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アンドリュー・カウフマンの新作。
前作もなんとも説明し辛い、変わった内容だったが、本書の『ヘン』っぷりも相当なもの。それでいて、ある種、ハートフルな家族の物語になっているのだから驚く。前作もそうだが、タイトルのセンスが秀逸で、つい手に取ってしまう……。
手触りの良い造本も良かった。今度はブルーなのね。
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呪いを解く物語と呪いから解放されて主体的に呪いを選んでいく物語。
祖母からの呪いを一人一人が背負い、そこから解放された時にあえて選ぶものが何か。
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歳をとってからいいなと思えることが増え、人の家族の話を聞くのもその1つ。若い時はなんだか気にくわなかった。私なんて癇の虫が強く家族と衝突ばかりして早々と家を出たが、驚いたのは妹が結婚する時に「家が大好きだから出たくないさみしい」と言っていたことだ。家族ってわからんなあ、と思った。よそから見たらもっとわからんだろう。そこが最高に面白い所だ。カナダの作家が書いた家族の話。どこの家族もいろいろあって覗くのは楽しい。一緒に住んで許し合って生きるのは最高の宝物なんだろう。自分にはできない。癇の虫強いから。
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アンドリューカウフマン「奇妙という名の五人兄妹」http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010645 … 読んだ。なんか中途半端だった。死にかけの母親との会う病院のシーンが急にSFみたいになってでもマジックリアリズムにも寓話にもオカルトにも仕上げきれてなくて浮いてる。自分探しのロードムービー的なジュブナイル(おわり