投稿元:
レビューを見る
これまた肉食。
著者は、広告代理店で働きながら銀座のホステスもやっていた「小悪魔」で有名な蝶々さん。
存在が肉食ですよね。
でも、読んで疲れる「ガッツリ」じゃなかったです。
読んでいて、
あぁ、私にも道が開けるかも、そう思える1冊。
『白馬の王子さまも心震えるような出来事も幸運も、後ろ向きのオンナなんて迎えになんてこないよ。百万年待っていてもこない!』
『人生の波乗りだって、最初から上手な人なんていない。
最初はかっこ悪いフォームでも、水をがばがば飲んじゃってっも、休み休みでも。自分ならではの波乗りにトライ&エラーしていけば・・・大丈夫。人生の波乗りだって、だれしもだんだん上手になっていく。足腰も、<この波!>を見極めるカンも、どんどん鍛えられていく。』
蝶々さん自身、きっとたくさんの失敗、苦悩を重ねてきた人。
頭はいい人なんだろうな、って思う。
人を観る観察眼もあって。
私はそんな蝶々さんにはなれないけれど、
これは、
「こんな私を目指して」って押しつけがましさもない。
『ホントにね、あなたが持って生まれたそれが、どんな設定や天分でも・・・本当に、それはギフトなの。あなただけのために特別にあつらえられた、あなただけの天分なの。時代とも複雑に絡みあって、時にめんどくさかったり重くもあるかもしれないけれど・・・やっぱりそれは、どんなに平凡に見える人のものであっても希少であり、ありがたいものなの。そう心から思えた時点で、<あなたの開運スタート☆>なの!』
皆、違う。
そして、皆、希少な存在。
読んで、
「これ実践しよう!」みたいな何かが得られるわけじゃないけど、
読んでいる間、少し未来が開けたような、そんな気持ちにさせてくれる1冊でした。