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清貴の「視野狭窄」ぶりが面白い。
ミステリーとしては、風呂敷を広げた割には、深みがない。ライトノベルなのだからこんなものか。
あとがきに校正さんへの謝辞が載っていたけれど、校正担当の人、いたんだ。今回も誤植はたくさんあったけれど。校正している人がいるというのは、その人の無能さアピールになってしまうから、言わない方が良かったかも。
でも、何はともあれ、清貴と葵が楽しそうで何よりだ。
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家出娘を心配する探偵の父親、三人で参加する政治家のパーティ、メンタルセミナーからの怪しい教団合宿への潜入。初の長編。会話にはぎこちなさを、不意の京都弁等には一部を除きわざとらしさを変わらず感じてしまう。元彼と元親友カップルは顔見せ的で終わりほっとした。強烈な淀みや対比する葵に幸せと優越感を考え込む。
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①意外な依頼人②捜査開始③人の想いと三十三間堂④捜査結果⑤潜入捜査開始⑥その真相、初めての長編と葵さんとホームズさんが付き合い始めた設定が嬉しい作品で楽しく読めた。なんといってもラストエピローグが素敵すぎる。これまでの出演者が出席するであろう葵さんのお誕生日会、想像するだけで素敵すぎる!
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ホームズこと清貴の腹黒いキャラを楽しむには良いお話でした。
このシリーズはキャラを楽しむのがいいと思う。
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最後の元カレの話があったせいか、葵が必要以上に守られているイメージが濃く残ってしまった。葵が活躍して清貴がポカーンとなるくらい痛快なエピソードが今後あるといいなと思う。議員の息子の史郎は結構好きなキャラだったんだけど、もう出てこないのかな……
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初めての長編で、読み応えがありました。
まさか小松さんが再登場するとは思いませんでした。
今回は円生さん、秋人さんやオーナーの出番がなく、いけずなホームズさんがいつもより控えめだった気がします。
次作も楽しみです。
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今回は長編のアクションあり、宗教あり、薬物など
今までとは違う醍醐味があって面白かった。
清貴と葵もラブラブ度が増してました。
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晴れてカップルとなった葵ちゃんとホームズ清貴の2ショットがまぶしい大人気京都ミステリーの6冊目です。シリーズの初長編は十二神将の仏画盗難事件と女子高生失踪事件と怪しげなセミナーと大麻密売を絡めて殺人事件以外の要素で犯罪事件を巧くまとめられていましたね。今回は私立探偵の小松さんがお笑いの秋人さんの代役を務めた感がありますね。清兄を慕う利休君にはBLの気配が濃厚でちょっとヤバイですね。今回も腹黒さ&あざとさ全開のホームズ清貴でしたがエピローグでやっと邪魔が入らずに葵ちゃんとのキスシーンが実現して良かったですね。
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1冊まるっと同じ話という初めての長編だっただけに読み始めると先が気になってやめられず、ほぼ一気に読んでしまった。その分これまでよりも、読み応えもあったかな。
ついに付き合い始めたホームズさんと葵ちゃんだけど、付き合い始めてもぐいぐいと仲が深まる事はなく、ほんのり進むふたりが微笑ましい。
時折暴走するホームズさんが可愛らしく、また彼らしく安定のかわいげのなさや腹黒さを見せる場面もあるものの、葵ちゃんにはぞっこんで必死な姿がたくさん見えてきて満足。
最近キャラ読み的に楽しんでいるシリーズだけれど、続きも楽しみ。
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著者の本は、面白いんやけどチョイチョイ文章や表現にひっかかるところがある…(なんかスイマセン)。
じゃあ読むなよっちゅう話やけど、イヤイヤ、ひっかかるねんけど、著者は文章や小説、京都にすごい思い入れがあって丁寧に書かはるよなあ、ちゅうのはめっちゃ伝わるので、つい読んでしまうねんな…。複雑…。笑
などと、そんな妙なテンションで読み始めたせいか、今回はめっちゃ面白かった!
長編より短編のほうが好きなはずやのに、今回はあとがきでいうてはったとおり、ラブも鑑定も京都もアクションもすべていい塩梅でつまっていて、最後まで楽しめたよー!
ほんで、途中でわかった気がした。
「寺町のホームズ」シリーズは、基本、葵ちゃん主観で話が進んでいくけど、ベースは第三者視点やねんな。
いわゆる「神の視点」ちゅうやつやから、本来なら葵ちゃんが知らないはずのエピソードや心理描写がチョイチョイ入ってても、
「ああ、そうなんやねえ」
ぐらいで読めるんやけど、「祇園の拝み屋」は、小春主観で話が進んでいくのに、小春以外の目線の話もチョイチョイ挟まってくるから
「いやいやそこは違う形で書いてほしいな」
って、思ってしまうんやわ。
例えば、葵ちゃんと清貴がおって、清貴が「〇〇を見て△△と思った」と、いうところは、葵ちゃんには本来わからんわけやん。
でもそれを読者に伝えたい、と、思ったとき、清貴が「△△と思ったんやなあ、と、葵ちゃんが感じた」と、いうようなエピソードを放り込んできてくれたら、こちらとしても、清貴の心理もそれを察した葵ちゃんの心理もわかるというやつ。
もちろん、作中で葵ちゃんが清貴の心理に気づかなかったのであれば、(葵ちゃん視点の話なら)読者も気づかなくていいわけやし、葵ちゃんは気づいていないのに読者にだけ気づいてもらいたいとなると、すごい難しいと思う。
清貴の心理を読者にだけ伝えないとあかんくなって、ほんで、著者は
「清貴は『△△だなあ』と、思った」
と、いう文章をポーンと放り込んでくるから、えっなんだその押しつけがましい説明文はと思ってしまうねん。
よくわからん話やけど(ほんまにな)著者はそういうところが興ざめになりがちやってんけど(そこまで読者に説明しなくても、こっちで想像しながら読むよ…? と、思ってしまうので)、今回はそういうのがほぼなかった。
ほんで、これはあくまで私の好みであって、著者の文章のうまいへたでは決してないと思う。
そういう書き方もあるんやろう、私が素人で読解力がうすいため、なかなかついていけないだけで。
(ほんまスイマセン)
くどくどと書いてるけど、清貴と葵ちゃんのキャラがええなー。
清貴、めちゃめちゃ病んでるやん。こんな病んでるヒーローでええん(笑)。ここは敢えての笑かしにかかってはるよね?
「真面目で面白みにかける僕」っちゅうのは、どこからツッこんでいいものやら。
これは読者も全力でツッこんでええんよね。この人病んでる。笑
人前でも堂々とイチャイチャやってるので、ツンデレ系ではまったくないし面倒臭い系でもないけど(ある意味面倒臭いか)、…まあ、よかったな、清貴。葵ちゃんみたいないい子が彼女になって…。笑
そんな清貴の、それこそホームズを連想させる観察眼はねちっこくて嫌いではないです。
(ほめてるように聞こえない)
作中で、「人が無意識に発した言葉尻をいちいちつかむ人」と、言われていて、ああなるほど、そういうことか、と、納得。
それだけのことといえばそれだけのことやけど、それだけのことが難しい。
あと、今回は小松さんもよかったよね。清貴のたばこのつけ方はどうかと思ったけど(笑。著者、何狙い?)、小松さんの前職は捜査一課あたりかと思ってた。
警察関係かもしれへんけど、サイバー系らしい…。また…。すごい設定を持ってきはるな…。
あと、今回も誤植を見つけた。珍しィ! ( *´艸`)
「どうなつている」って、中原中也氏みたい。@汚れちまつた悲しみに
雅美さんが優子ちゃん失踪の件を小松さんほど心配していなかった理由がすごかった…。
これだけで1冊書けそうやのに、さらっといったよね。
そんな小松さんが送ってくれていた養育費を使わずに「よけていた」ちゅうのも…。よけるって。確かにそういうけども。
著者の関西弁(京ことば?)は、地元の方に監修してもうてるらしいのに、これまたチョイチョイ「あれっ」って思ってしまう。笑
訛りを小説に書くのって、難しいね。
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■ブルーカラー
賃金労働者のうち、主に製造業・建設業・鉱業・農業・林業・漁業などの業種の生産現場で生産工程・現場作業に直接従事する労働者を指す 概念である。
(2017.07.12)
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長編です
少し深刻な状況が絡んできていても主人公たちの人間性なのか、無事解決する作者の手腕が拍手もの
過去のものと思われた元彼が安っぽい想像で、ホームズが頼まれ彼氏役と思い込み「蔵」にきて、今度こそ付き合いだしたホームズとの幸せをかみしめるのだ
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ホームズさんと葵が付き合い始めてからのストーリー。
私としては、その前の状態の方が良かったなあと思いつつ、これまでの作品通り、楽しく読みました。
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タイトル通り今回は捜査ありアクションありのミステリーでしたが、なかなか面白かった。
妙にウブさを出している恋愛シーンは自分には余計だけど。。
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今回はシリーズ初の短編集。仏教関係美術品の連続盗難から女子高生の失踪、薬物怪しい団体への潜入捜査にアクションと盛りだくさん。葵への彼バカぶりを発揮する清貴、でも手繋ぎ止まりなのが彼らしい。エピローグで出てきた葵の元彼ともと親友はなんなのかな。結局葵を下に見て自分たちが上から見下ろして葵を憐んでて性格悪すぎ、清貴に追い返されてよかった。
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私の地元とご縁のある作家さんの作品。それがきっかけで読み始めたけど、すっかりハマっています。
今回はシリーズ初の長編。複雑なミステリー、潜入操作、アクションシーンなど、いろいろ満載で面白かったです。仏教の話はちょっと難しかったけど、興味深かったです。
いつもは葵ちゃんの一人称の語りでストーリーが進むけど、今回は他の人の視点(一人称ではない)の章もあって、最初はちょっと混乱しました。でも、一つのシーンを異なる角度で見られたり、潜入捜査先の建物の中と外の出来事が時間差で書かれていて、面白い構成だと思いました。
ホームズが潜入捜査中に見張りの気を引くために超ウザい人になったり、いつもクールなのに葵ちゃんようやく付き合うことになって色ボケになってたり、今までと違う一面に笑ってしまいました。
今回は宿敵円生との対決がなかったので、また続編が楽しみです。