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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

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紙の本

やっぱ二冊目は

2017/05/08 21:41

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ物は2作目で決まると言うけれど、本作も勢いがなくなってしまっている。
 
 この手のミリタリーものは、どうしても「宇宙の戦士」の呪縛から逃れられない運命にある。
 根性でしか対処できない理解不能の敵がいて、鬼軍曹がいて、主人公が様々な不運を背負いながらも、それに打ち勝って昇進していく。そして、いつの日か強大な敵を打ち破る希望のかすかな灯火を見いだす。

 もう、反吐が出るくらい読み飽きたプロットのはずなのに、何故か読み進んでしまう。
そして、主人公に感情移入してしまう。
 いい加減に、違った切り口のミリタリーものはでてこないものかしら。

 英語圏の作品でも、日本語のものでも同じだが、センス・オブ・ワンダーってものに出会えなくなって久しい。
 本作も、戦闘管制員という地味な仕事を、もっと突き詰めていれば面白くなったのに。
 戦闘妖精雪風が凡作に成り果てたのも、自分が戦闘に参加したからだ。
 アンドリューには、もっと戦闘から離れた場所から、戦いの残酷さを報告して欲しい。

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