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ついに、高校生編へ突乳!!
JCからJKへランクアップ(人によっちゃランクダウンかも知らんが)し、小森さんの色気も増したような気がする
とは言え、小森さんだって人の子(・・・のハズ)なので、女子中学生から女子高校生になったからと言って、急に大人になる訳でもない
高校生になったからこその問題に直面すれば、彼女だって思い悩み、途方に暮れる。誰からも頼られ、ハイスペックな彼女でも、当然、出来る事と出来ない事がある
だからこそ、挫折しても諦めず、自分に出来る小さな努力をコツコツ重ねて、ちょっとずつ成長していく小森さんは可愛い
この(5)の表紙を小森さんと一緒に飾っている、彼女の新しい友達、笹岡志紀ちゃん
良くも悪くも、「普通」ポジションである分、レギュラー陣の個性に引けを取っていない
新キャラが加わると、時にストーリーのバランスが崩れがちになるものだが、クール教信者先生の作品に関しては、その不安が無い。むしろ、縦と横、どちらにも伸びが生じているように思える
微妙に前向きなネガネガをしてる笹岡さんとのコミュニケーションが、小森さんに、どんな変化を齎すのか、楽しみだ
この(5)で、特に顕著な変化を魅せたのは、やはり、小森さんと大谷の仲だろう。ついに、ようやく、やっと、関係が「ダチ公」から「カップル」になった
傍目から見ると、相思相愛だっただけに、これはホッとした
大谷が鈍チンかつヘタレだったのも、遅々としていた原因だろうが、小森さんが過度なプレッシャーをかけていたのもあるな
しかし、まだ安心はできない。恋人になるまで、これだけの時間を要したのだ。恋人らしい行動、行為を一つずつクリアしていくのに、今度は、どんだけ懸かるのか、不安なような、楽しみなような
また、この(5)の見所は、大谷の親友・山中のドロップアウトっぷりだろう
受験を失敗、それは彼にとっては大きな挫折だった。しかし、悪いコトばかりではなかったようで、これまで歩いてきた道から逸れ、新たな道を拓いていく事で、新たな自分を知れ、これまでとは違う友人も出来たようだ
そんな彼を友情以上恋愛未満の感情で想うめぐみ、山中との交流で成長した志紀、この三人の形がどんなものになるのか、期待どこだ
どの回も、クール教信者先生へのリスペクトが高まる。そんな中でも、私一推しなのは、先にも書いた小森さんと大谷がくっつく12話だ。この回の良さは、これまでヤキモキさせられてきた回によって、より一層も引き出されている
この台詞を引用に選んだのは、妙な説得力があるからだ。クール教信者イズムが詰まっている、とも言える。これは、山中が、どっか近いモノがある志紀ちゃんに対して言うからこそ、「なるほど」と思える。人間は、そんな強い生き物じゃない。落ち込んでしまう事もある。けど、それは一概に悪い事とも言えない。落ち込んでこそ、見えてくるモノがあるからだ。そこで見えたモノを、自分を成長させる糧に出来たなら、落ち込んだ甲斐もあるってもんだろう