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「2月と大樹のとろとろ角煮」
顔を見なくなった常連さんは。
毎日見ていた人を、ある日突然ぱったりと姿を見なくなると何かあったのでは無いかと気になってしまうだけで無く心配するのは当たり前の事だよな。
「4月の花見にさくら寿司」
お嬢様として育てられた人生。
彼女から見たら自分の家庭よりも、一人で自立し暮らしている友人が自由で羨ましく思ったのかもしれないが現実的に考えると父親の言葉は正しく感じたな。
「5月病にはメンチカツ」
誰も知らない出来事の真相は。
生きている内に話を聞いていたら何かしら違ったのだろうが、亡くなった後にも自分達以外の心に生きていると知れた事は嬉しいだろうな。
「8月花火と氷いちご」
縁日の日に消えた娘を探して。
引っ越してきたばかりの街で馴染みが無いとはいえ、あの年頃でお祭りがあると知ったら誰だって行きたくなるのは無理もないだろうな。
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前作に負けず劣らず美味しそうなごはんとそれを取り巻く人の温かさ
今回はハラハラはなく終始ほのぼの読めました
角煮とメンチカツがめちゃくちゃ食べたくなりました
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小料理屋さんのお話シリーズ 2作目。
ほのぼのしつつも、ちょっとしたトラブルもあるけど、やっぱり料理が読んでてもおいしそうです。
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☆4
第2弾
今作もとっても美味しそうなお料理がたくさん出て来ました❁⃘*.角煮にメンチカツ…小腹が空き始めた寝る前に読むと、お腹が鳴ってしまいそうです!
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★月日は駆け足のごとく過ぎ、決して戻りはしないからこそ。自分のそばにいてくれる、気兼ねのない相手とこうして過ごすひとときは、大事にしていきたいと思うのだった。
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’’伝統’’は続いている感じが何ともいえない雰囲気で良いなと思った。「○○の味」みたいなものを経験してみたい。それとは逆に、時は続いているけど決して戻らない、今が特別という上の言葉にとても共感。
コロナ禍だったからこそ共感できる部分もあったのかなと。
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ゆきうさぎのお品書き
8月花火と氷いちご
小湊悠貴
ゆきうさぎのお品書きシリーズ②
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☆序章 夏のはじめの店開き
大樹は納豆が苦手。納豆オムレツは美味しいし簡単なので時々作る。揚げナス肉味噌炒めも美味しそう。
☆第1話 2月と大樹のとろとろ角煮
先代おかみのおばあちゃんに教えて貰えなかった角煮のレシピ。実はおばあちゃんは大樹のお嫁さんに教えたいと思ってたというのを、碧はどう思って聞いてるのか...
先代と変わらない味で引き継いで行けるって言うのは、常連さんにとってもこんな嬉しいことはない。
☆第2話 4月の花見にさくら寿司
ケーキみたいなちらし寿司やカラフル手毬寿司も気になるところだけど、ただ焼いて塩コショウしただけの鶏皮が食べたい私は、これを読んで美味しそうと思うのがつまみ系ばかりと気付く。
碧の同級生のことみは、何不自由なく過ごしてるようだけど、こういう子の方が自分にも何か出来るって自信を持つためにも外に出たい!って思うんじゃないかなと思う。みんな学生でバイトなんて偉いなぁとしか思えない。
☆第3話 5月病にはメンチカツ
これはここまでで1番グッと来てしまった。もう冒頭で碧の亡くなったお母さんが出てきて、お店には先代おかみのおばあちゃんがいるんだもの。
辛い思いをしてる生徒にこんな寄り添ってくれる先生は素敵だなと思う。そしてこの子も、親に言わず自分だけで頑張ろうとしてて、無理しないで~って思ったけど、ちゃんと話を聞いてくれる相手(碧なのかゆきうさぎなのか)にも出会えてホッとした。
メンチカツより親子丼派。
☆第4話 8月花火と氷いちご
かき氷ってほとんど食べないけど、暑い夏には文字だけでも涼しくなれる。果肉残したとろみのある苺シロップって、そのままでも食べたいわ!というか私は紅茶に溶かして飲みたい(今寒いからか)。
神社の孫娘の朋夏ちゃんがめちゃくちゃしっかりした良い子だったけど、このくらいの年の子ってもっと外に出て遊びたいだろうし、我慢してるんだろうなって思うと、親との約束守れない気もするけど、これから周囲を覚えて帰って来れるようになるって思って、私の中で勝手に解決。
もうね、武蔵は猫又だよきっと。
☆終章 夏の終わりの店仕舞い
8月の店仕舞いの後は手持ち花火とかき氷でした。この大樹と碧の互いのこと想ってる感じがいいね。
2022/12/02 読了(図書館)
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このシリーズ大好きーー!2巻にしてどハマりなう
大樹くんの包容力にドキドキです←
出てくる料理も美味しそうでさらにドキドキ。
角煮レシピを再現する日は来るのか!?
メンチカツも美味しそー
七海ちゃんも気になるー
来年もまたいてくれるんだなってホッとしてる大樹さんに胸きゅん。
また他の巻も借りてきますー!
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美味しいご飯とそれを取り巻く人たちの日常がささやかな事件とともに描かれている。今回は若くして亡くなった碧の母のエピソードも描かれて切なくもあったが前向きに頑張ってる碧を応援したい。続編がたくさんあるので今後も楽しみです。
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春から夏の間の話。
・2月はとろとろ角煮で先代の味を追い求め
・4月は碧の仲良し友人らが行き違いに
・5月は碧の母の教え子との再会
・8月は大樹の知り合いの雅晴と娘が来店
ほのぼのした日常と思い出とこれからと。
なんだか大樹たちの日々を覗き見ている気にもなるが。
日々不変の積み重ねだけれど、
そうして変化していったものが良い方向に変わっていきますように。
碧、よく食べるな。
羨ましい。
そして大樹との仲が気になるところだが、まだスタートラインについてなさそうだ。
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シリーズ第二弾。
小料理屋〈ゆきうさぎ〉を舞台にしたハートウォーミングストーリー。連作四話+序章&終章が収録されております。
今回もほっこり安心の読み心地でした。
何故か大樹にレシピが教えられなかった、先代女将秘伝の豚の角煮から、ギクシャクしてしてしまった友人との仲直りの手まり寿司、思い出のメンチカツ、そして〈ゆきうさぎ〉夏の新メニュー・日替わりかき氷・・等々。
美味しいメニューの数々と、〈ゆきうさぎ〉を巡る人々の心温まるドラマに癒されます。
とろとろの角煮も美味しそうだし、個人的には揚げたてサクサクのメンチカツに魅かれましたね。
で、このメンチカツのエピソードが第三話「5月病にはメンチカツ」でして、碧の亡くなった母で教師をしていた知弥子さんと彼女の教え子・七海さんの素敵なストーリーにグッときました。
そして、皆を〈ゆきうさぎ〉に導いてくれる、野良猫の武蔵&虎次郎(ムサシとコジロー・・巌〇島ではないですがww)が、いい仕事してくれております。
第三話で七海さんを〈ゆきうさぎ〉に連れてきたり、第四話(表題作)「8月花火と氷いちご」でも迷子になった朋夏ちゃんを見つけて教えてくれるなど、ナイスサポートの猫たち・・てか、君らは何者?神様ですか?と、あまりの賢さに不思議な存在に思えてきました。
ラストは大樹の家で、若者たちが皆でワチャワチャ楽しそうに花火をしていて、仲よき事は美しき哉・・と平和な気持ちになった次第です。
このシリーズの登場人物は皆あまりクセがなくて、悪く言えば“キャラが薄い”のですが(猫の武蔵が一番キャラが立っているかも?)、シリーズが進んでいくうちに深みが出てくるかも・・と期待しております。
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ゆきうさぎシリーズ 2作目!
今回も温かい気持ちになるとても良い作品でした☺️
お品書きの“氷いちご” のように甘酸っぱい夏の余韻が残る素敵な作品です。
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ことみの羨む気持ち分かる。
私はお嬢様ではないけど、人生経験が乏しいゆえに簡単に他人を羨んでしまう気持ちが常にある。
それを悪気なく口にしてしまう気持ちも分かる。
自分に無いものは良く見えるんだよね。
愚痴を言わない人なら、尚更良い所しか見えないから、つい「いいなあ」なんて軽々しく言ってしまう。
目の前のこの人も、華々しい出来事だけじゃないんだ、ってこと、忘れがち。