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テレビでよく見かける若手の社会学者、古市憲寿の社会学入門。社会学とは何か、という質問を、日本を代表する12人の社会学者に尋ねて回る対談の書籍化です。非常に読みやすく、かつ程よくアカデミックですごく読みごたえがありました。それぞれの社会学者が取り組む社会学者としてのアプローチをたどりながら、社会学の位置づけを多角度から理解できたと思う。
最近の学問は理論の探究から、事象の理解にシフトしている。そこに善し悪しはないだろう。だからこそ常にダイアローグを忘れてはいけない。個と全体の、一般と特殊の、理論と計量の。そしていつも問い続けることを忘れてはいけない。私たちの住む社会について、私自身について。
17.3.9
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なんだかよくわからないな。
これは、自分が社会学に興味がないからなんだろうな。
読んだら興味が出てくると思ったんだけど。
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著名な社会学者と、若手論客?としてメディアで活躍する古市さんの対談集。1人1人の学者の専門を深く掘り下げるというよりも、社会学とは何かという問いを皮切りに、それぞれのバックグラウンドや研究者としての考え方を浮き彫りにする内容だった。
社会学を学んだ事が無い自分としては、抽象度が高くわかりにくい話題もあったが、概ね読みやすく他の学問領域にも繋がる話もあると感じ、面白かった。
例えば、古典の読み方や仮説の立て方についての鋭いコメントが飛び出すこともあり唸りながら読んでしまった。
また、対談が12回繰り返されているので、正直誰が何を言っていたか私はわからなくなってしまった。内容をきちんと理解して自分の中に収めるには、何回か読み返さないといけないなぁと感じた。
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生徒役とはわからないことをより的確にわかりやすくする役目だと思うが
本書は大学レベルの一般的社会学の素養はあるものとして話が進められる。
そこをあえてわからないふりをして(読者と同じ目線)で聞くという事はない。
(その学者について注釈もない)
社会学の古典の学者の名前もバンバン出てくる。
なので、わかっている人にはより深く考察を与えてくれるが、
わからなかった人は置いてけぼりである。
それなのに定型文で最初に対談相手である大学の社会学の教授陣に「社会学はなんですか?」
という質問から始めている。
一見簡単そうに、親切に見えるこの質問はかなり厄介である。
マクロで言えば『人生の生きる意味とは』
ミクロで言えば『明日なにしますか?』
どちらも同じことを言っているが違うようにも聞こえる。
学問的に大きくとらえなければいけないようにも思う。
答えを聞いているが答えられない質問なのである。
漠然とこの質問の答えを探すよりは
出ない答えもあると知っていることが一つの解なのかもしれない。
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『古市くん、社会学を学び直しなさい』を読み始めたら止まらなくて、気付いたら朝に。
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大先生方12名に社会学とはなんぞやという質問を投げかける。社会学自体がそもそも越境的ないわば学際的な学問であること。政治学と経済学が範疇としない社会の残余の部分を対象とすること。人と人とが交わる場における意味生成に注目すること。
・
個人的には多くの先生方が社会学者をシャーマンと呼んでいたことに驚き
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わかったようでわからない学問分野のひとつ、「社会学」が、何を勉強する分野なのかがよくわかります。
経済学、法律学、経営学のあたりはなにを勉強するかなんとなく想像ができます。
社会を学ぶ、と言われると、何を勉強したって社会勉強でしょ?となってしまいます。いわゆる「社会勉強」と社会学とが全然ちがうことは、日本の社会学の大家であるセンセイ方の言葉を読めば理解ができます。
年代も学ぶ対象のちがう複数のセンセイを並べ、それって〇〇ってことですか?と、無邪気に聞いてしまえる立ち位置は、今のところ古市センセイが独占しています。
自分が語るのではなく、語らせて、理解する。
聞き上手の進化系が学べるのが、古市本のいいところですね。
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「社会学者」の肩書きで活躍するが批判も多い古市憲寿氏が、「社会学って何ですか?」と日本を代表する様々な社会学者に聞きに行くという趣旨の本。
話を聞きに行く社会学者は、小熊英二氏、上野千鶴子氏、宮台真司氏、大澤真幸氏、橋爪大三郎氏など錚々たる面々で、まさに日本を代表する社会学者たちである。それぞれに話は非常に面白く、本書の意図どおり社会学の魅力を感じることができた。
また、題名のとおりに、各社会学者から古市氏に対して辛辣な「指導」があるのも見どころであり、面白く読めた。一方で、古市氏には、聞き手としての才能があるな、とは感じた。
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「社会学とは、なんですか」と聞かれたら、みなさんはどんな答えを出すでしょうか
テレビでも活躍中の社会学者である古市憲寿さんが、12人の社会学者達と対談をしながら研究者たちにとっての社会学観を探っていく1冊。大澤真幸さん・上野千鶴子さんをはじめとして、代表的な社会学者達がどんな考えを持っているのかが、非常に分かりやすく述べられています。
さて、社会学ってなんだか遠い存在だと思っている人もいるのではないでしょうか
社会学者たちが浸透させた言葉や考え方の中には、みなさんにとって身近になっているものもあります。例えば「婚活」という言葉は、社会学者山田昌弘さんが提案して社会に浸透した言葉です。
この本を読むことで、自分にとっての「社会学」の位置づけが構築される1冊です。ちなみに、私は大澤真幸さんの「社会学を勉強すると、自分が直感的に押さえていたことを、概念を使って、精密に複雑に説明できるようになるんです」という言葉に、非常に納得させられました。
この本を通して、自分なりの「社会学」を見つけて下さい。
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「?」と思いつつ手に取った本だが、予想外に引き込まれてしまった。
インタビュアーの古市くんは、風来坊のように自在にルポして警句を吐きたいタイプと見える。さすがにインタビューの腕は、学問のプロらしくシャープでパワフルだ。現代日本を代表する錚々たる「社会学者」12人のアウトラインを明瞭にカッティングしていると思う。
全体を通じて、社会学者たちの明晰な言葉遣いに感心する。妬ましいともいえるレベルである。ただしそれゆえに、「評論家然」と寸鉄コメントを量産することが彼らの職業病であることが伺える。また、それが彼らのジレンマあるいは自責でもあり、その反動で、妙なイデオロギーポジションをとって、「アクティベータ」であるべし、という強迫観念に囚われてしまっている人もいるだろう。
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「社会学とは何か?」を10名ほどの社会学者の対談相手に質問していく。素人には小難しい内容。確かに社会学を説明しろと言われると難しい。「○○社会学」となるとなんでもありになってしまう。メディアマーカーへの登録のタグもとりあえずジャンル分けに困ると「社会学」か「雑学」にしている。雑学といっしょにしてしまうのは失礼だけれども。
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社会学のカタログ的な本。それぞれの研究者の思いや考えを引き出しています。参考文献も多数あり、少し腰を据えて社会学を学んでみようと思いました。
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社会学とは何か?という問いが、社会をどう捉えられるか?どという個人的な興味・テーマにハマって面白かった。
どんな社会で生まれ育ったからその人間が生まれたのか?→育てたい人間(子供)を育てるためにはどのような社会(学校)をつくるべきか、という地方創生・教育の観点に置き換えて読み進めた
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社会学と聞いてどういった学問かピンとこないものがあったので、解釈の参考になるかと思い読みました。
12人の社会学者達と古市氏の対話を通して、社会学がどういった学問であるか、各者の考えが対話形式の文章で記されています。各者との対話は書籍の都合もあり短いものとなっており、深い知見が得られるという感想ではないですが、各対話における共通点を見つけることで社会学がどういったものであるか、自分なりに考え理解することができました。
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12人の社会学者に「社会学」とは何かを問う。
社会とは非常にあいまいな概念だが、政治学や経済学ではカバーしきれない部分を社会学が担い、「社会」という抽象的な研究対象を普段とは違った視線で説明することと多くの学者は説明している。
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社会学とは?に対する複数の社会学者の認識を知ることができた
この本をきっかけに、登場した社会学者の書籍を読んでいきたい