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ディエゴはまだ立ち上がったばかり
2017/02/19 02:07
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投稿者:NG - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻完結の物語としても優れているし、序章としても充分。
ただ、やっぱりディエゴが立ち上がっただけで、何も見えてきやしないのも事実。
ただただ、続きが読みたい。
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コロンブスの新大陸発見をモチーフにしたハイファンタジー。
題名どおりゴーレムっぽい巨人が登場し戦闘場面もあるけれど、物語の主題はそこではなく、侵略するものとされるものとがどんな未来を作っていくかというお話。
『はたらく魔王さま』の作者の物語らしく、一筋縄ではいかない展開と、それぞれの立場のぶつかり合いがイイ具合に描かれている。
こう言う、いろいろあったけど収まるところに収まってハッピィエンドなお話はやっぱり好き。
そりゃまあ、この後もいろんな大陸の国が押し寄せてくるのに、そんなうまくいかないだろうとか、あの陰陽術の使い方はどうなんだとか、いろいろツッコミどころはあるんだけど(笑)
個人的にはやっぱり人の想いの部分に心を動かされた。
ディエゴが出自を明かしたときのローゼンの激情。
幼い頃出逢い引き離された少女を助けたいと想い続けたディエゴの優しさ。
誰かのために自分にも出来ることがあるならやってみたいと決意するアルバロ。
やっぱり、いいよね。
それにしても後書きにあるけど、もしかして続編書く気満々ですか?
見てみたい気もするけど、さて。
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1冊です。世界史の大航海時代を土台にしたアクションライトノベル。これに東洋の五行説、南米?の呪術が混じって巨大人形決戦兵器が敵を蹴散らす、それを西洋の錬金術で打ち破る展開が面白いね。後半の原住民、侵略者それぞれの言い分が絶望的に混じり合わない所に人間の業を感じた。
これ一冊なのがもったいない。ローズのその後が知りたい。庭師の技を得た彼女がその指で植物を自在に操り侵略者に復讐する様を…