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本作の、リーダビリティは良い方。
本作の舞台である、中世のドイツのやうな世界は、エールがあったり唐揚げはまぁ庶民のたべものでないけど一応あったり、と言ふもので、こちらのまぁいい方の板前であるノブタイショーが造る料理は、向ふの土人には脅威を以て迎へられる。
読後は物がおいしくは感じられる。
うーん。
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世界観がものすごく完成されています。
中世のドイツのようなイメージでしょうか。
そこに日本食というテーマで飾っていく物語です。
特に素晴らしいのは、それらの内容に政治的背景や、社会情勢が広大なスケール感で書かれているところです。
なので料理の素晴らしさと相まって、
奥ゆきと、うま味すら伴なってしまった良書だと思います。
たぶんこれからも躊躇なく次回作も手に取ってしまうことでしょう。
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設定の絶妙、気持ちのいいキャラクター、ほっこりストーリー。
なによりトリアエズナマと料理がうまそう!
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何故か異世界に通じている居酒屋には
今日もお客がいっぱい。
色々な料理に、色々な人。
最終的には…な状態になってしまいましたが
流通の仕方が違うと、こうなるのか、と。
確かに、金額を安定して出すことはできないので
驚きに対して、驚きがあります。
人間の繋がりは、こうしてできていくんだな、と。
短い中に、繋がりとドラマがあって
何かが紡がれて行っている感じでした。
悪代官のような人も出てきましたし
一通りなお約束、は終わったかと。
ナポリタンには気を付けましょう…w
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2019年6月10日(月)MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で購入。同日読み始め、12日(水)に読み終える。アニメと違って日本すごい系の過剰な演出が鼻につくこともなく、さらっと読めた。アニメはアニメで悪くないけど、これからはbeyond2020やJapan. Endless Discovery.がついているのは要注意。
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異世界に繋がってしまった居酒屋のぶの日常を描く異世界グルメファンタジー。
お腹を空かせた衛兵や貴族たちが私たちのいつも食べているからあげや刺身などの定番メニューを幸せそうに食べる描写には、ページをめくりながら思わずほっこりした。
1話完結の物語でサクサク読み進められ、日常のなかの食事というささやかなだけど確かな幸せに気づかせてくれる素敵な1冊。
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なぜか異世界に繋がった居酒屋、中世ヨーロッパのような世界で衛兵や貴族等が客として訪れる。
各話、それぞれの背景をもったお客さんが現れ、それぞれがお店に感動していく。その繰り返しの作品かと思っていると、次第にそれぞれの人が繋がり、物語に深みが増してくる。
各話の最後は、
良かったな〜(^^)
良ーかったなー!(;_;)
やったねー!\( ˆoˆ )/
といろんなテンションで盛り上がれる。読んでいて嬉しくなる作品です( ^ω^ )
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面白かったです。なんて飯テロ小説…下戸ですが居酒屋行きたい!!無性にトリアエズナマ!
ケンビシやウメノヤドのレーシュやアツカンもいい。。
稲荷の計らいで異世界に繋がっている居酒屋「のぶ」はたいへん繁盛しています。大将・信之と看板娘・しのぶのふたりも良いし、夜な夜なやってくる常連客たちも個性的で面白いです。
特に、ナポリタンを愛し過ぎている徴税請負人のゲーアノートが好きです。奇蹟、地上にもたらされたアガペー、スパゲッティの形を借りた聖典…と表現が大きいし、「ナポリタンに対する渇望こそが明日を生きる活力になる」ってかわいい。
「密偵とサラダ」で、のぶでサラダ食べたせいでスパイを辞めてしまう顛末や、ドキドキの「トリアエズナマの秘密」も面白かったです。
真摯にお客さんと向き合って仕事してるから良いんだろな。エーファとヘルミーナもいい。
気持ちのよい小説です。シリーズ読もう。
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いきなりこの状態からのスタートとは意外でした。連続短編展開なんだけど、サクサク読めるって言うよりはちょっと疲れました。世界観に浸かれそうで寸止めされるみたいな笑 途中までは続編はいいかなと思ったんだけど、終盤の展開を読んでとりあえず次作だけは読んでみます。
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アニメは子どもたちが面白がって観ていたが、私自身はじっくり腰を据えて観た訳ではない。今季WOWOWでドラマが始まって、改めてこういう話だったかと思っていた矢先、図書館をブラついていたら1巻を見つけたので借りた。
あーなるほど。ドラマは1巻の内容だったか。ここでドラマの話を書くのもアレだけど、ロバート秋山いらんかったなぁ。俳優の演技がマズくて料理の美味しさが表現できないから、ああいう演出でなんとか盛り上げようとしたとしか思えない。
設定は面白いけれど、やはり従業員が客の前で賄いを食べ始めるところが引っ掛かる。客とのつきあいで酒を呑むことはあっても、食事を始めるなんて、そんな居酒屋見たことないぞ(イヤそんなに多くの居酒屋を知っている訳でもないが)。(2020-07-04L)
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本書を読む前にアニメを観ました。
設定が面白かった事を覚えていてTSUTAYAに置いてあった本書を手に取る事に。
文章で伝わってくるビールや熱燗の味わい!
タイショウが作るビールに合う酒の肴!
本当にただの文章なのに、お酒と旨いものが食べたくなってしまいます!!!
話は現代の居酒屋を舞台とした話です。
ただ来る客が中世のヨーロッパに近い異世界の住人達!?
衛兵、僧侶、鍛治職人にギルドマスター!?
彼等が冷えたビールに感動し、鳥の唐揚げ、湯豆腐や刺身がドラマを産み出す!
角度が異なるグルメ小説!是非お立ち寄り下さい!!
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古都の外れにひっそりとたたずむ「居酒屋のぶ」。
異国の奇妙な看板と建物だが、美味しい酒と料理が最近、古都で噂の店。
仕事帰りの衛兵に、身分を隠した貴族たち、今日も吸い寄せられるように「のぶ」の扉を開く。
カウンターに腰掛けて「トリアエズナマをひとつ!」とタイショーに声をかけると、黒髪の給仕係の女が熱いおしぼりと「オトオシ」豆をもってくる。
異世界につながった「居酒屋のぶ」で美味しい料理とお酒を飲みながら、古都の人情が交差する。
無性におでんが食べたくなったり、テンプラが食べたくなって困る。
最近、ご飯の美味しいお話を続けて読んでいるけど、ダントツ。
楽しく美味しく、時にしんみりとしみる。
---北方三領会議之顛末(〆の鮭茶漬け)まで。
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異世界と繋がっている居酒屋が舞台。どんな経緯でお店が出来たのか?大将たちの正体は?
何が起こるわけではないか、くせになる。
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異世界グルメ作品の1つ
居酒屋の開店準備で入口の硝子戸を開けたら
そこは異世界・古都(アイテーリア)だった!!
異世界居酒屋なんてタイトルだと
異世界に迷い込んだ人が
異世界の居酒屋で働くか店を構える
なんてのを想像しそうなところなのだが
そうではないところがこの作品の良さなのかもしれない
この作品の魅力は何と言っても料理の数々と
客が異世界の住人で食べたことのない料理を
初めて食べたとたんに虜になって
常連へとなっていくところ
ビールを居酒屋のお決まりのようなセリフから
なぞらえて 「トリアエズナマ」という名前で
提供されているのも愛嬌なのかな
ページ数は長編小説としての量があるものの
ライト文芸・ライトノベルの類なので
読みやすく ハマると読む速度は加速します
異世界ものが苦手だったり興味のない人でも
とっつきやすいと思いますね
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令和3年2月2日読了
「居酒屋のぶ」は、店の玄関が異世界古都アイテーリアに繋がり、古都で生きるいろいろな人たちが、毎日暖簾をくぐる。
こちらの世界のありふれた料理が、古都の人たちにとっては珍しく、店の大将「のぶ」の手にかかったそれらは、眼を見張る美味しい一品へと変貌する。
料理と古都の人々の関わりで、次々とおこる様々な事件や問題が、驚く程優しく良い方向へと解決して
いく。
「孤独のグルメ」の原作者久住昌之さん垂涎と帯にあったので、思わず購入。WOWOWで、実写ドラマもやったのか。
シリーズとして、もう何冊か出てるらしい。