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紙の本
見巧者になるのは難しい
2017/03/18 17:16
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木曽の仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
見巧者(みごうしゃ、と読みます)という言葉、ご存じでしょうか。特に芝居などの見所をよく知る人のことです。役者の側から言えば大変怖い、大向こうをうならせる、などという言い方もありますが、うなるのが見巧者というわけです。
さてラグビーです。これはなかなか見ていても分かりません。小生文弱の徒ゆえあんな過激なスポーツしたらあっさり病院行きですね。墓場かもしれん。でも好きなんです。新日鐵釜石(鉄は鐵と書くのです)の日本選手権七連覇も見たし、その前には生で近鉄花園ラグビー場まで見に行った。懐かしいです、プロップの洞口さんとかロックの瀬川さんとか、みんな現場で働きながら雪のグランドで鍛えていたんですよねえ。懐旧談は止めます。
ラグビーを見るのは難しいです。テレビ中継ではどうしてもボールの争奪にズームインしがち、展開すれば引きの絵になってもグランド全体の動きまでは映りません。いえ映っていても分からないことは山ほどあります。レフリーがオフサイド!と笛を吹くのはもう藪の中、なんで、どーして、おせえて、教えて・・・とテレビの前で叫んでおります。
その悩みにそれはね、とやさしく教えてくれる先生がとうとう登場しました。ラグビーの試合の中で見ている人が疑問に感じるであろう局面を丁寧かつわかりやすく、さらにこの競技の歴史にまで立ち戻って解説して下さっております。小生すでにラグビー観戦歴四十年といっていいと思いますが、そうか、と膝を打つこと多々、何となく観戦しておられた諸兄姉、是非ともご一読下さい。ご注意申しますが、これからラグビーを見ようという方にはお勧めしません。しばらくわけが分からずご覧になってなんでどーして、という疑問が生じてからお読みになるとよろしいと存じます、と見巧者みたいな偉そうな感想になりました。申し訳ござりませぬ。
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