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装丁から、日本史全体を一冊で体系的に知れるだろうと教養的な目的で借りてきたのだが、期待はずれに終わり読まずに返した。もう少し中を確認してから借りるべきだった。
内容は「歴史上の人物から学ぶという体の組織論ないしビジネス教訓本」である。なんじゃそりゃ(でも一応自己啓発書ではないらしい)。
そもそも歴史上の人物の成功要因なんて千差万別で、人物の選び方を変えれば都合の良い結論にいくらでも我田引水できてしまうと思うのだが。
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<目次>
第1章 新時代の幕を開けた人物から学ぶ
第2章 たった一人で時代を変えた人物から学ぶ
第3章 組織力で時代を変えた人物から学ぶ
第4章 文化・芸術の新時代を開いた人物から学ぶ
第5章 新時代を創り出した人物から学ぶ
第6章 個人から組織へと変化を創り出した人物から学ぶ
第7章 孤立しながらも、時代の先を進んだ人物から学ぶ
第8章 時代の先を進んだ文化人から学ぶ
第9章 英雄の能力を伸ばした人物から学ぶ
第10章 主君の慢心・暴走を戒めた人物から学ぶ
第11章 ナンバー1よりも有名になった人物から学ぶ
第12章 文化、芸能の保護・発展を助けた人物から学ぶ
<内容>
目次のような各タイトルの元、2人の人物を対比し(時代が別の場合と本当のライバルの場合もある)、共通点を探していこうという、大人の歴史本。小和田さんという手練れなので、落ち着いて読める。各章に4テーマで、12人。かける12で144人の人物が紹介される。これだけでも膨大だが、読んでいるともう少し詳しく書いてほしい面もある。大人向けならば、各章末に参考文献や博物館、いわくの場所などの紹介があってもよかったか…。
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歴史をこれから学ぶという方には向かないと思いますが、横断的な観点からみたいというのにはいい本だと思います。私は歴史の復習と記憶の定着に役立ちました。人物比較なので、時代もばらばらだったり(同時代の比較もあるが)、分野?も違う人物を比較しています。テーマごとに細かく区切られているので、気になるテーマだけを読んだり、好きな人物と似てる人物を歴史上で知れるという楽しみ方もあります。