とても面白くてためになった
2016/10/06 11:08
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投稿者:lax - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで投資本はかなり読んでいるほうなのですが、この本はすごい!と思いました。前半は過去の株価データを使った「バックテスト」で、投資の世界で常識とされている数々の戦略や格言を検証しているのですが、これがウソだらけでびっくり。多くの個人投資家が勝ち続けられない理由が明らかにされています。
「バックテスト」という作業自体は知られていますしやっている人はやっているのでしょうが、それだと「地雷を避けたまたま上手くいったところを抽出してしまう可能性がある」とのことで、相場環境が多少変化しても安定したパフォーマンスを出せる「投資戦略の耐久性を確認する」方法が解説されていて、なるほどと思いました。
よく「自分に合った投資法を見つけましょう」ということが言われますが、「じゃあ具体的にそれはどうやったら見つけられるの?」というのを、この本はばっちり教えてくれています。
未来が予測できるのか
2017/01/27 16:29
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投稿者:白金魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者が検証した環境下にて、この著書の様な結果になったというだけであって、今後の相場が、この実験、検証の通りに推移するとは限らないのでは。
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一般に言われている投資方法で成果が出せるのかを検証している所は、一読の価値あり。色々な投資法があり、少しでも良い方法を見つけたいと思うのが投資家心理ではないでしょうか。本書で紹介している方法も少し専門的と感じますが、結末の方ではその分析方法も書かれているので、読んで試してみるのも良いかもしれません。
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チャート分析の勉強にはなったけど読んでいて退屈だった。マネックスのチャート分析ツールの宣伝本みたいな内容だった。株の投資戦略に行き詰まったらこの本にかかれている内容を検討して見るもの面白かもしれないね。まあ、あくまで行き詰まった時の最終手段だろうけど。
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株式投資の本を探して図書館で借用。トレーディングの話がメイン、かつ、数学的見解、が多く、自分には敷居高め。アノマリーの事例は参考になりました。
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投資格言やテクニカル分析のツールなどが本当に成果を出せるのかをロボット運用に精通した著者がロボット分析を使って真実を書いた一冊。
ゴールデンクロスや早めの損切りなど投資をする上で定石とされていることを様々な観点からバックテストで検証し、またベストな投資法も考えていく本書は投資を行っていくうえでたいへん勉強になりました。
プロフィットファクターやドローダウンといった
アノマリーやボリンジャーバンドや
テクニカル指標を組み合わせることや優待銘柄の投資戦略は勉強になりました。
また、分析ソフトのトレードステーションの使用法も書かれていて、本書での分析がより具体的に自分でも使えるようになり、検証も可能だと感じました。
本書は投資において常識とされていることを疑い、自分に合った投資法を見つけるための一助になると感じた一冊でした。
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マネックス証券のトレードステーションによって、過去データによる分析ができる。
ゴールデンクロスは堅牢なシステムにはならない。パラメータによって成績がガタ落ちする。
売買代金、出来高が多い株ほどテクニカル分析が生きる。そうでない株式はやりずらくなる。
株価が行ったり来たりするものなら、損切は逆効果。
売却は単純に買った日の20日後などと決めること。損切りのかわり。
勝率よりPF。検証期間は最低5年、できれば10年。
投資が好きな人は長期投資ができない。仕事が好きな人は短期投資ができない。
過去のデータでパラメータを決めて、その後のデータでフォワードテストをする。
「コックが多いとスープは台無しになる」=テクニカル指標が多いと弊害が多い。2つの指標を決める。
RSIとMACD、ボリンジャーバンドとRSI。
トレーリングストップはATRの過去何日かの平均のどのくらいにするか、を考える。10日の平均、平均ATRの3~4倍。
日経225は、10月から5月まで上昇する。1月に買い、4月末に売却する。節分天井彼岸底はダメ。
ANAは典型的な優待貧乏銘柄。優待落ちで下落する。利益確定前に売る。
カゴメ、伊藤園も優待が多いが、アノマリーははっきりしない。
ゼンショー、大戸屋は優待効果が高い。
円安の時は輸出企業が高い=日経平均が高い。
逆の時はTOPIXが高い。
JALとANA、電通と博報堂、NTTデータと野村総研、の鞘取り。
トレードステーションのマニュアルがマネックス証券にある。サンプルも提供されている。
仮説と検証を繰り返すと、仮説の精度が高まる。
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投資本のよくある、テクニカル分析とファンダメンタル分析のどちらかと言われたら圧倒的なテクニカル分析よりの書籍でした。
従来考えられていたゴールデンクロスの優位性の検証などをしております。
理系の人は内容が入りやすいかもしれません。
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株式投資でよく言われる常識やアノマリーをデータ分析から白黒させようと言う、面白い趣旨の本。各種指標が有効なのかも含めて、色々な常識を覆す内容。特に前半部分は読む価値有り。
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データで、テクニカル指標やアノマリーの有用性を明らかにする。
配当落ちやアービトラージに関しても。
全体的に機関投資家向けのような印象を受けた。
・「ルービンの4原則」がとてもよい。
・自身の投資戦略を分析することが大切。
・PF(プロフィットファクター)とドローダウンが重要。
・テクニカル指標は、二種類を組み合わせて使う。
・簡略化したアービトラージでも、安定して利益が出るケースがあるというのは興味深い。
・配当落ちを狙ったトレードは、分析しやすそうで、試してみたい。