紙の本
ギュレギュレ~
2016/12/14 19:50
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議なトルコ人のセールスマンとの軽妙なやりとりが面白いお話です。
こんなセールスマンが来たら思わず買っちゃうのも納得だしぜひ来て欲しいものです。
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「ごめんください!」ある朝マンションのドアの前にふしぎな男が立っていました。白いシャツに赤いベスト、だぶだぶの白いズボンをはいて、トルコ帽をかぶり、鼻の下にひげをはやしています。
男は言いました。「ギュナイドゥン!」
※ギュナイドゥンというのは、トルコ語で、おはようという意味。
じゅうたんを売ろうとする男に、「まにあってます。」と「わたし」は断ろうとしますが…
「あなた、それ、駅前の百円ショップで買ったんでしょう。だめですよ。玄関マットは、おうちにきたお客様が最初に見るものですよ。それを百円で買うなんて…!」
なんだかんだで売りつけられた玄関マットは、しかし空飛ぶふしぎな玄関マットだったのです。
たびたびやってきては、ふしぎな品物を売っていく、謎のトルコ人とのやりとりも楽しい一冊。
さて、題名になっている「ギュレギュレ!」はトルコ語ですが、一体どういう意味でしょうか?
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ある朝のことでした。「ごめんください!」とマンションのドアに体当たりするかのような音が聞こえました。・・・これが不思議のはじまりだったのです。
トルコ帽子に鼻の下にヒゲを生やした男。浅黒い顔で、年は30歳くらいにも見えたし50歳くらいにも見える。白いシャツに赤いベスト。ズボンはダブダブで黒い靴はとがった先が上を向いている。そして、トルコ語まじりに話す。
「ギュナイドゥン!」(トルコ語でおはよう)
いかにも怪しい、このセールスマンが売るのはちょっとかわった商品だ。
空飛ぶ絨毯・・・ではなく、玄関マット。それを入れてきた見えない(見えなくする)入れ物。合わせて5万円。
さてさて、かわったトルコ人の商品はどれも不思議なものばかり。
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トルコの文化やトルコ人の気質に触れるきっかけになる楽しい本。登場するキャラクターの名前がトルコ語なので、挨拶を含めトルコ語にもちょっと親しむことができます。
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中学年〜向け。
ですが、大人が読んでも面白いです。
ある日突然訪ねてきたトルコ人の不思議な行商人から、魔法のじゅうたんを買ったことで、主人公の日常がじわじわ変わっていきます。その様子が平和でのほほんとしておかしいのですが、ちゃんと主人公の内面にも変化が起きて、最後はなるほどという展開が待っています。
続編があるように見えなかったのですが『空で出会ったふしぎな人たち』がそれに該当するようなので、読んでみようと思います。