の塗屋造りと呼ばれる町家建築の二階部分に、縦に格子状に開口部を設けた固定窓のことを指す。
■あみだにかぶる
麦藁帽のような全方向につばのある帽子を、後下がりの格好でかぶること。阿弥陀の後光に喩えた表現。阿弥陀被りにする。
■売立
(2017.03.28)
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過去を解き放ち、今に繋いで。
両親の過去、慧の父親など、核心に迫ってくる。この何ともいえない鹿乃と慧のやり取りが実にコバルトの系統だなと。あと、今更ですがこのシリーズは着物とその小物もおしゃれだけど、食べものも美味しそう。
「星の花をあなたに」鹿乃が謎を解こうとする横で、慧と春野の攻防。叶わなかった想いも、知らなかった方が幸せだったと言わないで。
「稲妻と金平糖」母・千鶴と父・慶介の話を、喫茶店のマスター・満寿から聴く鹿乃。記憶にない両親のこと、記憶のある良鷹への遠慮。覚えていなくても、覚えていることもある。千鶴と慶介のデコボコ感もかわいい。
「神無月のマイ・フェア・レディ」文化祭の様子もそこそこに、今回の謎は慧の父親に関わることらしく。祇王の話とピグマリオンの話。田村先生と慧の事情。自覚する鹿乃の戸惑いと不安。そこに春野がとうとう宣言。春野はずるいなあ(褒めている)
「兎のおつかい」芙二子の母、つまり鹿乃の曽祖母にあたる汐子と、曾祖父の信篤のエピソード。独立したお話かな。
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今回の巻は、鹿乃の両親や曾祖父母の若い頃のお話が入っていて、野々宮家のルーツのようなものを知れたようだった。
また慧の両親の話もあって、心苦しい場面もあったが、鹿乃は知れてよかったんではないかと思った。
これを読んでいると京都に行きたくなる。
この本を片手に、街歩きをしてみたい。
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シリーズ4
桔梗柄の着物のはなし
春野に鹿乃の好きな人は誰ですか?と聞かれる慧
雷の帯のはなし
鹿乃の母と父の馴れ初めのはなし
菊の着物のはなし
慧の父と母のはなし
最後に春野が鹿乃に告白キュンキュンする
兎柄のクシ
芙二子の母汐子と父信篤の出会いのはなし
この話もキュンキュンした
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春野さんーー!!!
なんとなく気づいてはいたけども…。
これからどうなっていくのか楽しみ。
曾祖父と曾祖母のお話きゅんきゅんした。
うさぎは知ってたけど、蛙も月に住んでるのか…。
知らなかった。
早速次巻買ってこよ〜
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下鴨アンティークシリーズ第4弾。
今回は主人公鹿乃とその兄良鷹の両親や曽祖父母の話や、その2人の同居人 慧の親の話。
鹿乃と慧の距離もだんだん近づいて来てるが、ここに来て春野の存在感が大きくなり面白くなって来た。この先春野がどう関わってくるのかが楽しみです!
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クラスメイトに疎まれても囚われないたっぷりした水分に満たされカサつかない鹿乃に惹かれる。鹿乃や慧の両親の話も交えつつ具体的な物語よりおっとりさや料理や柔らかい雰囲気ばかり楽しんでしまう。いつまでも子供でいられないような恋の動きにざわざわした。鹿乃の曾祖父母の話の昔の空気と微笑ましい恋模様が良かった。
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シリーズ4作目
3から間が空いてしまったが、読んで心地よいし、着物のお話は素敵だし、登場人物も少しずつ変化成長してるし、また読みたいと思わせる
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春野さんは悪い人ではないんだろう。
でも怖い。底知れぬ怖さがある。
読者からは嫌われてしまいそうなキャラクター。
作者の狙い通りなのかもしれない。
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・星の花をあなたに
体が弱いお嬢様と庭師の秘めた恋。
・稲妻と金平糖
鹿乃の両親の馴れ初め。
もう少し読みたかったなあ。
またどこかで続きのエピソード出てくるのだろうか。
ツンデレは野々宮家の女の芸風?なのか?
でも、鹿乃はそんなことないなあ。
・神無月のマイ・フェア・レディ
慧ちゃんの生い立ちメインの話。
そして春野がついに鹿乃に告白してきたー!
この恋模様の行方も気になる。
春野恐い。
・兎のおつかい
鹿乃の曾祖父母のエピソードが唐突に。
お見合い結婚で素直になれないパターンさすがに多すぎでは……。
この話で2組のカップルの話が交錯している構造はいいけど、芙二子さんたちも似たような感じだったし……。
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シリーズ第4弾。
「星の花をあなたに」「稲妻と金平糖」「神無月のマイ・フェア・レディ」
「兎のおつかい」の4作品。
いつものごとく、着物に込められた想いの大きさと、
その解決方法に心がざわめきます。
今作は鹿乃の曾祖父母や両親のなれそめ、そして洋館が建てられた
いきさつなんかもわかって、色々な過去が埋まっていく感じで
楽しいやら、慧やアンソニーの事で不安やらで心が忙しい。
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シリーズ第四弾。
今回は、鹿乃の両親の話や、慧の過去が明らかになる話が収録。
慧を想う鹿乃ですが、少年時代のキツイ経験があるだけに、慧の自己否定感はかなり根深いものがありそうです。
そんな二人に揺さぶりをかけてくる春野君がついに動いて・・。どうする、どうなる!というところで本篇は次巻に続く感じです。
第四話「兎のおつかい」は、鹿乃の曾祖父母の素敵なエピソード話で、ホッと一息。