紙の本
理論というより解説。
2016/10/31 08:05
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み物としてはおもしろく読めた。
前半は「我は求め訴えたり」とダイレクトにつながっているような、デーモン閣下の自伝…というかパーソナリティがどのように構成されていったのかを自ら解説されている内容。
たぶんヴォーカリストとしてのご自身のスタンスを語られる上で、どうしても切り離せないものなんだと思う。それに加えて、バンドとしての聖飢魔IIのありかたや、その中でのヴォーカリストとしての立ち位置に至るまで語られている。
目から鱗だったイヤモニ導入の理由も初めて明かされたんじゃないかと。
後半のプロ・ヴォイストレーナーによる解説は、前半との違いがあまりにも激しすぎて戸惑うが、「実際に歌うためにどうするべきか」をわかりやすく述べているので、コピバンのヴォーカルする人には実践的な書になるだろう。
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敬愛するデーモン閣下の著作なので★5といいたいところだが、
客観的に見て書籍としては★3が妥当。オマケして★4
歌唱論と謳う割りにはあいまいな話が多い。
ライターさんには申し訳ないが、全体的な構成もイマイチ。
ページが足りなくて?ヴォイストレーナーの解説を付け足すくらいなら、
無理に音楽論の本にせずに、
もっとビジネス書のテイストで出してもよかったのでは?
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閣下の半生からヴォーカリストとしての心構えや意識していることをまとめた本。
後半ではヴォイストレーナーの方による分析が入っていて、歌い方の基礎に触れながら、実際の楽曲名を挙げて閣下がどのように歌ってるかの解説が入っていて面白い。
これを読み終わって、速攻FIRE AFTER FIREを聞いた。他にも実際の曲名が上がっているので、聞きながら読み返してみたい。
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閣下の「歌唱論」というよりは、世を忍ぶ仮の姿(本書では『世仮』と略してます)での生い立ちと仕事論。
私は、信者なのでありがたく読ませて頂いた。
元より閣下の言動からは、仕事に対する誇りとプロ意識があふれており、それを改めて認識する本となった。
ステージでサプライズをしかけようとして失敗しとたスタッフに「ステージをなめるな!」と怒るシーンなどは迫力満点。
閣下のファン、すなわち信者でなくても楽しめる内容ではあると思うが、そういった人が、この本を手にとってレジに持っていく勇気があるのかは疑問。
ただ、謎なのが最終章。
ボイストレーナーによる閣下の歌唱の分析なのだが・・・。
これは、誰得?
書いてあること云々ではなく、存在が謎。
「閣下のような歌唱力を身に付けたいと思っているヴォーカリスト」には役立つのかもしれないが。
一ファンとしては、どう読んでいいのかわからない。
閣下自身が、歌うことについてその前で言及しているので、それで充分。
蛇足に思える最終章でした。
多々、超一流エンターテナーの思考がわかる貴重な一冊。オススメです。
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デーモン閣下の生い立ちと歌に対する考えを記した書籍。いろいろ試行錯誤して今日の閣下が在るのだと思いました。ヴォイストレーナーの岩谷氏によるヴォーカル分析も楽しくて、試しに歌ったりしながら読みました。