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テクノロジーがもたらす未来とは?というテーマに対する全12章の緻密な考察。抽象的な話も実際のサービスや技術をベースにして展開されるので取っつきやすい。コピーできない生成的な価値、スクリーン、所有→アクセスといった辺りが身近なこともあって印象に残った。やはり肝はクラウドなのかな。
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インターネットの次に来る具体的なものが書かれているかと思ったが、どちらかと言うと概念的なものが多かった。
が、この概念こそが今後大切になるものであることも理解できだと思った。
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ネット時代が引き起こした様々な変化、我々にとっては革命的変化であるが、まだまだ始まりにすぎず、これからのさらなる変化を動詞+ingでうまく表現している。
「BECOMING」どんどん新しいものになっていく。「COGNIFYING」AIなどの認知・学習。「FLOWING」何でもコピーされ無料になって共有される。「SCREENING」社会はスクリーンだらけになる。「ACCESSING」 所有権からアクセス権へ。「SHARING」シェアしてコラボする。しかもボランタリー。「FILTERING」選択肢が無数の時代、選択してあげることが価値。「REMIXING」組み合わせが容易になり、新しいものが生まれる。「INTERACTING」 VRなど。双方向でないものは故障とみなされる。「TRACKING」買い物、移動、健康情報など、なんでもトラッキングされる。する方・される方の双方にメリットはあるか。「QUESTIONING」質問すること、課題を構築することが重要。「BEGINNING」今が何かの始まりのとき。数年後にあの時代は良かった、まさに始まる時期だったと思うだろう。
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すべての世界は進み続ける。これからの世界はどうなるか、それらに対するアプローチ方法が説明されている。読み応えのある内容。
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認識する、シェアする、リミックスする、など個人のサービス需要形態の形でまとめられている。それぞれに深い技術的な紹介と考察があり、読み応えがある。
終盤の、質問に関する記述がとても心を打つ。並行して読んでいたケリーマクニゴル氏の著書に挙げられていた「自分の能力を見せるためだけの質問」とはまったく反対の、素晴らしいものだ。
トラッキングやフィルタリングなど暗い気持ちにもなるが、明るい希望も随所に感じた。無理矢理ひねり出した記述でなく実現することを祈る。
技術面では、私がまだまだ知らないことが多く、勉強になると同時に、その不足も痛感した。
丁装がとても美しい。
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年末年始の長い休みに何を読もうかと、有楽町の三省堂をぶらついていたら若いビジネスマンが、同僚にこの本をすすめていました。
内容は、今後30年間で、どのような製品やサービスが生まれるか、12項目書かれています。
自分の仕事が将来AI(人工知能)にとってかわられる、というテーマが盛んに語られています。
この本の中に「残る仕事は人間がやりたい仕事」という一文がありました。同感です。
私の仕事は、将来、AIにとってかわられます。
現在も、社長がやりたい仕事ではないので、私が代行しているわけです。
言い換えると、まだAIが完成していないから、私が代行しているわけです。
ということは、AIが私の仕事をやってくれるのならば、私はやりたい仕事ができる、ということ…。
楽観的すぎますか?
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インターネット黎明期を振り返りつつ、これからの未来を予測している本。当時はあり得ないと思われていたことが今や当たり前になっていて、AIを始めとする様々な技術が生まれている今こそが最大のチャンスだと訴えている。
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コグニファイとフローイング、アクセッシングがよかった。ちょっと冗長だった部分が気になる。翻訳上しょうがないのかもしれない。
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名詞は動詞になっていく。情報はコピーされ、アンバンドルされ、リミックスされたがる。個々の動きは占えなくても全体としてみると明らかに不可避の流れがあり、人類は総体として新しい性質を身につける。だいぶ冗長だった
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「インターネットの次に来るもの」読了。自分が生きている間に、ITの進化をどこまで見ることができるだろうか。千年前の日本は平安時代。この間の科学技術の進歩は著しいが、次の千年はもっとすごいだろう。でも、人間のなかみ、ソフトの部分ですけど、は、そんなに変わってないように思う。千年で変わってないんだから、次の千年も大して変わらんかも。
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これから進むであろう技術革新について、12の視点で書かれている。
個人的にはTRACKINGが一番気になる。
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◇cognifying
AIと人間のチーム化 「ケンタウロス化」 チェスの名人がケンタウロス化して戦う新たな知能…
◇flowing
・マクルーハンいわく 新しいメディアの初期の形はそれが代替した古いメディアを模倣する。
PCの場合、デスクトップ、フォルダ。
・コピーが超潤沢にあるときそれは無価値になる。コピーできないものは希少化して価値が生まれる。
コピーできないものは何か? 例えば信用。ブランディングってそれだよね。
・無料よりよい8つの生成的なもの。
即時性、パーソナライズ、解釈(ソフトは無料ですがマニュアルは1万ドルです)、信頼性、アクセウ可能性、実態化、支援者、発見可能性
◇accessing
・uberは車を一台も持っていない、FBはコンテンツを一つも作っていない、KUは本を所有していない。つまり所有ではなくaccessであると。
・所有権の購入からaccess権のサブスクリプションへ。
◇sharing
・ブラックダックオープンハブ、
・99デザインズ、トップコーダー、スレッドレス、コンテストの代行
◇filtering
・ハーバートサイモン「情報の潤沢さは何か他のものの欠乏を意味する」情報の潤沢さはアテンションの貧困を生み出すのだ。
・IMF 2002年白書、コモディティの価格は過去140年にわたって毎年1%下がる傾向にある。
・全てがゼロに向かう中で唯一コストが増加しているのは人間の経験。これはコピーできない。それ以外のものは全てコモディティ化しfilterをかけられるようになる。
◇Tracking
ドイツのウドバヒター、デジタルコンパス腰のベルトに北を振動させ、1週間もしないうちに北を知覚。合成された知覚。
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テクノロジーがもたらす終わらない不満足
プロトピア(ある状態になっていくこと)
シンギュラリティ(技術的特異点)
イコールそこから先は未知の領域が広がる境界を指す言葉
グローバル経済全体がアトム(物質)から手に入れられないビットへ移行している
これから30年の間に生まれる最も重要な文化的作品や最も強力なメディアは、最もリミックスされたもの
日常生活のゲーム化
インタラクションでないものは壊れていると思うようになる
虚栄がプライバシーを凌駕
かつて不可能だと思ったことが毎日のように可能になっていく
YouTube、ウィキペディア、グーグルマップ、、
質問する力
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少し先の未来を観る眼が養われる感覚に没入できる現代の必読書。ってくらい面白かった。
未来について。
我々がどう思おうとも世界はBECOMING。不可避的にそうなっていく。
あらゆるパターンはAIや機械学習によってCOGNIFYING。認知化され我々はどんどん賢くなり、
あらゆる情報はデジタル化されコピーが可能になりFLOWING。我々を流れていく。
私たちはそれら総てをSCREENING、画面で見ていくことになり、
欲しいときに欲しいモノへいつでもACCESSING。アクセスするようになる。
近代に支配された所有するという概念よりもSHARING。分け与えるほうが物理的にも地球環境的にもそして人間的にもメリットがあり、
未知の好みはそれぞれの個性でFILTERING。不要なものをフィルタしパーソナライズされ届けられる。
新しい価値はヒップホップばりにREMIXING。すでに存在する資源の組み合わせで再編成され、
感覚とフィジカルはあらゆるレベルでINTERACTING。双方向に影響を与え合い、
我々の行動は監視を望まずともTRACKING。追跡可能なデータに可視化される。
AIの進歩により検索と回答の精度の高まる世の中においてQUESTIONING。人間の問いそのものが非常に重要になる。
そしてそれはまだBEGINNING。 始まったばかりの序章に過ぎないのである。
魅惑的な現在進行形ワードのみのスカしたインデックスをヒップに繋げて文章にしてみるだけでもわくわくの面白い未来のイメージが脳に浮かび上がる。
チャンスはいつでもいくらでも平等にある気がする!
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現実の事象から概念上の整理をした上で今後の展望をまとめる。
この思考こそが人間によるものか。
◯XにAIを掛け合わせる
◯情報量、流通速度、編集
◯インターフェース
◯リアルタイムとオンデマンド、分散化とプラットフォーム
◯シェア自体の価値
◯行動履歴と優先化
◯リミックスによる質問の生成?