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ミステリーの"今"を堪能する! 豪華15作家による最強アンソロジー。
この3年を代表する傑作ミステリーの競演! 2カ月連続刊行。(収録作家)青崎有吾、赤川次郎、有栖川有栖、伊坂幸太郎、石持浅海、乾ルカ、恩田陸、北村薫、今野敏、長岡弘樹、初野晴、東野圭吾、円居挽、麻耶雄嵩、若竹七海。
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【収録作品】「もう一色選べる丼」青崎有吾/「もういいかい」赤川次郎/「線路の国のアリス」有栖川有栖/「ルックスライク」伊坂幸太郎/「九尾の狐」石持浅海/「黒い瞳の内」乾ルカ/「柊と太陽」恩田陸/「幻の追伸」北村薫/「人事」今野敏/「夏の終わりの時間割」長岡弘樹/「理由ありの旧校舎-学園密室?-」初野晴/「ルーキー登場」東野圭吾/「定跡外の誘拐」円居挽/「旧友」麻耶雄嵩/「副島さんは言っている 十月」若竹七海
アンソロジーは楽しい。だいたい既読だったが、円居挽が収穫。
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15人のミステリ作家による最新ミステリーのアンソロジー作品。初めての作家さんもいましたが、どの作品も良かった。ミステリが好きなら読んでおくべき一冊。
伊坂さんのルックスライクはオチが良かった。
乾さんの黒い瞳の内も同じ傾向だが、感動的なラスト。
東野さんのルーキー登場は既読でしたが、何度読んでも良いです。
ぜひお気に入りの作家さんを見つけて。
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「殺意の隘路 最新ベスト・ミステリー」
ミステリーの"今"を堪能する。豪華15作家による最強アンソロジー。
日本推理作家協会刊行、ミステリーアンソロジーです。程よい文量で色んな作家のミステリーを1度に纏めて読める、非常にお得です。16年刊行である為、現時点ではちょこちょこ著者単行本/文庫本で発売されているものもあるかと思いますが、読んでこと無いな?って思える作品があれば、手に取って見て下さい。私も、読んだことはないものはもちろん、既読のものもありましたが、結局、面白かったです。
◆収録作品/作家
☆もう1色選べる丼/青崎有吾
☆もういいかい/赤川次郎
☆線路の国のアリス/有栖川有栖
☆ルックスライク/伊坂幸太郎
☆九尾の狐/石持浅海
☆黒い瞳の内/乾ルカ
☆柊と太陽/恩田陸
☆幻の追伸/北村薫
☆人事/今野敏
☆夏の終わりの時間割/長岡弘樹
☆理由ありの旧校舎/初野晴
☆ルーキー登場/東野圭吾
☆定跡外の誘拐/円居挽
☆旧友/麻耶雄嵩
☆副島さんは知っている/若竹七海
本書収録ミステリは、
・意図的な隠し事が明らかにされ、本当は何があったのか、謎が解明されるもの
・合理的な知性と偶然が絡み合って展開されるもの
・謎の女性とその謎または女性が気になる人物との関係がポイントになるもの
・ファンタジー要素が強く不可解さが濃いもの
等
様々なタイプのミステリがあり、犯人を見つける探偵モノ、という王道以外も楽しめる仕上がりになっています。私は、結局、探偵モノが一番好きなのですが、犯罪=暴く以外のミステリも、結構好きなんだなと改めて思いました。ほっこり系の結末が多いからなんでしょうw
個人的に良かったのは「ルックスライク」「九尾の狐」「黒い瞳の内」。ルックスライクは、読み出したら読了済と気づいたけど、あの助け方は、やっぱ良い。きっと息子の恋もうまくいくはずで。
後者は、どちらもプロットは恋愛。「黒い瞳の内」は、純愛でこんな恋してみたいもんだと。好みは、九尾を掛けた職場恋愛に発展間違いなし!の方ですね。間違いなく美人ですよ、リコさん。というか、ポールテールって初めて聞いたかも。
30代になり、もはや純愛だのドキドキ恋愛だのが、砂漠で見るオアシスになった今、こういう小説しか救いはないのだろうか。。あぁ、悲しい。
因みに、他も是非ご一読を。
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楽しかった
やはり伊坂作品が抜群。ベストというだけあり、作者は豪華絢爛。今野作品つまり竜崎署長も登場するし楽しいの一言だ。
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既読のものがいくつかあったけど、どれもさっと読めて面白かった。
個人的ベスト3は
「ルックスライク」伊坂幸太郎
これは既読だったけど、何度読んでも巧妙
「柊と太陽」恩田陸
言葉遊びが面白い
「ルーキー登場」東野圭吾
警察小説でもこのくらい軽快なのは好き
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「悪意の迷路」と同時期に発行されたアンソロです。
こっちの方が小粒な感じ、日常の謎的な話が多かった気がします。
あと、若手の作家の作品が多かったかな。
もう、私なんかより全然若い。だからでしょうか、いまひとつ、いやふたつ面白くなかった。なんか、ふつーにカン違いだったり、単なる行き違いだったり、そういうんじゃない?ってかんじで。
「悪意の迷路」が大収穫だっただけに失望感が大きい。
そんな中でも「黒い瞳の内」乾ルカは好きだった。
安定の東野圭吾「ルーキー登場」。キムタクをあて読みするとキモいが。
イチオシは「定跡外の誘拐」円居挽ですね。
キャラがたってました。シリーズがあったら読みたい唯一の作品でしたが、
なんか無いみたいです。単行本化されてないようですし。
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15名の作家の2013年~15年に発表された作品の短編集。別の本にはもう15名が収められているらしい。日本推理作家協会が時代を代表する作家を選出、作家から自薦作品2つを提出してもらい、そのうち一作品を選んで収めた。
・青崎有吾「もう一色選べる丼」
神奈川県立楓ヶ丘高校シリーズの短編。袴田柚乃・裏染天馬のシリーズ。
高校の食堂の外にどんぶりを残したまま立ち去った生徒を探す話。なぜ彼は2色丼のうち、ソースカツだけを残したのか。
勿論殺人事件は無いし、お昼休みの間だけの出来事なんだけれども 、少し田舎?の夏の高校の様子が書かれていて、すごく爽やか。天馬も友達がいる様子だったのもいいなぁと思う。小説のキャラクターながらほっとした。
・有栖川有栖「線路の国のアリス」読んだことあるな。ミステリーじゃないなと思いながらにやにやしながら読んだな。前読んだ時もマニアックすぎるなあと思ってたと思う。あらすじは確実に不思議の国のアリス、鏡の国のアリスをなぞっているんだけれども、大抵が電車?駅?の名前に絡めているところが面白い。たぶん作者も楽しんで書いていたんだろう。
・ 石持浅海「九尾の狐」こちらもミステリーというよりかはファンタジーの方が強いお話。 職場の女性の先輩は髪の毛が自由自在に動かせる。まさに妖怪九尾の狐のようだ。ミステリー風味なのは、その先輩の髪の毛が動く時は、どういう法則なのかを推理していること。あと、どうしてその力を隠そうとしていないのかというところを主人公が考えているところだ。ミステリーとしてはほんわかミステリーに入るかなと思う。
・乾ルカ「黒い目の内」高校生の頃から付き合っていた二人。彼女には特徴があって、彼女の目の奥を覗いてみると、年をとった男性がずっと見える。彼女がよく鏡を見ていたのは瞳の奥の男性を見ているのだった。結局それは、結婚し、年老いて、彼女が亡くなる直前に見た主人公の男性の顔だった。
途中から話は分かってきたけれど、まろやかでロマンチックな短編であった。
・長岡弘樹「夏の終わりの時間割」長岡弘樹は本当に短編を書くのが上手いなあ。 短い作品の中で、無駄なく登場人物の気持ちも丁寧に描いているし、ちょっと変わった視点の作品もあるけど、そのシチュエーションも分かりやすく書くし、今回のようにラスト数行でどんでん返しを作ることもできる。こんなに短い作品で「あーそういえば伏線があったなあ」と唸らせることのできる作家。
あらすじ:小学生の僕には18歳の祥ちゃんという十八歳の友達がいる。幼い頃、蜂に刺された影響で精神年齢が上がらないらしい。住んでいるところでは、放火事件が続いている。祥ちゃんは刑事に尾行されている。数日後、祥ちゃんは真剣な顔をして、夏休みのスケジュールを立て始めた。実は祥ちゃんは疑われることが嫌なので、自ら蜂の巣の所に行ってアナフィラキシーショックを起こし、死のうとしていたのだった。危ないところを助けだされた。実は放火犯は主人公の僕。蜂の巣は空き家にできるから、空き家に放火して友達が蜂に刺されるのを防ごうとしていた。
・東野圭吾「ル���キー登場」この短編が収められているのは「マスカレードシリーズ」。ということは、主人公の若い頃のエピソード?若さゆえに頭の回転を早いけれども、最後の最後で犯人の女性にしてやられる。ここまで推理出来てるんだったら、最後まで女性を追い詰められるだろうと思うけど、それが若さゆえの未熟?悔しがる様子もスマート。
あらすじ:料理教室経営の女性の夫が殺害される。彼はランニングをするのが習慣であったが、途中で殺害されたらしい。犯人として挙がったのは、料理教室の生徒。彼は女性が可哀想だから殺害したということであった。しかし実は女性は不倫をし、それがばれたため離婚されそうになっていたということがわかる。
・若竹七海「副島さんは言っている10月」 読んだことのある作品。女探偵葉村晶シリーズ。なんかしら後味悪いよなあこのシリーズと思う。今回は、葉村は怪我していないし、痛い目に遭っていない。けれども、台風が近づいている、雨のジトジトした感じや環境が、イライラした雰囲気を出す。さらに最後の数行で新たな白骨死体も出てきて、やっぱし不穏なラストであった。
あらすじ: 葉村晶が書店でアルバイト中、電話がかかってくる。かつての探偵仲間からで、ある女性の事を調べて欲しいという依頼。しかし、その女性は殺害されたとのニュースが流れた。彼女は、古い家に住みながらリノベーションをし、それを売るという職業の人だった。元仕事仲間は、彼女がリノベ中の一階でバーを営んでいた。彼女騒音問題で、そこの住人とトラブルになっていた。 トラブル住民は、仕事仲間が入院中の病院に押しかけてきて、色んな不運が重なり、立てこもり事件にまで発展したのだった。犯人の男はおそらく本当に殺害した。別の事故の後遺症で記憶が飛んでいるため。葉村は機転を利かせ、別の真犯人がいると言いながら警察に事件を納めさせる。
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「殺意の隘路」なんてタイトルがついているから、人を殺したいと思う意思についてのアンソロジーだと期待していたのに、実際人が死んでいる話が半分もなくてがっかりだった。
「殺意」って私が知っている意味と違うのかなと思った。
お話自体はおもしろいものもあったけど、タイトルから期待するものと内容に乖離がありすぎる。
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文庫のつもりで借りたら普通に分厚いやつだった。2013~2015年に発表されたミステリー短篇のアンソロジー。30人の作家さんに2作品ずつ上げてもらって、それを編者で選んで2冊にした、ということで、これには15人分。ほんと、おなじみの人ばっかり。初読みの人は円居挽さんのみ。有栖川有栖のやつ以外はまぁまぁ面白かった。読んだことあるやつもたくさんだったけど。若竹七海のやつは本借りてみようかな。
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殺意の隘路という表題とは違った趣のアンソロジーでした。伊坂さん、東野さん、今野さんは既読でしたが、改めて読んでも面白かったです。あとは円居さんの作品が良かったです。
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いろんな人の短編が入っている本を初めて読んだが、私には合わなかった。
短編なので、もちろん話自体が短く終わるが、その度に内容や書き方が変わることについていけなかった。
内容もそれぞれ題名のようなおどろおどろしいもの、というよりファンタジー寄りっぽいものが多いものが感じた。
ミステリーを期待して読んだので、イマイチと感じた。