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紙の本

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2016/12/16 23:49

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ソ連・モンゴルに抑留された日本軍将兵や民間人達を取り上げる前史として赤軍の捕虜になったドイツ軍将兵を取り上げているのは目新しい。この本で日本軍の戦争犯罪に対する視点が欠如していてソ連や「民主運動」を酷評しているので「問題が多い」と批判されている「シベリア捕虜収容所」や参考文献目録には出て来るが、おそらく世界観の違いで本の中では出て来ない「シベリア抑留全史」や新潮選書の「シベリア抑留」にもドイツ軍将兵についての言及はあるが、この新書本は三分の一ほどドイツ兵を取り上げているので、却って日本軍将兵や民間人達の運命についての記述が薄くなっている。これならドイツ軍将兵で一冊書いてから、もう一冊で日本軍将兵や民間人達を書いた方がよかっただろう。
 意外とドイツ民主共和国史の前史としても必要な自由ドイツ国民委員会やドイツ将校同盟(この本ではドイツ将校連盟)、反ファシスト学校といった組織についてまとまって書かれた日本語の本がありそうもないし、ソ連の捕虜になったドイツ軍将兵について単独で書かれた本もないと思う。経歴が経歴だから、あまり当てになりそうもないかも知れないが、パウル・カール・シュミット博士の共著「捕虜」や「極反動」でロシア語が出来るので典型例ではないであろうエーリヒ・ハルトマンの伝記の該当部(捕虜になった当時のハルトマンの写真で階級章を付けていなかったのは戦後、ソ連側がドイツ兵に階級章の着用を禁じたからだとは知らなかった。日本軍人の場合、「民主運動」で階級章を外すように「要求」した事やハバロフスク裁判で「被告」になった軍人が階級章を付けていたので、昭和24、5年頃までか?)、グイド・クノップの「ヒトラーの戦士たち」のパウルス元帥を書いた箇所ぐらいだと思っていたが、コラムで紹介されているハインリヒ・フォン・アインジーデル伯爵の本の存在や邦訳があるとは知らなかった。ただし、著者は彼がドイツ再統一後にドイツ社会主義統一党の後継政党である民主社会党から連邦議会選挙に出馬した事に言及していないから知らないようだ。ドイツ軍は日本軍や赤軍と違って、敵の捕虜になる事を否定していなかったから、パウルス元帥が駐土大使館付武官に手紙を出して家族に軍装を送ってもらう事を依頼して、少なくとも元帥の肩章を送ってもらったのは「ヒトラーの戦士たち」を読めば分かる。ドイツ軍が赤軍の捕虜になるのを忌避したのは彼らが犯した戦争犯罪に対する報復への恐怖心と差別意識が混ざっていたからではないか。
 ヴィンツェンツ・ミュラー将軍のように騎士十字章を授与した軍人がDDRで高い地位に就いていた人物がいた事は触れていない。

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2016/12/12 18:23

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2017/05/13 11:09

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2017/06/13 16:52

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2018/12/07 16:31

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