投稿元:
レビューを見る
内容としてはいいこと書いてあるんだけど、まとまりがない。「はじめに」と解説を先に読んだうえで、時々参照しながら読むと著者の意図をより理解出来て役立つと思う。リファレンス的に使うのもいいかもしれないですね。
投稿元:
レビューを見る
二人の危機管理のプロ、元共同新聞社の記者・デスクと元日銀マン・企業再生の広報マンによる修羅場での説明力。
発信力:伝達力(5W1Hと情報を寝かせること)+広報力(事実を突き詰め、簡潔に、相手の気持ちを考えて)
独立力:スキルと人脈の棚卸、社外アンテナでの情報収集
情報力:交換を予測した情報×ギブアンドテイクの人脈の拡大
調整力:交渉の相手方と社内への最低限死守すべきラインを決めることでのその中間に落とすwin-win
舛添元都知事、東芝、スズキ、都知事選での鳥越氏、プレス対応、私的再生を進めようとする企業の銀行や取引先との対応、実例に基づくエピソードに迫力が感じられる。
立場の違う二人の著者が入れ代わり立ち代わりに書いているので前半は戸惑うが、それぞれの立場が飲み込めてくると馴染んで深みが味わえるようになる。
17-34
投稿元:
レビューを見る
ちと期待と違った。記者活動での経験談がほとんど。
キーワード的に気になった小見出しを読むくらいでいいかも。
・1面トップ(700字)。書くべき材料がそろった状態から30分程度でまとめる。スピードと簡潔さ。
・メッセージを一本化。ポジションペーパーの準備。
・組織内の上司などの目線にばかり合わせて仕事をする人が増えると大きな弊害が生まれる。(就活のときに)有効に機能した他者性が、組織を内向きに硬直化させ、ときに腐敗さえも生み出す原因に。
・(終身雇用を前提にしない、産業再生機構のような世界では)特定の課題を解決するプロジェクトに集まった人々の集団。ここで、実績をあげて自らの価値をあげる、成長するといった点に価値を見出す人たちで構成された組織。ここでは、上司・部下両サイドに緊張関係がある。アホな上司は部下からレッドカード、反対に、仕事ができない部下は上司から戦力外通告を受けるケースも。
・業績改善の処方箋:①部門や製品別の収益状況を見える化、そして、②赤字領域からの撤退・縮小、黒字領域に経営資源集中、③同時に聖域なきコストカット。
・組織への過剰な適応反応は、ハラスメントの温床にも。顧客などからのフィードバックが断裂した会社の中では、上司の権力の絶対化が進む。ここにハラスメントが深刻化する土壌が生まれる気がする。
・辞表を出せるか。
→これはよくいわれますね。内部監査。
・材料が悪ければ、どうにもならない。
・事前準備は入念に。でも、それに縛られすぎない。
→監査ヒアリングでも大事にしている点。半構造、非構造インタビュー。
・仕事をした「ふり」をしていないか
投稿元:
レビューを見る
発信する情報はシンプルで理解しやすい文章にする事。要点をまとめ「Yes」 OR 「NO」が発信できる情報源とその体制作りが大切だということだ。特に修羅場では発表側に「経験者」がものを言うことは間違いない。そこには当然、事実でかつ大量の情報が揃っている事が条件だ。