紙の本
寸鉄人を刺す、言葉の力
2016/12/11 11:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のために手に取りましたが、流石は儒教の処世書『菜根譚』をモチーフにしているだけあって、大人であっても心に刺さる言葉の数々でした。
イラストに添えられているセリフが意外にエスプリに富んでいて面白かったです。
紙の本
ためになる
2017/05/03 18:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太呂くん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいると、大人でもうなずけるようなへぇ~となるようなことばがたくさんあって良かったです。
座右の銘も見つかるかも
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人が読んでも納得に行く内容です。子供といえど難しい人間関係の中で生きているので、人生のためになりそう。
投稿元:
レビューを見る
・徳は才の主にして、才は徳の奴なり。(才能を伸ばすよりも、まずは人格を育てよう。人格は才能の主)
・徳は量に随いて進み、量は識に由りて長ず。(理解する力は心の広さにつながり、すぐれた人格の土台になる)
・我、人に功有るも、念うべからず。而るにら過たば則ち念わざるべからず。(人にした親切なんてさっさと忘れてしまおう。人にかけてしまった迷惑こそ、ずっと忘れないでいよう)。
・世に処るには、一歩を譲るを高しとなす。歩を退くるは、則ち歩を進むるの張本なり。(相手に譲った一歩は、自分が前に進むための一歩になる)
・達士さ、心に払る処ゆ以って楽しみと為しら終に苦心を楽しみに換え得て来たると為す。(人生の達人は、困難のなかでも、それに打ち勝つ喜びを見つけている)
・伏すること久しき者は、飛ぶこと必ず高くら開くこと先なる者は、謝すること独り早し。(しっかり休んだ鳥はほかの鳥より高く飛ぶ。ほかより先に咲いた花は散るのも早い)
・我、貴くして、人、之をほうずるは、此の我冠大帯を奉ずるなり。我、賤しくして、人、之を侮るは、此の布衣草履を侮るなり。(ほめことばも、悪口も、本当の自分とは無関係かもしれない)
投稿元:
レビューを見る
ピンイン付きの原文と大人向けの菜根譚を購入しようと思う。子供に読む前に返却期間が来てしまったが、5歳くらいから理解できるか?
投稿元:
レビューを見る
菜根譚が書かれた中国は、明の末期、日本では戦国時代の終わりから江戸時代の始めころで、著者は洪自誠(こうじせい)。
•思い通りにならなかった時
反省は、自分を成長させる薬になる。
•欠点だらけの自分が嫌い
「清く正しく美しく」は大切だが、それを求め過ぎると息苦しくなってしまう。
•とにかく早く強くなりたい
人として力を強くするために必要なのは、知識をつけ、経験を重ね、何事もじっくり時間をかけて取り組むこと。急ぎすぎると、気持ちだけ先走り、結局何も身に付かない。
•自分の才能を自慢したい
才能があっても人に自慢ばかりしていたり、できない人を見下していると尊敬されない。
才能よりも人格を伸ばそう。
•友達のうわさを聞いたとき
うわさは本当かどうか分からない。そのまま信じると正しい判断ができなくなってしまう。
•周りが気になって焦ったら
心と体を整えて力を蓄える。慌てて走り出すと、そのぶん早く疲れてしまう。
•何のために本を読む?
新しい情報、自分とは違う考え方を吸収して、生活に活かすため。中身を吸収していないと、読んでいないのと同じ。
投稿元:
レビューを見る
ふりがな付きの読み下し文、短い口語訳、解説、の順序で見開き2ページ。文字は少ないけれど言葉がメチャクチャに深い。子どもが読むのでもいいけど、むしろ大人になってから読みたい本。著書は声を出して読む、いわゆる素読(音読)を重んじており、多数著作が出ている。たしかに菜根譚は、声に出す楽しさのある作品。音読が広がっていってほしい。
投稿元:
レビューを見る
*反省は自分を成長させる薬。
*清く正しく美しく。はとても大切。でも、それだけでは息苦しくなる。短所は実は長所でもある。
*成長の心がけ。
出しゃばって利益を得ない。
良い行いは率先してする。
褒美は控えめに受け取る。
自分を鍛える時は限界に挑む。
*自分磨きは時間をかけてじっくり行う。
*才能を伸ばすよりもまず人格を育てる。
*相手と自分は違うと知る。
*人にした親切はさっさと忘れよう。人にかけた迷惑こそ、忘れずにいよう。
*怒り過ぎは要注意。怒る時も相手の気持ちを考える。
*話し合いは冷静に。行動すると決めたら大胆に。
*噂は噂。振り回されてはいけない。
*家族だからこそ、コミュニケーションは丁寧にする。
*相手に譲った一歩は、自分が前に進むための一歩になる。
相手に譲る姿勢が人生では大切。
*注意、批判を嫌がらない。おだてられてばかりは毒。
*順調な時こそ、最悪な時を想像して、しっかり備える。
*人生の達人は、困難を喜びに変える。
*違和感を大事にする。それを感じた時は立ち止まって考える。
*恐怖や不安は、自分が生み出しているかもしれない。まずは心を落ち着ける。
*焦らず自分のペースで力をためる。そして、タイミングを見極めてその力を発揮する。
*時間を大切に。無意味に過ごすことは恐ろしい。
*見方を変えれば、不満の中に幸せは隠れている。
*忙しい時ほど冷静に。辛く苦しい時ほど情熱を持つ。
*本を読んでも中身を自分のものにしなければ無意味。
*評価を気にし過ぎない。惑わされず、自分を磨く。
*人生の手綱は自分で握る。
周りに振り回されず、自分で決断する。困難から逃げず、向き合い続ける。
恥ずかしながら、菜根譚を最近知った。
子ども向けに24の言葉が選ばれていたが、とても参考になる。
投稿元:
レビューを見る
そうなんだけど!そうは言っても!という感じ。
そうありたいと思っていたことが書いてあるが、それが通じなかったときにどうしたらよいのか。。
投稿元:
レビューを見る
6才児と一緒に読もうと三冊を同時購入
・「こども孫子の兵法」(強くしなやかな心の育て方)
・「こども菜根譚」(逆境に負けない力をつける)
・「こども仏陀のことば」(悩みや不安にふりまわされない)
でもまだ6才には早いと思えてきて一緒に読んでない、子供向けの訳、まんが構成がとてもわかりやすいい、半世紀生きた父においてはほぼほぼ経験的に学んでいること、教えだった、けれど、再考したり、新鮮なヒントを与えてくれたりで、大人でも面白い、子供なりに多感になりだす?小学なかば頃がいいタイミングかなどうだろな、思い迷い悩む子供たちの指針になる、なお、ここからもう一歩踏み込む、考える必要はある、あと道徳の教科書にしたらいい、今の道徳教育はどんなだか知らないけど、すごく大事と思うなあ、ただ、まずはどんどんやってみるのだ、体験しまくるのだ、どんな気分か、どうありたいか、どうなりたいか、いつも自分に聞いてみる、そのときがきたら、まだ純粋な心のうちに?、この本を息子の机かベッド(まだないけど)に置いておきたいと思う不純な父。
投稿元:
レビューを見る
身近で話題に上がって気になっていたところ、斉藤隆さんが監修されたこども向け菜根譚があると知り購入しました。
わかりやすく、大人でも入門として良い本だと思います。内容は「辛い時にも幸せを見つける達人になろう」「噂に振り回されてはいけない」「辛い言葉や叱責は自分を磨くことができる」など、生きてきて何度となく言われてきた事が書かれていました。何度も言われても行うのが難しいことだから、昔から同じことが言われ続けているのだろうなと感じた。
また最近本の数をたくさん読まなくてはと思って焦っているところに「本はたくさん読んでも生かせなかったら読んでないのと同じ」という内容はグサ、と刺さった。
こども向けに超訳されているので、かんたんな言葉でイメージしやすい例とイラストが添えられていて、とてもわかりやすい。原文もふりがなを付けて掲載されており口に出して読めることで易しく触れることができます。
これを最初から噛み砕き無しで原文を読み始めたら理解できる気がしなかったので購入してよかった。
投稿元:
レビューを見る
斉藤さんの本でした
前から好きな本です
自分で着る服や着こなし(人生)
は自分で決める、楽しむ
とても大事です、イラストも可愛くてgood!
投稿元:
レビューを見る
第1章の「人格を育てる方法とは…」のところを書きました。
りかいするちからは「こころのひろさにつながり、
すぐれたじんかくのどだいになるよ。」
さいしょにかいてありました菜根は、「まずは人格を育てようといっていました。その答えが書いてありました。そして、その答は、「とく」=じんかくは「りょう」=心の広さによって作られ、そのもとになるのは「しき」-物ごとを見きわめ理解する力だと、こたえてくれている。
投稿元:
レビューを見る
小4男児
親が読んで欲しい本
寝る前に3項目ずつ読み聞かせ
“聞かせられてる”日もあり
全部は届いていないと思う
が、響く言葉もあった様子
時間をおいて再読の予定
著者の後書にあるように
いつか「あれはこういうことだったんだ」と気付く日が来れば良い