投稿元:
レビューを見る
探偵役の”犬”が破天荒に強すぎて全体的にはファンタジーですが、ミステリーとしては面白い。”犬”がどんどん話を進めていくので、ストーリーのテンポがすごく速い。ぐいぐい読めます。
投稿元:
レビューを見る
大倉崇裕による、少しファンタジー入ったユーモアミステリ。舞台は、不動産業界。
探偵役が超人なので、謎解きの過程は粗い。ただし特にホワイダニットの面ではそこそこクオリティが高かった。
不思議なことが起きる物件について調査をしてみると、更に不可解な証言ばかり得られて…と短編にしては結構派手な展開だが、最後にしっかり布石を回収しオチをつけているところがよい。
もう少し、シリーズとしての進展も楽しみたいので、続編も読みたい。
3-
投稿元:
レビューを見る
立ち退き、ごみ屋敷etc、問題物件をOLと
犬のように暴れる謎の人物が解決するお話し。
暴力アリ。問答無用で解決する犬男さん。
スカッとしたり、可愛かったり。
投稿元:
レビューを見る
不動産販売会社に就職したはずが任されたのは前社長遺児で難病に苦しむ青年の世話係。しかし現社長派の陰謀で遺児とともにクレーム対策課へ。動けない遺児の代わりに無事難題をクリアせねば放逐されてしまう。現れたのは怪しげな自称探偵犬頭。非常識な男に振り回されながら案件へ挑む。
投稿元:
レビューを見る
不動産屋に入社した主人公は、難病に苦しむ前社長の遺児の世話係になるも、突然異動を命じられる。そこは現社長が遺児を追い落とそうと画策して新設したクレーム対応専門部署だった。途方に暮れる主人公の前に怪しい探偵が現れて…というのが粗筋。
この紹介文の後には「次々に押し付けられる難題を破天荒に解決するユーモアミステリー」とあるのですが、正にそんな感じです。
主人公の前に現れて力を貸してくれる探偵というのが、超人的と言いますか、作品でははっきりと書かれていませんけど、早い話が神様なんですね。遺児を見守る神様。
なので、開かない扉を無理矢理開けたり、セキュリティーのかかった情報をパソコンから引き出したりなんてことを”気合い”でやってしまいます。
こう書くと「じゃあ、どうミステリーなんだ?」と思われるかもしれませんけど、本作品は主にホワイダニット(Why done it ?)なので、その調べる過程をシンプルにするという意味で神様が強引なんです。
実際、本作品に抑えられているのは五作の短編です。
情報を集める過程がシンプルでテンポ良く描かれるので、進行が早く、とても読み易いです。ライトノベルのような文体の軽さ…とまでは行かないけど、雰囲気としては近いかな。
ですので、あまり小説を読み慣れていない方なんかにはお薦めです。神様の破天荒振りも面白いので、活劇的な読みものが好きな方にもお薦め。
ただ、人によっては「ユーモアも度が過ぎる」と思うかもしれませんので、ミステリを強く求める(?)場合は、控えた方がいいかも。
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
大島不動産販売に入社した若宮恵美子は、前社長の遺児で難病に苦しむ大島雅弘の世話係となるも、突然異動を命じられる。そこは現社長の高丸が、雅弘を追い落とそうと画策して新設した、クレーム対応専門部署だった。途方に暮れる恵美子の前に、探偵を名乗る男、犬頭光太郎が現れて…。次々押しつけられる難題を、破天荒に解決するユーモアミステリーの傑作!
投稿元:
レビューを見る
基本は不動産販売会社で目を付けられた女子社員恵美子がクレーム係に配属になるが、超人的な探偵が現れて彼女を助け解決に導く連作短編集、なのですが、実際は女子社員は難病の社長の遺児の世話がお仕事で、派閥争いから異動、という背景があります。遺児の雅弘のために恵美子は頑張るわけですが今の段階ではこの背景が勿体ないです。私は嫌いではないですが、探偵の犬頭が本当に超人なので問題は瞬く間に真相を明らかにされ、このスピード感を楽しめるかどうかで好みが分かれる気がします。三人の今後が気になるので続編も読んでみます。
投稿元:
レビューを見る
関係者を特定する、居場所を見つける、証言を得るといった事件捜査の難しいポイントを全て特殊能力でクリアしてしまう省エネ探偵の短編集。
ここまで無茶な設定なのに、イマイチその利点を活かしきれていないかな。
投稿元:
レビューを見る
自分にはユーモアが少なく感じました。
もっともっと面白くなると思います。
続編があるみたいですね。
読みたいですね。
投稿元:
レビューを見る
”いぬあたま”さんは何者なんでしょうね。
ミステリーなんですけど、説明が難しいことをすっ飛ばしてくれるので、頭が空っぽで読めます。疲れているときにいいかも。
本格ミステリーが好きな人は「え??説明それで終わり?」となってしまうかもです。