動き、また落ち着く彼女たち
2020/12/14 09:14
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投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までで一番重い内容だった。
香乃の信じるということに対する見解が、高校生とは思えない。何だかんだいって、彼女も雪弥さん程ではないが、老成している?
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漫画チックな表紙とは裏腹に
この物語の登場人物はみんな
その生きてきた軌跡に
見合わないほどの
重く苦しいものを抱えている。
それぞれの重みに耐えかねて
いつしかほかの誰かに つい
その重みを垣間見せてしまう。
互いの重みを支え合い
ひとりで背負う必要など
なかったのだと知った時。
自分はひとりではなく
愛してくれるひと
大切に思ってくれるひとが
こんなにもいるのだと知った時。
古都鎌倉の
由緒正しい香房にゆかりある
心根の優しい人々は
風に舞う
たくさんの桜の
花びらのような笑みを取り戻す。
時に読むのが辛くなる物語でしたが
読んでよかったと心から思います。
このまま 鎌倉の春が穏やかに
人々の心を包み込んでくれますように…。
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鎌倉xお香x着物xミステリーと、私の好きなものがいっぱい詰まった作品の新作。
前回がとても気になるところで終わっていたので、新刊を心待ちにしてました。
いつも受け身だった主人公が、周りの力を借りて動き回る姿に、頑張れ頑張れと祈りながら、一気に読んでしまいました。
この作品の世界観がとても好きなので、続刊を期待しています。
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今回は、消えた雪弥がメインで、お香の話はほとんど出てきませんでした。感情の香りを聞くことのできる香乃の能力が話を進めている感じで、最初の頃とはかなり感じが変わったなーと。強気大王のはずの和馬の凹み方とみずきさんの相変わらずな調子も楽しかったですが、香乃が一方的に強くて、相変わらず救援を頼まれると神がかった洞察を見せて助けるくせに逃げる雪弥の気持ちがなんとなくかみあっていないように感じたので☆マイナス1です。大事な女の子を守りたくて身を引いちゃうあたりが、だいぶ様相は違うけど下鴨アンティークに似てるなあと途中から思いながら読んでました(笑)
香乃も家族の中の居場所を見つけ(いつの間にか蟠りがなくなっていて吃驚です)雪弥も歩み寄りができて大団円なのかな?春のお話も是非読みたいです。
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雪弥について暴かれる4巻目。
香乃ちゃんの包容力がすばらしく、最後に見れるいつものコンビがうれしい。
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表紙は雪模様だけれど、内容は雪弥の雪解けww。泣けるいいお話でした。雪弥と香乃の距離が縮まったようですが、この後、お話は続くのでしょうか。今までは二人にジレジレでしたけど、初々しい二人が見られるのでしょうかね。
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【あらすじ】
雪弥が花月香房と香乃の前から姿を消した。バイトも辞め、連絡も取れなくなってしまったのだ。真意を知りたい香乃だが、積極的に動くこともできず落ち込んでいた。友人たちによると、雪弥は顔色も悪く、思い詰めている様子だという。それを知り、戻ってきてもらうために行動しようと決意した香乃は、原因は雪弥が過去に起こした事件によるものだと知って……?
【感想】
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ちょうど年末年始の内容で、読む時季にぴったり!(^o^)と楽しみに思って読んでいたけれど、切なくて苦しくて胸が痛んだ(T-T)でも優しい人達が大切な人を守るため、自分の出来る事を最大限頑張って、良い結果に繋がるとても素敵なお話し(*´∇`*)香乃ちゃんよく頑張った( v^-゜)♪
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シリーズもの、短編連作。
鎌倉にある香りのお店を舞台に、心に傷を持つ同士の成長を描いた作品。
今回は雪弥の過去と家庭の事情が明らかになり、ストーリー的には一段落する。
お寺と児童養護施設に関する話が描かれていて、経験したことがない人が想像できない部分が描かれていて勉強になる。
個人的には児童養護施設に関する話が立て続けに二冊目で、先に読んだ作品とはまた別の視点からの描かれ方をしていたので、いろんな視点からの児童養護施設を知れて勉強になった。
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今回は雪弥の過去が明らかになるのがメイン。まあ、皆さんすっきりして良かった。しかし、ここまでクリアにしてしまうと今後どう続けるのかしら?
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シリーズ4作目。本当の自分を拒まれるのを恐れ、「自分は誰にも必要とされない、だから誰にも頼らず期待せず、自分の力だけで生きていく」と思うことで、自分自身を守ろうとする。この気持ち、すごくわかる。過去の出来事が原因で、心の中に抱えるようになってしまったものを完全に無くすのは難しい。でもそんな中で、自分の全てを肯定して受け入れてくれる存在がいるというのはほんと素敵なこと。香乃ちゃんの雪弥さんに対する真っ直ぐな想いにうるっとしてしまった。それにしても香乃ちゃん、つよくなったなぁ
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シリーズも4作目です。ようやく読了です。
若さ溢れる優しくて力強い愛を感じるストーリーでした。
私はちょっと雪弥くんが怖い。冷静なだけに怖いなぁ。
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一気に読みました。
スターアニスと樒が今回のキーワード。
殿岡くんと三角関係になるかと思いきや、、そういうことはなくって感じだった。
ゆきやが戻ってきてくれてよかった。
次が最終巻。このまま一気にいきます。
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やっぱり高橋さんがすき。高橋さんが雪弥さんの友達で良かったなあと心から思います!雪弥さんの周りにはたくさんの友人や家族がいるし自分は孤独だと思っていても知らないところで多くのひとが居てくれるんだなあと心があったかくなりました。
間違いは誰にだってあるからそのせいで未来を狭めるんじゃなくて、その間違いをどう受け止めて生きていくかの方が大事、みたいな台詞が心に残りました。
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いろいろな人々が
相手の気持ちを考え
行動する優しい物語でした。
スターアニス(八角)についての
知識が学べた本でした。