紙の本
面白くない
2016/11/14 10:26
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投稿者:nyagonyago - この投稿者のレビュー一覧を見る
稲葉氏の小説はみな読んでいるがこれは失敗作の一つ。他とは違うテイストのものにチャレンジしたが失敗、というところ。だらだらと退屈な場面が続くばかり。適当に盛り上がりのあるある軽い読み流しのできる時代小説が向いているのでそちらで頑張ってほしい。
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シリーズ第一弾
かなり特殊な藩喜連川藩の中間管理職天野一角の活躍?
名君が故、問題もある主君に仕え、色々な事件を通して経験を!
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喜連川藩が、実際にあった藩とは思わなかった。
現在の栃木県さくら市喜連川地区に実在した藩で、本で、記されたように石高5000石しかない藩であった。
足利尊氏の次男が、祖になっているので特別扱いで、御所様・公方様と、呼ばれており、他の石高の高い大名よりも、別格扱いであった。
しかし、やはり、小さな土地でさえ、君臨するには、石高が、少なすぎる。
名君に使える家臣は、飢饉で、不満の村人たちに、主君からの使命の1万両を借金をどのようのにして獲得するか?
天野一角が、投獄されても、自分の案をさしだしたものは、、、
経済、政治で、改革をしていかねばならない小藩でありながら、名門の地位に居る名君の無理難題をどう切り抜けていくかが、現在の社会にも通じるものがあった。
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時代小説というフォーマットを借りた
中間管理職が主人公のサラリーマン小説。
上からは無理難題を押し付けられ、
下からは突き上げられ、という
中間管理職の悲哀が何とも言えない。
喜連川藩という舞台設定が特殊で
そこが通り一遍の時代小説とはまた一味違っていて
なかなか面白い。
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何もかも異例づくしの小国、喜連川藩。
飢饉に喘ぎ、江戸に出向き大藩に借金を申し込む。
さて、借りられるか? がテーマ。
が、トラブル、事件、が次々起きて物語はどんどん膨らんでいく。
これがページをめくらせる。
池井戸潤の時代小説版の趣き。
読後の爽快感も合わせて、痛快な時代小説だ。
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面白かった
設定が物語の世界を決める
喜連川こそ時代小説の舞台でも異彩を放つ設定だな
どこか浮世離れした流れも好ましく読める
(新田岩松家の話もステキだ!)
さて、5000石にして10万石扱いの大名(小名)
喜連川家に起きる切なく小さな物語
でも、渦中の者にはえらいこっちゃという中学生の
悩みの用なストーリーです
設定だけじゃなく筆が立つ作者と見た!