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ビジネスの場面における主張の正当性を如何に持たせるか、如何に騙されないようにするかが簡潔にまとめられている。目新しい話ではないが、
・論点がずれている
・論理展開が間違っている
・根拠前提が間違っている
・根拠が偏っている
という4つについて具体例を交えながら記載されている。頭の中を整理するのに手頃な内容。
折を見て手に取り、本書の内容を癖付けていきたい。
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基本的には地頭を鍛えて,おかしいと思う視点を持つこと。何故なのかをしっかりと考えることが一番重要である。
事実に対して疑問がある(事実に対する疑問)
事実に偏りがある(事実の偏り)
暗黙の前提がある(暗黙の前提)
論理展開がおかしい(論理展開の適切さ)
そもそも論点がずれていたり,すり替えられたりしている(論点の妥当性)
を考えると違和感の正体がわかる。
帰納法はSo Whatで事象を一般化する。見ている対象が偏っていると意味がない。
複雑なことをわかりやすく例えてアナロジーを使用するのは効果的であるが,的を得ていないと結論がおかしなものとなってしまう。
数字だから正しいという事はない。なぜならが,数字を集計した人の意図が含まれてしまっている。数字はヒトが集計している以上,無色透明という事はありえない。
数字の独り歩きにも注意が必要。
グラフでは印象操作に注意
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ビジネスにおいて相手の論理展開がおかしいと感じるときは多々ある。そんなときは、つぎの5つのいずれかというのが本書の主張。
1.論点がずれている。
2.論理展開が間違っている。
3.根拠や前提が間違っている。
4.根拠が偏っている。
5.数字の罠に陥っている。
特に参考になったのは、論理展開が間違っているというところで紹介されていた演繹法の包括関係がおかしい例。
例:スマホは丁寧扱っていても壊れるときがある。だから、丁寧に扱う必要はない。(スマホを丁寧に扱うとなかなか壊れないという点が包括されていない。)