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前作と同様、テクノロジーの変化の方向性を示した本。
前回のように多様性とか、抽象的なコトバでの表現ではなく、cognifying, flowingといった言葉を使いつつ、具体的には、AI、クラウド・オープン化など、各章がテクノロジートレンドを説明した内容になっている。
(少なくとも3章までは)
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WIREDの創刊者、編集長を務め、アメリカのインターネット分野では著名なケヴィン・ケリー氏が描いた、デジタル・テクノロジーの未来予測。
原題「The Inevitable(=不可避)」とはテクノロジーが持つ本質的な、不可避な変化を指していて、この不可避な変化の「慣性」が次の30年を指し示すだろうという趣旨で、12の分野に分けて未来予測をしているもの。
中身は、最新のサービス事例なんかを取り上げつつ、その傾向を考察し、そこから将来の暮らしを想像してみる、というもの。
多少予備知識がないと読みづらいとは思うけど、総じて楽しく読ませていただきました。
(懐かしのセカンドライフが出てきて、ポジティブに捉えられていたくだりはなんだか意外でした)
しかし、テクノロジーの本を読むってコト自体に「なんだかなぁ」って思う瞬間があります。
特にこの本は、本がデジタル化され、「ユニバーサル図書館」に収容され、リンクが貼られ…なんて夢を語っているのに、読者は400ページのテキストを淡々と読み続けるしかないという。。
文中の引用「未来はすでにここにある。まだ均等に分配されていないだけだ」という文を見ながら、どうにも腑に落ちない感覚を味わっておりました。
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タイトルからして、インターネットの次の技術を占うものかと誤解していたが、今後の社会変革を招くテクノロジーのトレンドが述べられており、非常に想像力を拡げてくれる。12の"~ing"が出て来るが、最も面白く感じたのは"Questioning"。あと、これだけ多くの情報が"Flowing"している中、"Filtering"は不可欠な技術。どの章も旨くまとまっているし、このように違う章同士の関連も考えると凄く面白くなる。
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50年先のテクノロジーメガトレンドはどこへ向かうのか。本書にある12のキーワードはヒントを教えてくれるが、具体的なサービスレベルまで落とし込んだイノベーションがどんなものなのか?本当にイノベーションは生まれるのか?までは教えてくれない。
一般論として、顧客とは自分が何を欲しいのかを本質的には分かっておらず、また聞くことも意味をなさないことを当時のsteve jobsのiphoneの発表から思い出す。本書にでてくるキーワードのひとつ、”パーソナライゼーション”に関しては、自分の中で特にこれまで刺さる製品やサービスに出会ったことがなく、この分野に関しては、iphoneを超えるイノベーションが生まれるのか興味深い。
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WIREDの編集長だったケヴィン・ケリーさんのテクノロジーの見立て本。非常に共感できる部分と、詩的過ぎて正直読んでいられない部分と、とても評価しづらい書籍です(笑)
思ったのはインターネットの最先端を走っている方々はそんなに見ている未来は変わらないし、ケヴィンさんによる予見を参考にするよりも、自らの感性に従っていく形でそんなに間違っていないのかなという自信が大切かなということ。まだまだテクノロジーは楽しくなるし、やることはたくさんw(2016.10中旬ごろ読了)
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Webとインターネットに関わる仕事をする身としてはとても示唆に富む内容だった。むかし、コペルで読んだような、ワクワクする身内の姿を想像させてくれる。
部分的には無理があるんじゃないかと思うような論もあるが、概ね、今のテクノロジーの延長線上になにが起きるかをベースにしており、共感しやすい。また、今流行っているテクノロジーを俯瞰する本としてもよい。
インターネットに関わる人には今後なにをするかを考えるにあたっての参考になるし、そうでない人も今のテクノロジーを俯瞰したり、未来の姿を想像する読み物としてもお勧めできると思う。
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未来を12個の動詞で表現。
Becoming cognifying flowing screening accessing sharing filtering remixing interacting tracking questioning beginning
なる、認知、フロー、アクセス、シェア共有、フィルタ、リミックス、インタラクティブ相互作用、トラッキング追跡、質問課題、始まり始まる。
今は未来へのターニングポイント。
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今後30年で、形のある自動車や靴といったものは、手に触れることのできない動詞へと変化していく、
人間の歴史の中で、何かを始めるのに今ほど最高の時は無い。今こそが、未来の人々が振り返って、あの頃に行き、戻れれば!と言う時なのだ。まだ遅くは無い。
今後数年でロボット運転の車やトラックが当たり前になりロボットを使った手術が日常的に行われるようになる。誰もがパーソナルロボットを使えるようになる、ロボットや麻疹と一緒に働くプロセスを最適化できたものが成功をつかむ。
インターネットを自動車、2025年までには、高級な自動運転車のネット接続速度は家庭のそれを上回る。
スマートフォンアプリ、vine、動画、
最高にかっこいいものはまだ発明されて以来、人間の歴史の中で、これ程始めるのに最高の時はない店
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読み応えたっぷりの本。多くの人が漠然と不案を感じている未来を、ジャーナリストが描いた。当たらずも遠からずではなく、かなりの確率で当たりそうな予感。映画バックトゥザフューチャーのように20年、30年後の答え合わせが楽しみ。
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今、次々と現実となる未来を端的に(それにしては分厚いが・・・)著した一冊。
インターネットが発達したことによってもたらされる新しい技術、AI、IoTなど現在のバズワードもちりばめて説明されている。そして、それは未来に続き、成長し続けている。
本書は、以下の12章から成り立っている。
1.BECOMING、2.COGNIFYING
3.FLOWING、4.SCREENING
5.ACCESSING、6.SHARING
7.FILTERING、8.REMIXING
9.INTERACTING、10.TRACKING
11.QUESTIONING、12.BEGINNING
特徴的なのは、今なお起こりつつある未来と言うことですべて-ING、進行形となっていることである。
ただ内容が少しマニアックで、ワイアード誌を好んで読む人たちがターゲットに感じられた。要は、あまり一般受けする内容ではない気がした。
読むためには、最新のテクノロジー情勢を前提としている部分が多々あると思われる。
読まれる方は覚悟して読んだ方がいいでしょう。
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とても興味深いテーマの1冊です。現代の生活に欠かせないインターネットという情報媒体。これが近い将来フロッピーディスクのようにもう過去のものとなってしまうのか!必見です。あのWIREDの創刊編集長が執筆した本なのでクオリティは折り紙付きです。
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ページ数多いうえに1ページにしめる文字数が多すぎて、読み切るのにかなり時間がかかってしまった。どこかに書いてあったような気がするけど、著者はページ数の多い本が好きらしい。
正直、タイトルからしてインターネットの次にくる具体的なものが書かれていると思ったのだけど、書いてあるのはどういう振る舞いをするものが注目されるかということだけで、そんなに具体的だとは思わなかった。長々と書いてあったけど、訳者のあとがきだけ見れば、それなりに分かるような気がする。うまくまとめてくれて本当によかった。
とにかく、人工知能やARやIoTなど、最近よくいわれることが次にくるということなんじゃないかと思う。
気になったのは、バクスターというロボットぐらい。ロボットのおかげで製造業が復活するかもしれないとのことだ。プログラミングは不要らしいけど、ロボットに教えることができる人材は必要だと思うけど。
後、これからはうまく質問できる能力が求められるというのはなるほどと思った。コンピュータがちゃんとした答えを返してくれる質問ができるようにならないといけないだろうし、自分も質問力を向上したい。
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難解な部分もあったが、非常に面白い内容でした。
やはり技術は哲学であり、未来は技術の総合であるもの
だと思います。
人工知能・仮想現実、拡張現実、ロボット、ブロックチェーン、
Iot、シンギャラリティーそれぞれの技術には哲学・
思想があり、社会性があって、それらが未来へ収斂し
発散していくものだと思います。
”シャアしていくことは、いまでもやりすぎだと思う人もい
るが、まだ始まったばかりだ。所有からアクセスへのシフト
は、まだほとんど始まってもいない。流れていくこともスト
リーミングも、ぼつぼつと始まりだした程度だ。すでにトラ
ッキングされすぎていると思うかもしれないが、これから数
十年の間に数千倍はトラッキングされるようになるだろう。
こうした機能はいま生まれたばかりの高品質のコグニフ
ァイングによって加速され、やがて現在最もスマートに
見えるものでさえ愚かにみえてしまうだろう。どれもま
だ最終系ではない。こうした移行はなっていくプロセス
の第一歩を踏み出したに過ぎない。つまり始まっていく
のだ。”
”より流れていき、よりシェアし、よりスクリーンで読
み、よりリミックスし、よりフィルタリングし、よりコ
グニファイし、より質問し、よりなっていく。我々は始
まっていくそのとば口にいるのだ。”
1.Becoming
2.Cognifing
3.Flowing
4.Screening
5.Accessing
6.Sharing
7.Filtering
8.Remixing
9.Interacting
10.Tracking
11.Questioning
12.Beginning
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テクノロジーがもたらす未来とは?というテーマに対する全12章の緻密な考察。抽象的な話も実際のサービスや技術をベースにして展開されるので取っつきやすい。コピーできない生成的な価値、スクリーン、所有→アクセスといった辺りが身近なこともあって印象に残った。やはり肝はクラウドなのかな。
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インターネットの次に来る具体的なものが書かれているかと思ったが、どちらかと言うと概念的なものが多かった。
が、この概念こそが今後大切になるものであることも理解できだと思った。