紙の本
ついに怒涛のハイライト
2017/01/28 21:03
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たこやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
(私が勝手に思っている)この作品のついに最大の山場にきました。
歴史に名高い「聖バルテルミーの虐殺」。
嵐のように血なまぐさい場面の、作者ならではの迫力ある描写、その中で翻弄されるヒロイン・マルゴは痛々しくもあり、同時にたくましくもあるように思われます。
この後、「三人のアンリ」の戦いがあり、マルゴににもさらに過酷な運命が待ち受けているはずですが、連載はどこまで続くのでしょうか?
願わくは、連載が中断されたり、編集の都合で駆け足のダイジェスト版になりませんように。
今と同じテンポで、最後まで描き切ってほしいです。
紙の本
濃い内容です。
2017/01/30 23:01
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も濃い内容でした。1巻から読み直しましたが胸焼けするレベルw
マルゴとナヴァルのアンリの結婚、その裏でギーズにコリニー提督を暗殺させる計画を立てるカトリーヌ母后。
ある意味この人は男ですね。娘や息子の幸せよりも国の方が大事。
とはいえものすごい数の人間が犠牲になっているわけで、だからといって他の方法でどうにかなったとも思えないところが宗教戦争の救いの無さ・・・
電子書籍
マルゴ
2018/11/04 08:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の話は、いつにも増して濃かったような気がしました。残酷性もあって、読んでる途中で小休憩はさみました。
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マルゴの母親カトリーヌ・ド・メディチは本当にこんな策略家だったのか。描かれているこの時代の王家で生き抜くためには先の先まで見通せる頭の良さが必要だった事は想像出来るが。シャルルのように心身ともに弱い人間が国王になってしまう世界、大量虐殺でセーヌ川が死体で埋め尽くされたり、力なき国民は大変だなぁとしみじみ。相変わらず絵が緻密で美しかった。
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「王妃マルゴ(5)」萩尾望都著、集英社、2017.01.30
189p ¥669 C0979 (2018.06.11読了)(2017.01.26購入)
【目次】
登場人物紹介
第20章 (サンジェルマンロクセロワ教会の鐘)
第21章 (ナヴァル王の改宗)
第22章 (ラ・ロシェル)
第23章 (アランソン公の反乱)
第24章 (シャルル王の死)
☆関連図書(既読)
「王妃マルゴ」アレクサンドル・デュマ著・鹿島茂訳、文芸春秋、1994.12.20
「王妃マルゴ(1)」萩尾望都著、集英社、2013.01.30
「王妃マルゴ(2)」萩尾望都著、集英社、2013.12.30
「王妃マルゴ(3)」萩尾望都著、集英社、2015.01.28
「王妃マルゴ(4)」萩尾望都著、集英社、2016.01.30
「私の少女マンガ講義」萩尾望都著、新潮社、2018.03.30
「春の小川」萩尾望都著、小学館、2011.03.15
「なのはな」萩尾望都著、小学館、2012.03.12
「愛の宝石」萩尾望都著、小学館、2012.12.12
「アウェイ(1)」萩尾望都著、小学館、2014.07.15
「アウェイ(2)」萩尾望都著、小学館、2015.09.15
「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
内容紹介(amazon)
ついに成立したマルゴとナヴァル王・アンリの結婚。しかし平和が訪れるどころか、シャルル陛下の号令でユグノー大虐殺が始まる。生き抜くため、ナヴァルとマルゴの下した決断は──!?
コミック: 187ページ
出版社: 集英社 (2017/1/25)
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ラ・モルとココナスのシーンがすごい。女性たちも気丈じゃないと、あの時代は生きられなかったな。今の時代よりずっとずっと強い。
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マルゴの結婚と同時にフランス史の悲劇、聖バルテルミの虐殺が描かれる。萩尾望都も表現に悩んだことだろう。
兄シャルル9世は狂気へ傾斜する。次兄アンリ、末弟アランソンの動きは予断を許さない。
意に染まない結婚を強いられたマルゴ。164ページのドレス姿とカラスが、内面の葛藤を物語って余りある。
参考資料に挙げられていた映画『イントレランス』を観たくなった。
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世界史の中でユグノー戦争あたりの話が1番好きなのでかなり史実に寄せてておもろい、このころは女性も男性も先の先まで見通せる頭の良さと気丈さ、コミュ力がないと生き残れなかったんだろうな