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2.4
残念ながらあまり好きな感じではありませんでした。
前半に読ませどころが無く、なかなか読み進みませんでした。
ややこしい話を余計ややこしくしている感じがあり、読み辛かった、、(。´_`。)
前作はかなり面白かったのですが、、今作は登場人物の魅力もあまり感じられなかった。
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ミステリーかと思いドキドキと読み進めていたら、思いやりと深い愛の話だった。
たけしとの再会は泣きそうになった。
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みんなの記憶の中に眠る”タケシ”。
幼い頃、同じ絵画教室に通っていた人達の頭の中に存在する同一人物であるはずなのに、みんなで”タケシ”を語る時、何故か全く異なる人物像が浮かび上がる。
みんなの言う”タケシ”は果たして同一人物なのか。本当に実在する人物なのか。誰の言う”タケシ”が正しいのか。
「記憶って本当に曖昧なんだな」
ほんと、そう。
自分の記憶力に自信がなくなった。今頭の中にあるこの記憶はあの記憶は本物?
確かに年数が経つに連れ、昔の記憶も自分の都合のいい方へ作り変えられていくことが多々ある。
他人から言われたこと、テレビで見たこと、経験したこと等、本来の記憶の上に積み重ねられた様々なものが、新たな記憶として塗り替えられていく。
物語の終わり方がちょっと意外だった。この後のことを考えると…苦しむ結果にならないといいけれど。
心残りが増えるだけなのではないだろうか。
複雑な余韻が後に残る。
心理学の専門家・晴川あかり先生がとてもいいキャラ。
晴川先生の心理学の話が面白かった。”虚偽記憶””権威効果”等初めて知ったことが多く興味深い。
この先生をメインにしてシリーズ化したら面白いかも。
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少しずつ謎が深まり解けるまでの過程、謎に対する理由が切なくどこか優しいそんな感情が感じられたところが印象に残り良かった。
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辻堂作品6作目。同じ☆4でも、これが一番落ちるかも?狙いは結構おもしろくて、どう話が進むのか気になって読みはしましたが、ここまで都合良くならないかなぁ、という気がしました。
後は、劇場型で目線変わるのも良いけど、ちょっと中途半端だった印象を受けました。最初の2章くらいは本当に読みにくかったし。むしろ、晴川先生のエピソードは削って最後らへんでひっくり返しのために使うか、最初からメインで出ても面白かったかも。
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+++
絵画教室をやめて以来、大学で約十年ぶりに再会した優希と淳之介。
旧交を温める二人だったが、絵の講師の息子だった「タケシ」という人物について、
それぞれ記憶が書き換わっていることに気づく。
タケシのことを架空の人物と思っていた優希と、有名スポーツ選手と勘違いしていた淳之介は、
タケシの幼馴染・京香に連れられ、心理学の専門家・晴川あかりのもとを訪れる。
「虚偽記憶」現象の原因究明を始めた四人が辿りつく真相とは――。
進化を続ける新鋭・辻堂ゆめが放つ渾身の一作!
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久しぶりに出会った故郷の幼馴染。良く知っているはずのある人物に関する記憶だけが、まったく食い違っていた。冒頭からぐいぐい興味を惹かれる。現実として、素人にここまでできるかどうかは於くとしても、記憶の曖昧さに関しては、思い当たることも多々あり、魅力的なテーマである。そして、そこに至るストーリーも、切なくやりきれなく愛おしさにあふれたものではあるが、だからといって、記憶を改ざんされた方はたまったものじゃないよなぁ、というもやもや感もある。予想よりもはるかに読み応えのある一冊だった。晴川あかり先生のことをもっと知りたくなった。
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【虚偽記憶】って言葉を知った1冊。
ミステリーと恋愛を組み合わせた作品で、とても読み応えがあった。
お互いにある人物の記憶を違う形で記憶していた為、噛み合わない、、、。
言えることは、当事者1人1人が『その時1番最善』と思う選択をしたこと。ただ、後半に行くにつれ「なぜその選択を最善だと思ったのか」を考えると胸が苦しく、切なく、辛かった、、、。
ただ、誰しも起こり得ることなのではないかなと、考えさせられた作品でした。
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どんなミステリーかと思いきや、、、深い愛の話で、タケシの想いに、じわりと感動した。
読みはじめの大学生2人がメインに話が進むのか?と思いきや、後半はサブのサブキャラになっていた。
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タケシの思いが純粋で、純粋なだけに辛さが胸に刺さる。
2人の幸せなストーリーもあっただろうに、それに想いを馳せるとやるせない。
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久々に辻堂ゆめさんの作品。
過去の記憶が変わってしまう、虚偽記憶のミステリー。
周りの人の記憶を変えて、自分の生き様を見せてる感じのするたけしは、最初どんな人なのかわからなかったけど、最後に行くにつれ、かっこいいなと思った。
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記憶の曖昧さとそれにともなう推理にドキドキ。
自分の推測は外れたけど、楽しめました。
そして
記憶云々が明らかになった後の展開も惹きつけられました。
ちょっと切ない感じ。夏に読んでよかったです。
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自分の記憶が間違ったものであったと知らされたら、しかも自分が目標や拠り所としてきたものがそうだったら、衝撃だろう。記憶って曖昧で不確かなものだなぁと、感じた。そんなに簡単に置き換えられるものなのかなと、疑問にも思った。
晴川先生の話はなかなか面白かったけれど、最後はどうなのかなぁというか。
あなたのせいで彼がひどい状態だなんて、探偵役とはいえ、カウンセラーがそんなこと暴露するだろうか。タケシの両親は、息子が命をかけて守った相手を、普通に受け入れられるだろうか。
辻堂ゆめさんということで、途中で、もしかしてもう生きていないのでは、とも思ったけど、いてよかった。
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「あなたのいない記憶」 辻堂ゆめ ★★★★★
うなるオチだった。そうくるかー全く予想外でした。すげー面白いです!詳しくは書けない!!
本作が3作目ですが、一番良かったです。
本作はミステリーです。テーマは「虚偽記憶」です。でも読み終わると「愛の物語」だと感じます。
お互いにその選択は愛がなければできない。
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記憶とはそんなに頼りないものなのかと知った作品。作中にある3人は衝撃の大きい火事という事や幼い頃というのもあるだろうけど。
京香が向き合った事実がとても切ない。この場合タケシやその家族の嘘は優しさになるのか真実が前に進む正しさになるのか難しいな。