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「インドは中国とはまったく異なる発展をすると思う。なぜなら、今までに例がない、最先端IT技術を持った新興国であるからである」
インドのバンガロールがシリコンバレーを抜いていたとは。インド人に馴染みはないけれど、今すぐインドに目を向けないことには日本は置いて行かれる。いや、既に蚊帳の外であることがヒシヒシと伝わってきた。
2018.04.25読了
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【巨大IT】
ハードが重要、ハード面が悪いといいものができない、ものづくりはすべての基本。
日本はものづくりが得意なため、そのような発想になりますが、今やソフト市場の方が大きく、複雑です。しかし、日本はソフト面を軽視し、ソフト市場も軽視しています。
アップルはハードとソフトを両立しており、質のいいものを世の中に送り出しているように感じますが、アップルはソフト面で遅れをとっていると感じているようです。それぐらいソフト市場は重要ということです。
日本製で世界に通用するソフトと聞かれても、すぐには思いつきません。ハードやゲームソフトならたくさん思いつくのですが、、、
また、ソフト開発技術者の地位を上げる必要がありますが、会社に所属して地位を上げるのはむずかしいです。会社はハード開発にお金をかけていますから、そちらの方が重要なのです。
ただ、ハードをつくる会社を立ち上げることは、ハードルが高いですが、ソフトをつくる会社を立ち上げるのはハードルが低いです。
会社を立ち上げ成功する。そうすれば、世間の地位は高くなります。
また、失敗してもリスクは小さいです。
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マーケットやオフショアではなく開発拠点をインドに置く。自分もインド=オフショアで認識が止まっていたのでシリコンバレーを凌ぐスピードで進化するインドのITの実態を知って驚いた。インフラ未整備などの制約がリバース・イノベーションを起こしたというのも面白い。バンガロール行ってみよう。
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この本のタイトルであるインドシフトとは、「インドにグローバル戦略拠点や研究開発拠点を置き、社内のトップ人材や資金といったリソースを徹底的に投入する。そして、インドの高度IT人材とともに、インドから世界的イノベーションを生み出していくこと」。
中国を凌ぐ、毎年理工系100万人(日本は10万人)の人材を供給し、最大のITサービス会社はTCS 従業員 38万人 毎年新卒数万人採用という需要もある。なんとすごい数!
この分厚いIT人材層とどう向き合うかがこれから重要なのは頷けます。
最後に、「日印連携には、日本の技術、経験や知識を持ちながらも改革意欲のある日本のトップ人材が現地の技術者とチームを作り、現地で新たなものを作る覚悟が必要」。
こんな人達と仕事をしたいとワクワクできる本でした。
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お客様から「おたくもバンガロールに支社の一つもつくらないことには話にならん」と言われているのだが、その理由が判る一冊。
スンダー・ピチャイやサティア・ナデラの例をひくまでもなくIT業界におけるインド人パワーはとどまるところを知らず、主立ったグローバルIT企業は軒並バンガロールで何千、何万というIT技術者を雇用しているという。さらに近年はインド本国のユニコーン企業やインド初のイノベーション(先進国初ではなく、インド初で先進国に展開されることからリバース・イノベーションと呼ばれる)の例もある。すでに10億人が登録した個人認証サービス Aadhaar と、それを基盤とした社会インフラAPI India Stack も可能性を感じさせる。
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新たなシリコンバレーと呼ばれるインドのバンガロールの現状によくわかる内容。中々日本では得られない情報が書かれておりとても勉強になった。
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仕事で何度かインドに行き、ITについてはかなり凄いと聞いてたが、何故これだけ IT分野で力を出せるのか、具体的なことについて触れることができたと思う。展開もあってか、先に述べたことがちょこちょこ出てくることは気になったが、その動向を今後も追っていく必要はあると実感させられた。
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バンガロールがいかに発展していて、日本はそこに目を向けていないか、筆者の経験談が語られている。重複する内容が多く、読み進めていて「またこの話か、、」と上司の小言に付き合わされているような感覚。
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最近、アップルがインドで生産拡大するニュースが飛び交っていることからもわかるように、近年IT産業の発展が目覚ましいインドについて解説した一冊。インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールには、グーグル・アマゾン等の大企業が開発拠点を設置しており、シリコンバレー企業のインドへの進出が目覚ましいという。13億の人口を抱えるインドでは5年半で10億人が「インド版マイナンバー」に登録したことからも分かるように、リープフロッグ的な技術発展が各所で起きており、今後世界一のIT国になる可能性を秘めた国だと思われる。
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概要
・インドシフトとは、インドに生産拠点を移すことではなく、開発拠点そのものを移すことである(新興国インドで開発したものが先進国に広まっていく場合は、リバースイノベーションにあたる。GEの心電図計など)。アメリカITを始めとして、日系企業以外の世界の企業は既にインドシフトをし始めて久しい。
・ナレッジは意味がない。重要なのは、ラーニングとマテマティックスだ。
・インドのスタートアップの弱みは、長く欧米の下請け業務をしていると受け身になり新たな発想ができない。発想が貧弱で、Me too思考になりがち。
・高度IT人材を出すIITインド人の強みとは、論理的思考力、英語によるディベート力スピーチ力、専門的知識(IT、数学に限らず)、マネジメント力リーダーシップ、多様性のある環境への適応力
感想
いつも接するベタなところとは違う面のインドが描かれている。伝統文化が脈々と受け継がれる一方で、このように急激な未来化が進み一層インドの多様化が進むのだろう。
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技術面や人材育成、労働コスト面などから、インドIT業界の成功要因を分析されていますし、インドのスタートアップ企業の状況や人材育成、インド発のイノベーション、インドに進出してきている外国企業の動向が紹介されています。
いままでインドETFが気になって記事にしたこともありますが、実際にインド現地に長期間いた方の意見ですので、技術的なものと進出してきているものは的を得ていると思いましたね。
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インド、特にバンガロールのIT系企業と仕事をする中で感じていた事が描かれていて、よく理解できた。インド人特有のジュガード精神である、なんとか工面する、その場をなんとかしのぐというメンタリティは、日本人からすると理解に苦しむ部分である一方、ITサービスや新たな事業のチャレンジという部分においてはメリットでしかない。
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インド駐在員から勧められて読んだ一冊。バンガロールの伸び方凄いのと、一方で日本はインドに対する理解が不足していることでかなり出遅れている印象。