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紙の本
歪みきっています
2016/11/21 06:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
高貴な男を誘惑する為にギデオンという男に淫らな教育をされる奴隷のアデル。
無事にその依頼を果たし、高貴な男=国王メイナードに溺愛される。
だけどギデオンが忘れられない。彼はメイナードの異母弟だった……という展開。
ソーニャ文庫でしかも分厚い本なので中身は誰も歪んでいてとにかく濃いです。
終わり方もすっきりしません。
メイナードに処女を捧げますが、あまりにもアデルの反応が淡泊で冷静すぎる。
ラストの方では歪みきっていて、自分達さえ良ければいいって感じです。
もしかしたらギデオンの事すらどうでもいいのかも。
一応愛しているみたいなので幸せなのは確かでしょうが、甘い雰囲気は表面上だけ。
互いを裏切るつもりは無いっていう共犯者としての絆の方が大きすぎて、愛なんて不確かなものは見え隠れするだけって感じです。
ギデオンも最後までアデルを本当に好きなのかわかりにくく、結果的に彼の活躍はほとんどなかったような……。
分厚い本の割には主役のラブラブが圧倒的に少ない本でした。
但し、様々な人の陰謀や執着、そこに至るまでの経緯は丁寧に描かれています。
なので読み応えだけはある本です。
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