紙の本
記憶の忘却のメカニズム
2017/06/27 17:48
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶のメカニズムと、忘却のメカニズムをそれぞれ別の章できちんと説明している。
記憶についてあれこれ記述された本はあるが、かたや忘却については注目されていないように思う。本書は、両者のメカニズムを紹介した後に、記憶力を高める技術を紹介しています。
睡眠が記憶を助ける、語呂合わせを使う、人に話すことで記憶を強化など、初耳という内容ではないものもあるが、きちんと実践すれば記憶力を高めることが出来そうだ。
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<目次>
第1章 記憶ってこんなにあいまいなの?
第2章 記憶のメカニズム~記憶はこうしてつくられる
第3章 忘却のメカニズム~人はなぜ忘れるのか
第4章 記憶力を高める技術
第5章 存在記憶は発行の宝庫~存在記憶を使いこなそう
<内容>
記憶のメカニズムや研究成果を紹介し、記憶力を高めるコツと存在記憶がインスピレーションを作り出すことを示した。が、どのように存在記憶を高めるか、などは載っていない。
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最近は記憶がしっかりしていて、忘れることが少ないという良い状態です。これをキープすべく、その方法を模索している最中です。
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全般的な内容よりも一点のみの印象が残った。
すなわち、鬱病罹患者は、心理的平穏を保つため記憶想起を抑圧する傾向にある。すなわち、嫌な記憶が自然に湧き出てくる以上、かような嫌な記憶をわざわざ思い出そうとはしない。
この記銘・想起の回避傾向⇒記憶(想起)する経験が減る=「記憶」という脳機能を使わない=記憶トレーニングが少なくなる。
結果、記憶力が良くないと見られがち。
ある種、楽天的な方が記憶力が良くなるというのもなんともはやの感。
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未来にすべき事柄の記憶=展望記憶。存在想起と内容想起の両面が必要。
うつの人は具体的なエピソードを思い出さない。
気分一致効果=そのときの気分と同じ内容を記憶しやすい=記憶するときは楽しい気分で。=思い出しやすい。
記憶は思い出すときに作り直される。
私達の過去は、時間的には過去ではなく現在に属する=過去の記憶も現在の状況によって変化する。
繰り返しだけでなく、意味付け、連想による精緻化リハーサルで長期記憶に定着しやすい。
強い感情に伴う記憶は定着する=地震の時の記憶。
単純接触が多いほど、心地よくなる=趣味も記憶で作られる。
忘却のお陰で、都合よく思い出せる。
アルコールは新たな記憶を妨げる。
睡眠は記憶を助ける=一夜漬けの効果。余計な情報による混乱をさける。
俳優は、その役に感情移入することでセリフの記憶が出来る=精緻化のテクニック。
実際にやってみると記憶は定着しやすい。
人に話すことで記憶は強化される。=精緻化。
行き詰まったときは無意識に漂う。潜在記憶の働き。
何事も真剣に行うことで、潜在意識を活用できる。
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記憶のメカニズムからどう記憶するのが良いかまで書かれている。ただ、記憶法の内容はそこまで良いとは言えない内容だった。