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事件簿第6巻。全12巻予定なので折り返し地点か。
毎回同じようなことを書いているが、子供の頃に愛読していた本を読み返すのはとても懐かしい。寝食を忘れ……とまでは行かないが、つい、他のことを放り出してでも読みたくなってしまう。
闇に浮かび上がる黄金仮面を想像するのが楽しくて堪らない。
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明智小五郎の作品を事件発生順に並べる本シリーズが出た当初は、本格ミステリを期待して裏切られた気分になっていたが、シリーズも全12巻の6巻と折り返し地点に至って、明智小五郎シリーズの楽しみ方がやっと分かってきた気がする。
本作も、これまでの事件同様に奇想天外というか荒唐無稽というか、著者のアイディア溢れる(という訳でもなく、他からアイディアも借りてきていたらしいが)大掛かりなトリックを使った現実離れしたストーリーではあるが、これまでの事件よりも猟奇的な雰囲気が薄く、とても読みやすく感じられた。
自分が差別する側に立っているとそれが差別であると気づかないが、差別される側に立つと差別されていることを感じるんだなぁ・・・と感じる場面も。
巻末の「明智小五郎年代記」は安定して面白い。
東山彰良の解説を含め、このシリーズの解説は、解説というよりも感想文に近いと思われるが、共感できるものが多い。小学校の図書館でシリーズを読んで、大人になって読み返す人が多いんだろう。
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いやー、荒唐無稽、それが楽しい。最高。
伊吹吾郎、由美かおるキャストによる土曜ワイド劇場「妖精の美女」を思い出します。
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東京上野の産業博覧会に現れたのは巷を賑わす黄金仮面。宝石「志摩の女王」を盗んだ彼は、公衆の面前で忽然と姿を消した。黄金仮面を捕まえるべく声をかけられた素人探偵明智小五郎は彼の正体に気づくが……。
事件もトリックもとにかく派手な作品!→
黄金仮面の正体に思わず声出るし、そこからはわくわくが止まらない作品。ネタバレになるとアレなんで隠しますが、マジか?!ってなったし、豪華すぎる。
黄金仮面の動きがとにかく派手で、明智小五郎が苦戦するのも良き。あと、浪越警部〜ってなる(笑)がんばれ浪越くん(笑)
→
ラストとかめちゃくちゃ派手やし、脳内再生したら明智小五郎かっこよすぎやない?不二子令嬢なんで明智好きにならんの?私なら吊り橋効果で一瞬やわ(笑)
いや、でも明智変人やしな……。黄金仮面の方がいいかも……?いや、でも彼も大概やし……(落ち着け)
とにかく元気出るお話。最高!
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明智小五郎事件簿 第6弾。
まさかのルパン登場。奇想天外で摩訶不思議。まさかね?っていう大掛かりなトリックも違和感なく受け入れられてしまう点が魅力的だなと。
凄惨さも少なくルパンとの鬼ごっこを楽しめる作品。
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殺生を好まぬ稀代の盗賊、黄金仮面。相対するは明智小五郎、二人の戦いが今ここに火蓋を切って落とされる……とまぁそんな話なわけだが、黄金仮面の正体が明らかにされた時、私の顔は宇宙猫顔になった。
ある意味、元ネタの作者がした事を乱歩も真似たと言えようが、いやはや、元ネタのファンとしては「こんなに格好悪くねーし」と眉根を寄せてしまったのも致し方ない。とはいえ不肖私、元ネタの作者が同じことをした時も「こんなに格好悪くねーし」と眉根を寄せたものである。世界的に著名な登場人物を二次創作的に自作へ登場させるときは、ゆくゆく取り扱いに気をつけられたし。
とまぁ、故に私の本作に対する評価は星がマイナス一となったわけだが、総合的には良作であり楽しかったといえる。
元ネタの人物を取り入れたことで、狙われた品が国宝玉虫の厨子であったというのも、大掛かりな仕掛けもなんとなーく納得させるものがあるし、明智小五郎よ良く健闘した、とも言える。
結論、黄金仮面の正体を知ってどう思うかは読者次第であるし、その印象によって本作に対する評価も真っ二つに分かれるのではなかろうか、と思った。
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ルパンと不二子というともうルパン三世しか浮かばないのだよ…解説にもあったけどルパン三世の不二子は富士山由来だとは思うけど(峰だし)。冷静に読んでみると割とみんなうっかりさんであり得ない事ばかりだけど、読ませる力技がすごい。