紙の本
説得力ある内容
2019/09/21 13:08
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投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る
大統領選でトランプが使い、支持を集め、ライバルを倒す説得術を解き明かしてます。
トランプの考え方や発言の基本は徹底したポジティブシンキングで、一切のネガティブな潜在意識を否定する。繰り返しポジティブなメッセージ「勝つ、勝つ」「アメリカを偉大な国にしろ」を聴衆に送ることで一体となったポジティブ感を与える。
ライバルの候補者との討論では、アリストテレスの弁論術に基づくテクニックを駆使し、相手を打ち負かす。また、支持者を増やすための計算されたスローガンや心理テクニックも駆使し、絶大な効果を上げる。
また、トランプの戦い方に比べると、ヒラリーの戦略は明らかに不味く、勝ち目がないことが描かれる。
出版は大統領選の1ヶ月前であるが、この本を読んでいたらトランプ勝利を予想していたかもしれません。
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本当は選挙終了までに読み切りたかったが、ドナルド・トランプが次期大統領に決まってしまってから、読み終えることとなった。
選挙中盤、ドナルド・トランプが優勢なのではないかという噂を耳にして、なぜそのようなことが言われるのだろう?と思うと共に、日本ではアメリカの実際の声が入ってきていないのかもしれないという思いも沸いてきていた。
傍目からすると、豪快なでっかいおっさんが、突如現れ次々と候補者をなぎ倒していく。それに対して、ヒラリーはそつなく大統領候補となっていく。
日本人の目からすると、ヒラリーの方が次期大統領としては望ましいと思われたというバイアスもあったのだろう。
しかし結果は違った。
何故だろうか。
それには何かある。選挙中番に入ってきた噂も、何かあるはずだ。と言うときに、この本を紹介された。
と、読み進めると、ドナルド・トランプがこの選挙戦をしたたかに勝ち抜くために、いや勝ち抜くためだけに何をするかを徹底的に考え、事を進めていたことがよく分かる。
それが良い悪いの問題ではなく。そのことによって、彼は次期大統領に選ばれたのだ。
日本のリーダーたる人物も、このように戦略を持ちながら進められる人物である必要があるのだろう。
ただ、彼の行ってきたことを手放しで褒め称えたいとは思えないが。
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なぜトランプが大統領になったのか、その秘密を知ることができるのではないかと思って読んでみた。
トランプは「話術」のとんでもない達人であり、「説得術」のとてつもない天才である。
トランプが駆使する技術の基本原理はじつにシンプル。
古代ギリシアから伝わる弁論術、現代の心理学、言語学、最新のブランド理論、自己啓発思想などの教えを独自に組み合わせて愚直に実践しているとか。
トランプについて肯定、否定の意見もあるだろうが、
「大大成功者」であることは間違いない。
その力の源を自分なりに咀嚼し武器としていきたい。
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言っていることの中身など、実はたいした問題ではない。そもそもトランプの発言の70%が事実に基づいていない。
トランプは自分が優勢になるテーマを選んで論戦に挑み、勝利する。負けるテーマははなから選ばない。
トランプは決して謝らない。謝らないことは自分と世界の関係を変える。謝らなくていいのだから、羞恥心も罪悪感も必要なくなる。なんでも自由に話せるようになる。そして、発言が招くかもしれない結果も全く恐れなくなる。
ポジティブ思考を実践しろ。そうすれば物事の焦点が定まり、不必要なことやネガティブなことを根絶できる。自分のことを表現するのに平凡なという言葉を使ってはならない。
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ドナルド・トランプ 黒の説得術。浅川芳裕先生の著書。政治家としてのドナルド・トランプ大統領に対する好き嫌いは分かれるだろうけれど、ドナルド・トランプ大統領の話術や説明能力、プレゼンテーション能力、ポジティブ思考には学べるところが多いと思います。日本人が一番苦手な分野なのだから、素直に学ぶ姿勢が必要なのかも。