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滝君のストーリーはなかなか印象的だったかも。そうだよね。異性の体に意識だけはいったらそうなるかも。笑そして、そうやってあのバス停のカフェはできたんだ。納得。
お父さんのストーリーは、なんだかわかるようなわからないような。あ、お父さんの気持ちが、でも、どれもよかったです。また、映画を見たくなりました。
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約10年ぶりくらいにラノベを買ったかもしれない。
本編とは違う視点から描かれる話。脇キャラの心情を丁寧に描いている。
しかし初期プロットの部分から書かれたせいか、本編とは若干の矛盾が生じている。その辺はおおらかに流して読む。
多少の違和感はあるものの、更に一歩踏み込んで作品を知りたい人ならば必読。
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映画が素晴らしかったので、内容理解を深めるために小説と一緒に購入。
てっしー視点での「スクラップ・アンド・ビルド」と、俊樹(親父)視点での「あなたが結んだもの」が素晴らしい。
どう考えても荒唐無稽な三葉(中身瀧)の隕石衝突の話を、なぜてっしーが信じたのかがわかる。三葉への片想いもあるけど、三葉(中身瀧)の行動、糸守への理解が信頼感を醸成していたんだなと。あと、田舎出身の評者からすると、てっしーの愛憎入り混じった自分の故郷への思いに共感した。きらいなところもいっぱいあるけど、でも好きなところもあって、どうしようもない感じ。
親父の方は、単純に「二葉すごい」に尽きる。ただ、現代の合理主義を内部化した俊樹が、二葉を地元に閉じ込めた(と思っている)田舎の因習を打破するために、前時代的な選挙活動に身を沈めていく様子は少し滑稽な感じもした。おまえそれおまえが嫌ってる田舎そのものじゃないか、みたいな。それに、糸守にとどまり続けた二葉はほんとに不幸だったのかなぁ、とも思う。そりゃままならないこともあっただろうけど、勝手に不幸な人生だったと思いこんでるんじゃないのかなぁ、とか。最後の避難指示を出した流れは理解できた。これ読まないとわかんないんじゃないかなぁ。
最後に一つ、三葉視点の語りがほしかった。三葉が瀧を好きになるまでの心の動きが知りたかったなぁ。
映画、小説を補完する一冊。映画に感動したら読んで損はない。
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映画ではサブキャラクターのテッシーや四葉、そして三葉父の視点で描かれる「君の名は。」である。あと、おっぱい。
テッシーの章は映画でもイケメンだったテッシーの糸守に対する愛憎混じりの気持ちと、それでもこの土地から逃げられないのなら、この土地を変えるしかないという覚悟のお話。テッシー本当男前である。
四葉の章はやや大人びた妹の、小学生から見てもおかしい、奇行に走る姉の観察と勘違いのお話。大丈夫。姉は単身赴任してきた大人と不倫はしてない。何だかんだ姉を助けようとする四葉かわいい。途中挟まる口噛み酒の話では彼女も宮水の女であることを思い出させる。
そして三葉の父の章だが、映画では語られなかった父俊樹と母二葉の話である。この話を知っているのと知らないのとでは、映画本編の三葉父の印象もまるで変わってくるのではなかろうか。彼が宮水を嫌う理由。そして、町長という立場にこだわる理由なんかが見えてくると思う。結局二葉の言う通りになったとすれば、二葉が神様扱いされるのも納得がいくか。結(むすび)とはここまでのものかと、俊樹でなくとも畏怖の念を覚えることだと思う。
あと、第1章にあたる三葉(中身瀧君)の話であるが、おっぱいである。以上。
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映画を見た後に読んだのですが、映画並みの感動、また作者の技術に感心しました。
映画を見た後に読むのがとてもおすすめです。
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文体がライトノベルっぽくて、1話とかは完全にヲタ向け微エロラノベみたいでした。笑
4話のお父さん編がおすすめです。割れる彗星を眺めながらの回想がよかったなあ。
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特に宮水俊樹を描いた第4話は、必読。
内容が鋭く補完され、これ単体で、映画になりそう。
本編に並ぶくらい面白い。
他の話は、まあ、ライトノベル的な感じね。
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映画未視聴、小説本編既読。三葉のまわりの人たちを描いた外伝。おっぱいな話(三葉in瀧)だったり、テッシーや四葉・宮水父視点の話だったり。宮水の女のすごさがわかった気がする。口噛み酒を飲んだ四葉と古えの宮水の娘のムスビ。現在の父が「そこ」にいる意味。あるべきように…そう考えると、二葉には見えていたのかな。
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なんだこれは…映画が俯瞰であるとしたらこれ主観。首軸となっていた自分の周りがなにを考えどう行動していたのか…映画では2つの糸が絡まり溶け合う姿が見れたがこれはそれを組紐として完成させるに必要な糸であると言えよう。
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映画の補完番外編。瀧、テッシー、四葉、宮水父のそれぞれの視点で4話収録。映画では入れ替わりの日常部分はダイジェスト気味で、入れ替わりモノ好きとしては消化不良だったので、そこのところ掘り下げてくれててすっきりした。瀧in三葉の方も読んでみたいです^^ でも、一番印象深かったのは宮水父の4話だったな。
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君の名のアナザーストーリー。
これを読むことでより映画が楽しくなる!!
なるほどなるほど・・・・
と思いながら一気読み。
欲を言えばもっともっと瀧の周りのアナザーストーリーも読みたかった。
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記憶をうめるもの。
記憶をつなぐもの。
今、ここにいる意味。
ここで生きる意味。
ここで生かされる意味。
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本編(映画・小説)鑑賞前提で★5。
瀧、テッシー、四葉、三葉の父(俊樹)、それぞれの視点でのストーリー。
特に俊樹編が珠玉で、本編ではほとんど語られなかった、三葉と四葉の母「二葉」との出会いから別れまでが詳しく描かれている。
というか、本書を読まないと、なぜ俊樹があそこまでかたくなに「宮水の家(血筋)」を拒むのかが、良く分からないだろう。
また、三葉と同じく宮水の血を引く四葉の入れ替わり体験もあり、これも必読。
二葉が俊樹と始めて出会った時に「なぜか、結婚するような気がした」のは、三葉と瀧のように、二葉もまた、過去に俊樹と入れ替わり体験をしたからではないだろうか。
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映画は2回観ましたが、小説版(本編もAnother Sideも)は買うつもりはありませんでした。が、新海ファン友(というか私を新海ファンにさせた張本人)が「絶対読め!」と薦めるので、本書を購入。はい、確かにとてもよかったです。
完全にサイドストーリーな短編集なので、本書は映画視聴済みの方向けです。1章はニヤニヤし、2章もニヤニヤし、3章は妹カワイイですが、個人的には4章がオススメです。映画を観てて三葉のお父さんが嫌いだったんですが、これを読んで少し好きになれた気がします。
短編集としてもおもしろく、映画の補完的な意味合いでも非常に興味深いお話でした。
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まずどうしても気になるのは、このストーリーは新海監督の原案にあったものなのか?ということ。
もしも後付けでの執筆なら、あまりにも、あまりにも良くできている。
小説版君の名は。は、ほぼ映画のストーリーとイコールな内容であり、いくつかの大きな疑問点を解消するようなものではありませんでしたが、本書はまさにそこについて描かれており、しかもエンターテイメントに徹していた映像では表現されなかった、登場人物たちのどちらかというと悩ましい心情を、すごく丁寧に、細やかに伝えてくれます。
序盤はだいぶコミカルな内容で、「あー、若いひと向けかなー」と思って読み進めていたら、第四話でやられます。
終盤の展開ははまさに糸と糸とが一本の紐に縒りあっていくようでした。鳥肌全開。
映画を観て「なにあの父親かんじ悪」と思ったひとには是が非でも勧めたい一冊です。というかシネマショップで売った方がいいです。