0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:(o´ω`o) - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻ってことで2人のラブラブなところを期待していたのに、ラブが1箇所しかなく…残念…。塔子と明槻は別々の場所にいたし、もっと2人が一緒にいるところが読みたかったです。三条女御とのバトルももっと見たかったです。
投稿元:
レビューを見る
ラストの9巻です
後半、細かな設定好きな作者のくせが色濃く出てきたけれど、少女小説らしいテンポの良さを崩すことなく楽しめた。
ラブラブな度合いはかなり減ったけれど、女御としての覚悟もできて丸く治るところに収まって、乙!
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5414.html
投稿元:
レビューを見る
この巻では登場人物も増えず、新しい大きな謎や問題も起こらず、良い感じで幕引きされました!といって、もちろん熊野から戻ってこないといけないし、二人の仲は進展するのか?とか、もろもろ残ってる案件だけで充分楽しめます。ああ、そういえば、古事記の写しは終わったのかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
三条女御の陥穽に陥った塔子は、左近衛大将がの知らせによって素早く熊野に逃れる。一方、東宮・明槻は水害の後処理を下級官吏たちと進めていた。さらに左京区だけに疫病がはやる。先の左大臣の怨霊のせいとその娘の塔子は呼び戻されることになる。水害と野分のせいで井戸が汚染されたためと考えた塔子のひらめきのおかげで、疫病は収まる。このあと、どうなるかって?塔子は三条女御に復讐などしないのさ。三条女御と自分の息子のどちらを立派に東宮として育てられるかと宣言する。三条女御との丁々発止のやり取りが凄い。塔子らしいやり方で、前向きに乗り切ろうとする。左近衛大将もまじに「どんな難題も、知恵と根性で立ち向かっていける女人」と評するのだった。東宮・明槻もすがすがしい心映えを見せ、塔子は惚れ直す。
最後は、塔子の息子が母を追って逞しく這ってくるところの場面で終わる。猿の子は猿なのである。立派な国母と東宮になるだろう。
いかにも塔子が主人公の物語にふさわしい終わり方だ。非常に魅力的な主人公だった。