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相変わらず、作者の生活保護制度に対する真摯な、丁寧な態度が伝わってくる作品。そんな中、動機を含めた各キャラの設定もなかなか立ってきて、勉強モノとしてのみならず、物語としての幅が出てきて良い感じです。
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借りたもの。
どのケースも個人・家庭の貧困問題問題よりも、こじれた家族関係を強く意識させられた。
前巻の貧しくても支え合う家族の話は美談ではないかと思うほどに……
医師の父親を持つ青年の生活保護申請に関する話は、性虐待サバイバーの話に。前巻でPTSDの感じがあったが……
毒親と性虐待親が同義になっているのはいささか悩ましい…ネグレクトにも虐待にも線引きされない、グレーゾーンな過干渉や自己愛型パーソナリティー障害の親による悪影響を指している……最も、虐待親を内包しているのだが。前巻の扶養照会の件の母親が毒親だと思う。
しかしこの医師父親……身分を偽ってまで面会しようとした時点で犯罪者では?
えみるが新たに担当する、高齢女性の話は今後(今も?)増える大問題だと思う。年齢でアパートを借りれない、親族も困窮しているという事例。
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この漫画、ここまでの中では最も怒りを感じてしまう、島岡親子の話。
その父親が息子の光(こう)に性的虐待をしていた可能性が高いことが分かり、同じ父親としてもますます怒りを感じはする。
が、この話も最終的にはその父親の「また息子の嘘に」という言葉が完全に嘘だという確証を示さず、つまり父親を完全な悪者と確定させることなく可能性を残したまま終わらせるのが、この漫画であり作者なんだな。
そのスタンスは好き。
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2016年9月4日発売。
第27話ㅤ絶叫
第28話ㅤ普通ではない何か
第29話ㅤ喧々諤々(けんけんがくかく)
第30話ㅤ親
第31話ㅤ毒親
第32話ㅤ閉鎖病棟
第33話ㅤ藪の中
第34話ㅤ世間知らず
第35話ㅤ人を笑顔に!
第36話ㅤ世帯とは?
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第4巻では、①親族による扶助の可否を照会する際のケースと、②保護を受けるのには「世帯」が単位であって、構成員の一部のみの保護はできないというケースが扱われる。主人公の「善意」が空回りしている。力をつけていってもらわないと、制度は適切に運用されないということがわかる。
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愛し方が著しく間違ってると言うか…ダメでしょ 日めくり修造カレンダー 2人世帯で合わせて19万、ギリギリ受給は厳しい金額だな
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支援を拒否する息子。父子の間に何がある?…前巻からの続き。謎が明かされる。想像になかったその事情。ストーリーとしてはわかりやすい。それなりに衝撃的で問題提起としてよろしかろう。しかし…こういう答えは望まなかった。もっとわかりにくく、何故かを追いかけたくなるネタであって欲しかった。自分の心にあてはめて、こんな行動になるだろうか?人が感じるものは複雑過ぎて、わかりやすいはずもない。「ああかも、こうかも」と考え抜き、少しずつ答えがあてはまっていくもの。ただ、これはコミック。それを受け入れての楽しみ方もある。