紙の本
絶対面白い
2017/04/27 14:30
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投稿者:Taku61 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界で1番嫌いな男と渋々コンビを組まざるを得ない生い立ちと、しがない商売故のとんでもなく危なっかしい橋を渡る状況をネイティブ大阪弁を駆使し面白可笑しく読者を惹き付ける魅力的な登場人物がとても興味深い
紙の本
シリーズ最高!?
2017/08/08 10:43
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
疫病神シリーズ第5弾のこの作品。相変わらずの面白さでした。第1作から強くひきつけられてずっと読んで来ましたが、さすが直木賞受賞しただけあってかシリーズ中でも白眉の一冊かも。私的には他に主人公の二人が北朝鮮で大暴れする「国境」がとても好きですが、それに負けず劣らず本作品も面白いです。イケイケヤクザの桑原と自称建設コンサルタントの二宮の、相変わらず仲が良いのか悪いのか分からない(悪いのかw)コンビのやりとりは最高。何せテンポが良くてキレが良い。どんどん物語に引き込まれていきます。とはいえ物語はしっかりと作り込まれていて読みごたえも十分。しかも今回は、「さすがの桑原も・・・」と思わされる展開。なりゆきとはいえ、「上の組」に弓を引いてしまいます。さらに瀕死の大けがまで負ってしまい・・・そしてこのタイトル、という訳ですが。さて桑原の運命やいかに。次作が楽しみです。
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疫病神シリーズ五作目。直木賞受賞作。変わらぬ世界観である、桑原と二宮の掛け合いには笑わされ、桑原のイケイケっぷりにスカッとさせられる、エンターテイメント娯楽作品の最高峰。
シリーズ全て読んできたが、今回は暴対法施行後で渡世人達のシノギは厳しくなり、哀愁漂う空気が全編にあった。また、他シリーズより、同じ川坂会内の込み合いで対立構造がわかりやすく、一層の読みやすさを感じた。次作も楽しみ。
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初めての黒川博行作品
ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮コンビの軽快なやりとりがスピード感を感じさせる
「疫病神」シリーズを最初から読んでみようと思う。
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関西弁と任侠の言葉が何とも言えない味を出している。
それがこのストーリーの雰囲気のようなものを醸し出しているのだと思う。
話しの流れとしては独断奇抜な所は感じないが、この雰囲気が飽きさせずに読者を惹きつけているんだと思う。
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相変わらずの面白さ。
会話のテンポが本当にすごく良い。特に二宮と桑原の会話がおもしろくてどんどん読める。
ドラマがすでに放送されていて、映画も今月やるということなのでどちらも観てみたい。
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全シリーズ面白いけど、特に面白かった。テンポもいいし、二人の関係にも年季が入って読んでいて楽しい。続きが気になるなあ、さすがの桑原もピンチだと思うけど、どうなるのか。
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疫病神シリーズ5作目だが、だんだん話が面白くなってゆく。シリーズで一番面白く、直木賞受賞も納得。
とくに桑原と二宮のやりとりは、次第に漫才コンビかと思うほど。
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第151回直木賞受賞作。大好きな役者さんで映画化されたので、ミーハー的な気分で読もうと思ったけど、シリーズものと言うことで、ちゃんと1作目から読んで、これ作品が「疫病神」シリーズ第5弾。暴排条例により、仕事がない二宮。そして、金回りの悪くなった桑原。二人は映画製作の出資の話に乗るが、またもや逃げられ、今回はマカオまで追いかけることに…展開自体はいつもと一緒だけど、ラストはなかなか衝撃的!次作で、どんな展開になるのか、気になる。
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ヤクザの桑原・二宮コンビの疫病神シリーズにして直木賞受賞作です。本作を読んで一番面白かったのは映画プロデューサーの小清水のキャラクターでした。ウソをついて逃げては捕まり桑原に殴られ、またウソをついて逃げては捕まり桑原に殴られ・・・悪いやつなのですがちょっと間の抜けたところの造型が秀逸で、桑原にボコボコにされるところなどは十分すぎるほど笑わせていただきました。
もちろんこのシリーズの醍醐味である登場人物たちの関西弁のやり取りについても、いつもながらいい味出しています。本作は映画化されたようですが、文章じゃないとこの掛け合いの面白さは半分も伝わらないんじゃないかなあと思えるほど、地の文を含めて非常によく練られたものになっていました。
作品の豪快さという点では『国境』に一歩譲るものの、受賞作として何の問題もありません。未読の方は『疫病神』『国境』を事前に読んでおくとより楽しめると思います。
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20170403
初めての黒川博行氏の作品を読んでみた。
やはり直木賞作品は面白い!
他の作品も読んでみよう。
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疫病神を買った時点でのシリーズ最新作がこの破門で、破門まで読んだらもういいかなー、なんて思っていたけれど、こうなってくると次の展開が気になるね。桑原、どうなっちゃうの?
でも直木賞は、「五回も落としてごめんね」分が加味されてると見た。最近読んだ「恋歌」「蜜蜂と遠雷」ともにとても良かったから、それと比べるとね。
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このミス、2015年版8位。裏社会系のハードボイルド。シリーズ5作目らしいけど、いきなり読んでも問題なし。この作者のはじめて読むけど直木賞受賞作だけあって力量感じます。大阪弁の会話中心でテンポ良く話が進んでいき、良くできたテレビドラマを見てるように先が気になって途中でやめられなくなる。いろいろ考えて相手をはめにいくところとか、それでもミスってしまうとことか、妙にリアリティがある。軽妙なユーモアにも溢れてて、悪役なんだけど親しみを感じて感情移入してしまう。自分の青春を過ごしたところが舞台となってるのもあるけどとても面白かった。
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投資詐欺にあったヤクザが詐欺師を見つけ出して報復するというのはヤクザものとしてはありきたりなストーリーなのですが、そこにひとりの堅気(ヤクザとは関係のない一般ピーポー)を主人公として加えてヤクザとコンビを組ませたところが、この本を面白くしていると思いました。
直木賞受賞作品という事で初めてこの著者の本を読んだのですが、全部読んでしまってから、この本はシリーズものの第5作目だったという事に気づくという、読書あるあるをやらかしてしまいましたが、別に1作目から順番に読まなくても十分に楽しめる作品だと思います。
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なかなかいいテンポで読めた。
ヤクザの道理でどうにかしのいでいくけど、次はどうなるんやろな。シリーズになっとるみたいやけど、初めて読んだ。次回作が気になるところやけど、前作を読みたいと思うほどではないかな。