紙の本
勢いに任せて書かれた粗さを感じる
2018/12/16 18:57
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投稿者:obiwan0623 - この投稿者のレビュー一覧を見る
独りになって、集中する時間を確保しようという主張には大賛成だ。
ただ、訳がこなれておらず、読みにくいことが原因なのか、著者が勢いに任せて書いたような、粗さを感じる読後感がある。
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とても大雑把にまとめてしまうと、”シャロー・ワーク”というのは IT で効率化できてしまうような仕事のことを言うように思う。だとすれば、今後それしかできない人が淘汰されていくのは確かにそのとおりだろう。”ディープ・ワーク”の重要性を認識すること、”ディープ・ワーク”で成果を出せる人になるためのシフトをしていくことなどがこれからとても必要になる。そのための一歩として役立つ本。ただし、若干焦点が明確でなく、まとまりがない感がある。
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深く考える時間をとりたいと思いながらも、そういう時間を作るための行動を起こしていなかったな。まず、土曜の昼過ぎまで茶店でdeepworkはじめました。動く切っ掛けになり良かった
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ディープワーク あなたの認識能力を限界まで高める、注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動。こうした努力は、新たな価値を生み、スキルを向上させ、容易に真似ることができない
シャローワーク あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にも容易に再現することができる
「ネットのせいで私の集中力と思考力は削り取られている」 ニコラス・カー
価値ある人間で居るには、複雑なことを素早く身に着けなければならない
ディープワークを行う能力は、現在の経済状況下でますます、「価値が高く」なっていると同時に、能力自体はますます低下している。その結果、このスキルを磨き、それを仕事の中心にする少数の人だけが成功するだろう
シャローワークを最小限にしようと相当の努力をし、それで得られた時間を最大限に活用しているからだ。入念に選んだディープワークを中心にし、どうしても避けられない、シャローワークは予定外の時間にまとめて片付ける
一日3−4時間、週に5日、中断されることなく、焦点を集中することで、多くの価値のある成果を生み出すことができる
機械との競争に勝ち残るのは?
人工知能とともに働くことのできる”スキルの高い労働者”
新しい経済下で成功するための2つの能力
難しいことを素早く習得する能力
品質も速度も一流レベルの生産力
成果を最大にする働き方 費やした時間x集中度
あなたが最高の生産性を発揮するには、長時間、気を散らすことなく、一つの仕事に全面的に集中すること
注意力を奪うシャローワークという存在
オープンフロア、IM, SNS
重要なものが明快であれば、拒否するのものが明快になる
ディープワークを貫くには、新しいものやハイテクの大半を排除しなければならない
知的労働をメールやSNSで奪われないようにする
私たちの頭脳は、”注意を向けるもの”に基づいて世界観を組み立てる
人間が最高の状態にあるのは、何かやりがいのあることの深く没頭しているときだ
集中して取り組むための戦略
ディープワークに取り掛かる最も容易い方法は、それを単純な一定の習慣にすることだ
「何を」と「どのように」を分ける
最も重要な目標に絞って実行する
夕方以降にする仕事は、通常それほど重要でない
雑念をとりはらうトレーニング
ネット断ちは効果がない
完全なオフライン時間帯をもつ
ネットの誘惑に負けないコツ
あえて退屈な時間を過ごす
ソーシャルメディアから離れる
80対20の法則 多くの場合、結果の80%は、考えられる原因のわずか20%から生まれている
ソーシャルメディアは制限なく使用すると、ディープワークを著しく妨げる
無駄なシャローワークにノーという
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4dx
1.もっとも重要な目標に絞って実行
-気を散らすものにノーというのではなく、切望するものにイエスという
2.最重要目標のためのディープワークにそそぐ時間を指標にする
-先行指標⇒遅行指標
3.ディープワークに注いだ時間をスコアボードにつける
-時間を目に見える結果にすることが大切。結果として、時間予測を立てることができる
4.スコアを定期的にチェックしてリズムを作る
-週ごとに見直しを行い、次週の計画を立てる
・ツァイガルニック効果
-注意残余
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・テクノロジーは先行し、人間のスキルや組織構造の多くは後れをとっている
・難しいが重要な知的作業をまとめて、長期間、中断することなくつづけることだ
・多忙なのは、自分の価値をうまく示せていないから
・夕方以降にする仕事は、通常それほど重要ではない
・注意散漫と堂々巡りに注意する
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途中からSNS憎しが強すぎておなかいっぱいになってくるが、主張には概ね共感。『エッセンシャル思考』とも似た内容だが、情報も割り込みも多い時代に、きちんと自分のやるべきことを見極めて没頭しろというメッセージは重要と思う。
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某IT系Podcastで昔紹介されていたもので、読みたいリストに埋もれていたので手に取ってみました。
何となくぼんやりと仕事の効率性、意義みたいなものにしっくりこない感覚はあるけど、それらに「ディープワーク」、「シャローワーク」と概念をぶち上げて説明を試みているのが本書の核心。
マルチタスク(ちょっとしたメールの確認)によってすぐに対処できないタスクを残したままメインの業務に戻ることで意識が切り替わらない、本書では注意残余と呼んでいる、状態になり仕事の生産性は低下する。
「最小抵抗の原則」:ビジネスパーソンは、さまざまな行動の純利益への影響に関し、明確なフィードバックがなければ、その時点で最も容易い行動を取りがちである。
※これはまさにボク個人としてハマっている状態を明確に文章化してくれている、目からウロコ表現。自分の業務が明確に利益に繋がっているという実感がないので、目の前のだれでもできる雑務で時間を潰してる感覚がある。
「生産性の代用としての多忙」:仕事において生産力や価値があるとはどういうことかを示す、明確な指標がなければ、多くの知的労働者は工業における生産性の指標に戻っていく。つまり、目に見える形で多くのことをなすことである。
※多忙さと生産性は必ずしもイコールではない。残業時間が多いから忙しいので意義のある仕事をこなしているとは限らない。胸が痛い定義です。
ディープワークに取り組むための具体的なメソッドや具体的なパターン述べられており、僕としてはシャローワークを排除できない職種ですので、決められた一定期間をディープワーク用に割り当ててしまうか、空き時間をディープワークに利用していくリズミックな対応のどちらかが該当しそうだな。
そもそも根底に立ち返って、僕にとってのディープワークとは何なのか、最も重要な目標の選定→「遅行」指標(最終的な目標が達成できたかを判断する指標)と「先行」指標(遅行指標に向かって、成功を促す指標、つまり今すぐコントロールできて長期的な目標にプラスの影響を与えるような行動)→ディープワークに従事した時間を記録し見える化、→定期的なチェックといった順序で見つけていきたいと思いますわ。
最期に、シャローワークかどうかの判断がイメージしやすくて秀逸。「優秀な大学新卒者で、私の分野の一般的な訓練を受けたものを訓練して、この業務を仕上げるのにどれくらい時間がかかるのだろう?」非常に残念ではあるが、私の業務は概ね代替可能なのだな、、頑張らねば。
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どうやって、デープワーク(クリエイティブな仕事)をするかについて書かれている。
実際にディープワークをしている人の例はかなり興味深かった。
しかし、手法については、それほど突飛なことは書いておらず、至極当たり前なことを書いていたため、強く引き付けられる一冊ではなかった。
ただ、あらためて、ディープワークが必要だなと感じたので、最近マルチタスク気味になっている人は読んで見てはいかがでしょうか?
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成果を最大化する働き方とは、費やした時間*集中度で求められる。
そしてその集中度を上げるために必要な事が本書で書かれたディープワークであると言っている。
ディープワークとは、中断せずに思考を集中させて課題を深く考えることだと理解した。
そしてそのようなディープワークが価値を生み出す源になっている。
その反対に、あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。
こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる様な仕事を社ロー枠と定義している。
メールのやり取りや、Facebook、twitterなどの業務を邪魔が入る事で仕事がたびたび中断してしまうのが常態化しており、ディープワークをどんどんシャローワークに変えている。
わけっている事が多く書かれていたが、実践するのは難しい。強い意志と目的を持って仕事に取り組むという心構えが必要だと思った。
ディープワークの3つの利点
神経学的利点:楽しいことに意識を向けなければ、苦しみの中にも喜びを感じる事が出来る
心理学的利点:ディープワークはフロー状態を生み出す
哲学的利点:仕事の意義を生み出す
何事にも邪魔されずに仕事をする18の戦略
・週のうち3日、スケジュールに「未定」と言う「予定」を入れる。
・「集中スタート」の儀式としてコーヒーを飲む
・ドアを閉められ、こもれる小部屋で仕事をする
・一人で仕事をしない
・集中時間のスコアを付ける
・自然に触れて脳に休息を与える
・あえて退屈な時間を過ごす
・厳しい起源を自分に課して公言する
・生産的に瞑想する
・トランプのカードを覚える
・ネットワークツールは20対80の法則で
・SNSは30日間止めてみる
・楽しみのためにネットを使ってはいけない
・罫線ノートで1日をブロックに分けて予定たてる
・すべての活動の深度を評価する
・ムダな者ローワークに「No!」と言う
・5:30までに仕事を終える
・「いかがでしょうか?」のメールに返信しない
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集中して仕事や勉強などに取り組める環境・時間(ディープ・ワーク)をいかにして作るか。
インターネット、特にSNSはディープ・ワークにとっては大敵とも言える存在。
うまく付き合えば有用なツールにもなりますが本当に自分が取り組むべきことを集中する為にはその付き合い方を一度見直すべきかもしれません。
大変、興味深く面白い内容でした。
おすすめです。
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2017/5/7
シャローワークをすてディープワークをしろ:機械や他人に代替されない目標をたて、それを遂行するために必要なアクティビティを絞れ、それ以外のことは覚悟を持ってするな
ディープワークスキルを磨け:早く深くキャッチアップし、早く高品質にアウトプットすることが今後求められる、この能力がディープワークスキルでありこれは、目標への集中(意図的な練習)とフィードバックで伸ばせる
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個人的に良かったフレーズは「生産性の代用としての多忙:仕事において生産性や価値があるとはどういうことかを示す明確な指標がなければ、多くの知的労働者は工業における生産性の指標に戻っていく」というもの。
身近な指標ではなく、本質をとらえた指標を追いかける必要がある、些末な仕事をしないということにつながる。
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著者は仕事を大きく分けてディープワーク(注意散漫のない集中した状態でなされる職業的活動)と
シャローワーク(知的思考を必要としない、補助的な仕事)のふたつにわけています。
で、当然のことながら、いかにシャローワークを減らして、
ディープワークに振り向ける時間を増やすか、その方法を語っています。
その中で著者の造語かと思うのですが「最小抵抗の法則」というのがあります。
↓
「人は様々な行動の純利益への影響に関し、明確なフィードバックがなければ、その時点で最も容易い行動をとる」
↑
うまい言語化ですね。私を含め、ほとんどの人間って、たいてい「やるべき行動」や「やったほうがよい行動」は、していない。実は「やりやすい慣れた行動」をしていますよね。出来るだけ「変化」という「抵抗」が一番、少ない行動を選ぶようになっている。つまり、たいていの場合「純利益増大のために生産性を上げる」とか、という本来の目的とは、関係のないところで意思決定して行動をしている。容易いシャローワークばかりに時間をとられて、ディープワークが出来ていない、ということですね。確かに!と反省しきり!!
で、どうすれば良いのか???そのあたり気になる方は本書を読んでいただくとして、その本題とは、ずれますが、本書の中に、ある建築家の「人間の能力を最大限活かすオフィス」の構想という記述があって、面白いので、そのまま書き写して引用いたします。
↓
その建物は、5つの部屋が1列に並んでいる、幅の狭い長方形の平屋だった。共有の廊下はなく、部屋を通って次の部屋へ行くしかない。
最初の部屋は、ギャラリーだ。この部屋はディープワークの実施例が入るはずだ。使用者を鼓舞し、「健全なストレスと同僚のプレッシャー」の文化を作り出すためだ。
ギャラリーを出ると、次はサロンに入る。ここでは、上質のコーヒーと本格的なバーが利用できる。長椅子とWi-Fi端末もある。サロンは「強い好奇心と議論の間をさまよう」雰囲気を醸し出すように作られている。討論し、「熟考し」さまざななアイデアを深める場所なのだ。
次は書斎に入る。この部屋には、この機構で生み出されたすべての記録が常設してある。むろん、書籍やこれまでの作業に使用された情報源なども備えられている。必要な情報を収集するためのコピー機やスキャナーも入れられる予定だ。書斎は「この機構のハードディスクドライブ」である。
次の部屋は、オフィスだ。ホワイトボードの他、間仕切りで区切り、デスクを備えた作業スペースがいくつかある。「オフィスは低強度の活動のため」としている。プロジェクトに必要なシャローワークを行う場所ということになる。オフィスにはデスクとともに管理者がいて、使用者を手助けして作業効率を向上させ、能力を最大限発揮できるようにする。
最後の部屋は「ディープワーク区画」が集まったものだ。各区画は分厚い防音壁で守られる。「ディープワーク区画の目的は、完全に注意を集中し、仕事の流れが中断されないようにすることだ」内部���90分過ごしたら、そのあと90分休止し、これを2.3回繰り返す、その時点で、人の脳は一日の意識集中の限界に達する。
↑
う~ん。オフィスというよりも、自分の家をこのように、改造したい!
と思ってしまいますね。
おっと、これも、この本の本質とは離れた、シャローな読書でしょうか(笑)
2017/11/21 12:11
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クリームオブクリームのための方法論なんだぞ、というのがガンガン伝わってくる。それがなければ読めそうなんだが。
2019.07再読。主婦に役に立つのは、どういうところだろうか?
難しいことを習得する能力、この上なく重要なことを優先する。なんだろうか。仕事が終わったら仕事を締め出す。意図的な学習。高めようとするスキル、対象に意識を集中する。最も生産性の高いもののために注意を集中するためにやり方を正すことができるようフィードバックを受ける。連続した集中に耐えられる限り集中を続ける。メールは15分ごとに確認する。注意散漫と堂々巡りに注意する。マイナスの影響を上回るプラスの影響を与えるツールだけを使う。
予定を立てる。変更してよい。やっている仕事に思慮深くある。残りの時間何をすれば意味があるか。優秀な新卒を訓練してその仕事をできるようにするのにかかる時間で重要度を計る。重要な仕事の割合を一定分とる。スケジュールを固定する。このメッセージがさしているプロジェクト、成果、事業は何か。このプロジェクトを成功させるためにどのように進めるのが最も効果的か。