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難しかった。
人材を取り巻く、働き型、雇用制度、スキル、インセンティブ、テクノロジー等が網羅的かつ、定量的に記述されていたと思う。
特に非認知スキルの下りは、新しいきづきがあった
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日本の雇用制度の問題、処方箋についての包括的な解説がある。労働経済の側面から問題意識がある方や、日本の雇用システムについて勉強を始めたい初学者にもオススメ。
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現状の日本の雇用システムの課題を包括的に取り上げて、分析・議論しており、頭の整理には非常に良い。
今後の多様な働き方への提言として、「ジョブ型正社員のデフォルト化」と「ICTの徹底活用」を挙げている。ICTの方は、活用出来ない企業は淘汰されるくらいのインパクトの話であり、賛成。
ジョブ型正社員のデフォルト化の方は、筆者も書かれている通り、雇用システムは「システム」であり、ある一部分のみをいじるのは難しい。システム全体を変えていこうとする時のトリガーが、「ジョブ型正社員のデフォルト化」かどうかは、にわかには、判断しにくい。
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一企業担当者の目線で読みました。国や社会、労働経済の観点での論調なので、具体施策と結びつけるのはなかなか困難。ニュースの裏側を知りたい方向けでしょうか。。
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昨今の働き方改革ブームもあり本書を手に取ってみました。読後の印象を一言でいえば、「優等生の書いた模範回答」的な印象でした。著者は国の委員も歴任されていて、労働経済や人材活用についてかなりの幅と深さの知見を持っていることは文章の隅々から伝わってきましたし、著者が提案する内容はいちいちその通りだろうな、とは感じたのですが、裏返すと面白さ、あるいは目から鱗、という瞬間はありませんでした。また基本的には労働政策や社会保障、税制の制度設計に必ず落ち着くので、企業人の立場からはやや退屈でした。望むらくはマネジメントの視点から人材覚醒の事例なり、リーダーシップ論なりを少しでも良いので紹介してくれたらありがたかったです。
また内輪の仲間を意識して書いているからなのか、それがアカデミック・ペーパーを書く上での基本マナーだからかはわかりませんが、いちいち論文紹介の際に大学名と先生名も本文中で紹介していて、そのパートはほとんど飛ばし読みしました。部外者からすると全く興味はなく、その情報は脚注に全部放り込んで欲しかったです。その意味で本書は一般読者、部外者をあまり大事にしていないという印象を持ちました。
誤解のないように書くと、内容自体は非常に網羅性が高く、著者の専門性の高さはとても素晴らしいと感じたのですが、繰り返しになりますが「優等生の書いた模範回答」という印象が強く、アハ!モーメントは訪れませんでした。