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小説の構造がうまく行ったかっていうとうーんって感じだなあ。
二つの作品を単品ずつで読みたかったなあって部分はありますね。
サイコミステリのは、最後に意外なミッシングリンクが明らかになる本格として芦辺拓の新たな境地を見せてくれそうだったのに。
まあ、普通に両方面白かったけど。
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【ネタバレあり】
前から読んだり後ろから読んだり、解決が真ん中に挟まってて袋とじになってたり、わくわくする構成で読む前からテンションあがりました。
しかし、構成は極上なのですが、なぜあんな大掛かりな舞台設定が必要だったのかとか、A面とB面が自分の中でうまく一本の線に繋がらなかった部分もありました。最後に碧のブログが公開されたってことは……と考えるとぞわわっときた。
シリーズものと知ずに読んでしまったので、主人公のキャラがよく掴めなかった。思い出したように関西弁になるのは、そういうキャラなのかな??
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【収録作品】琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー
仕掛けは面白いし、冤罪を生み出す仕組み、男社会の歪さなど、現代社会の問題点が指摘されていて興味深い。ミステリ部分はあっさり。
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発想は面白い。トリックもまあいい。
ただ、ラストがちょっと強引。
設定がそうゆうのだから仕方ないけど、
もうちょっと描きかたが。
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人は多面性のある生き物だ。
同じ人間でも、ある人にとってはこの上もなく親切で善良な人であり、ある人にとっても冷酷無比を絵に描いたように鬼のような人かもしれない。
「月琴亭の殺人」では、弁護士である森江が偽の招待状で月琴亭におびき出されるところから始まる。
そこで森江は、かつて苦々しい思いをした裁判関係者と再会する。
森江の他にも偽の招待状で館に集められたのは5名の男女。
状況的に大きな密室となってしまった館で殺人事件が起きてしまう。
「ノンシリアル・キラー」ではある人間が綴るブログに書かれた記事が描かれている。
電車内のトラブルで死亡してしまった女性にまつわる記事は、ある人への深い感謝と、どこの誰ともわからない人間への怨みが込められていた。
解決篇では、ふたつの物語を結びつける事実が明らかにされていく。
善良なだけの人間もいないかわりに、悪意だけの人間もいないのでは・・・と思う。
理不尽に虐げられた思いは、やがて危険な方向へと人を突き動かしていく。
どこが?と聞かれると困ってしまうのだけれど、何とも既視感のある物語だった。
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よくわかんない
docomoショップ待ち時間で読んだからか、なんかよくわからなかったよ。奇抜な感じなんだがなぁ。残念。
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ミステリ。サスペンス。
前からも後ろからも読める本。折原一さんの『黒い森』を読んで以来。
前から読むと孤島もののミステリ。後ろから読むと社会派サスペンス。真ん中の解決篇でリンク。
それぞれの事件は正直たいしたことないが、こういう意欲的な作品は好み。
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ブクログの献本でいただいた作品です!
前からも後ろからも読めるのが特徴の本。本自体に仕掛けがあるのが面白いと思いました。
電子書籍で発売される作品が増えたりしていますが、「ダブル・ミステリ」のように仕掛けがあると本を実際に手に取ってみたくなる気がします。
物語は面白かったけれど、少し物足りなかった感じが…。けれど、仕掛けのある作品は見ているとワクワクするので、読めてよかったなあと思います。
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「月琴亭の殺人」と「ノンシリアル・キラー」の二本立て……というか、二作品で一つの作品。まさしく一作でダブルに楽しめちゃうミステリです。
実をいうと、これはそれぞれのパートだけでも事件としては成り立つのだけれど。ミステリとしてはとことんアンフェアです。だからこその、ラストでのあの袋とじなのですねえ。二つの事件が見事に結びついた解決篇にどきどき。なんとなーくというレベルでは二つの事件のつながりがわかったものの、そういう構図になっていたとは。
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ミステリ2作品が前後に分かれて収容されており、解決編は袋綴じ。ミステリ好きには堪らない装丁になっている。
面白い設定であり解決編もそれに基づいた趣向になっている。意外な犯人ではあるが片方を読んだだけでは解らない点にアンフェア感がある。
充分に楽しめる内容ではある。
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本の前後両方から別々の物語を読み、真ん中の袋とじでその二つが合体した解決編という面白い仕掛け本。後ろから読む話はウェブページという設定で横書きである。
心意気のわりにミステリとしての驚きは微妙だが、人間の二面性が面白かった。
これ、電書もあるようだがどうなってるんだろう。
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「月琴亭の殺人」というクローズドサークルものと「ノンシリアル・キラー」というサスペンスミステリを表裏からどちらも途中まで読み進めると真ん中の袋とじが両方の解決編になっているという凝った作りです。一つのミステリを二つの別視点から追うのとどこが違うんだろう?と思いながら読み進めましたが、読み終わってみるとちゃんと違いました。○○的で賛否はあるでしょうが、伏線の張り方等はちゃんとフェアだったと思います。帯の「ただ瞠目せよ! 」という煽りは期待値を必要以上にあげてしまって勿体ないですね。
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吃驚するほど駄作。文章は稚拙だし奇をてらってるだけで人物に深みもない。まるで前衛的だと信じてるつまらない小劇団の旗揚げ公演みたい。
作者の年齢とキャリアを見て二度吃驚。ウソでしょ。
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探偵 森江春策を含む5人が偽の招待状で陸の孤島になる館に集められる「月琴亭の殺人」。
元恋人の死と連鎖したような事件を追う記者「ノンシリアル・キラー」。
どちらから読んでもよくて、解決編は真ん中の袋とじに―という面白い仕掛けにワクワクした。(どちらも読んでからでないと解決編に不明な部分が出てくる)
ミステリー部分は上手く行きすぎな感はあるけど、こういう意欲作はガンガン出されて欲しいな。
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前から読んだら密室ミステリー、後ろからはノンシリアルキラー真ん中のページで解決するという凝った作り。