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借りたもの。
胎内記憶というものがある事を知った著者が、そのエピソードを集めて、お腹の中にいる赤ちゃんには意識がある事、生れてきた時の事を覚えていること等を挙げている。
それらは「赤ちゃんが生まれてくる事は赤ちゃんなりの意味と意思があること」を強く感じさせる。
それらを読んでいると妊娠やお産に対する不安が軽減するような……
つわりや逆子などのお産トラブルでさえも、赤ちゃんからのメッセージと捉える……何事も前向きに捉えた方が良いと感じる。
お腹の中にいるときから言葉をかけてコミュニケーションを取り、絆を深めてゆくことを推奨している。
子供の胎内記憶の聞き出し方。
子供はみな自分の目的を叶えてくれる母親を選んで生まれてくる、と同時にママを助けるために生れてくる。
いのちは神様からの預かりもので、子供は親の所有物ではない。
最後は輪廻転生――魂の宇宙観――に話が進む。
アカシックレコードのようなものがあり、人間の経験はそこに蓄積され、一瞬でダウンロードされるという(それは“その魂ひとつの記憶”なのか“全人類の魂の記憶”なのか、文脈からは両義的に解釈できた)。
著者は「前世の記憶がある」という人たちの話を聞き、人生とは、人類の営みとは、「経験を積む」という事に集約・帰結するのではないか、と考える。