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「晩秋時雨と牛しぐれ」
必ず頼む品と彼女の悩み。
嫁いだ先で自分の中で納得いかない結果ばかりなうえ、体調まで崩し働けない等ずっと一人で抱えて苦しかったろうな。
「熱々おでんと雪見酒」
何十年も前の支払いを今。
彼女が健在だったら手紙だけでも誰か分かっただろうし、笑顔でおでんの準備をし彼が来るのを待っていそうだな。
「春の宵には練り切りを」
裏切り者との再会と謝罪。
商店街の様な結束の硬い場所から都市開発の場に移転したら、予想していただろうが勇気のいる決断だったろうな。
「梅雨の祭りと彩りおやき」
忘れたい過去と向き合う。
覆面で来ることは問題はないと思うが、その後どうなるかを考えたうえで行動しなければ再び過ちは起きるだろうな。
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毎度の事ながら飯テロです。おやきとか賄いとか美味しそうです。時折大事な話してても美味しそうな描写に集中出来なくなります。
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1巻、2巻をだいぶ前に読んでからずっと積んでしまってた本。
相変わらず出てくるご飯が美味しそうで美味しそうで、読む時間帯を間違えるとお腹が空いてしまって困る。
初めの大樹の弟のお嫁さんの話が印象に残ってる。
周りの人がどれだけ優しくしてくれてても、落ち込んでマイナスに行ってしまう気持ちが凄くよく分かって。
また、元気になった話も読みたいな。
大樹とタマちゃんもすこーしずつ気持ちに変化が出てきて、どうなるのか楽しみ。
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★ときに本音をぶつけ合うのは決して悪いことではない。そうしないと相手の真意がわからないこともある。そのために「言葉」というものがあるのだから
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小料理屋って色々なエピソードがあるなと思った。常連同士がその店で10年来の仲になる...ってあたりまえじゃなくて奇跡...。2巻同様、○○の味を伝えていくって責任あることだと思った。
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☆4
シリーズ第3弾
今作もほっこり温かい気持ちになりました❁⃘*.゚
「牛肉のしぐれ煮」と「おやき」がとっても美味しそうでした(*´˘`*)♡
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ゆきうさぎのお品書き
熱々おでんと雪見酒
小湊悠貴
ゆきうさぎのお品書きシリーズ③
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☆序章 過去のある日の店開き
大樹が高校卒業後、大学の近くにあるおばあちゃんの家に引っ越してきた時のお話。その前にもお手伝いしてたようだけど、ここからが大樹とゆきうさぎのスタート。初日からお客さんに跡継ぎの話をされる。
*玉ねぎ切る前に冷蔵庫入れて冷やしておけば涙が出ない。
☆第1話 晩秋時雨と牛しぐれ
大樹の弟、瑞樹のお嫁さんのひかるは旅館の若女将として頑張っていたんだけど、失敗をしてしまい接客が出来なくなる。仕事を休んで、家でも料理も何も出来ないと悩み、過食になり、お菓子がなくて買い物へ出た時に思いついたのが、夫の好きな牛しぐれの作り方を習いにゆきうさぎへ行くこと(片道4時間)。
学園祭で唐揚げを作る碧の友人ことみたちが、大樹に作り方を習う。大樹が素敵だと、彼に会うために店に通おうと言う先輩の言葉を聞いて、ちょっと嫌だなって思ってるのに、自分の気持ちに気付いてない碧。
☆第2話 熱々おでんと雪見酒
大樹が初めてゆきうさぎへバイトへ来た頃。店子に何も言わずに土地を売った悪徳大家のせいで、仕事と住居を失った男性。ゆきうさぎで女将のおでんをいただき、借りは必ず返すと言ったものの、10年の月日が経っていた。大樹のおでんは女将のおでんそのもの。
奥さんと呼ばれて「違いますよね雪村さん!」っていうの面白すぎる。彼女があの時話を聞いてくれた人の娘だとは思うまい。
*日本酒おでんの出汁割
☆第3話 春の宵には練り切りを
星花が内緒で付き合っている彼氏、10年前に商店街から駅前ビルにお店を移転した「裏切り者」和菓子屋の息子だった。
互いに意固地になってただけで、味覚も合う2人は、大樹の作るだし巻き玉子で仲直り。
変わらない先代の味はもちろんのこと、当代の味も自分に合ってるというのは、常連客には魅力的だろうな。お店って世代で味が変わるのがほとんどだと思う。
☆第4話 梅雨の祭りと彩りおやき
おやきのルーツは縄文時代かららしい。大樹の作るおやきはどれも美味しそう。碧も確実に料理が上手くなってる。
商店街のキャンペーン。マスコットキャラの「えにぴょん」のシュールさ具合が気になるところ。
☆終章 現在のある日の店仕舞い
序章と終章は大樹の目線だけど、終章で碧と居ると心地良いという感情で締められるところが好き。
2022/12/17 読了(図書館)
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・大樹の弟の奥様登場。
トラウマな出来事により、自分に自信がなくなり、仕事も出来なくなった悩みを抱いて来店。
・駅前再開発による商店街の土地売買にまつわる話
二進も三進も行かなくなった男性、和菓子屋と洋菓子屋の溝
・梅雨の時期の客寄せキャンペーンで新作おやき誕生
どれもこれも、見守る温かな姿勢の大樹とおいしいご飯に囲まれて、少しずつ誤解や悩みが和らいでいく。
どちらにせよ、人間関係は対話してこそなのだけど。
碧と大樹は牛歩のようで、その距離縮まらず。笑
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人々の優しさと大樹の人を幸せにするご飯の数々に、読んでいる私も素敵な時間を過ごせました。
このシリーズは読み手を決して不快にさせません。
また出てくる料理も私たちに身近な料理や一度は食べたことのあるご飯たち。
読み終わるとごちそうさま、と言いたくなるような素敵な物語でした☺️
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シリーズ第三弾。
小料理屋〈ゆきうさぎ〉を巡る“おいしい”ハートウォーミングストーリー。連作四話+序章&終章が収録。
そして、この巻から巻末にレシピがついております~♪(今回は“牛肉のしぐれ煮”と“おやき”)
大樹の弟・瑞樹の妻で大樹の幼なじみでもある、ひかるが何故か変装して〈ゆきうさぎ〉を訪れます。
大樹の実家の家族の好物ばかりを注文するひかるには、どうもお悩みがあるようで・・。
はい。今回も大樹のお料理に癒されております~。
瑞樹の好物“牛肉のしぐれ煮”。10年前に人生に挫折していた男性を救った“熱々おでん”。仲違いしたオジサンたちの仲直りの橋渡し役(?)“だし巻き玉子”。商店街活性化のイベント用の限定メニューの“おやき“等々・・。
個人的には、巻末レシピにも抜擢(?)された、“おやき”(具は“ナスの肉味噌炒め”と“林檎とさつまいも”)が特に美味しそうで食べたくなりました。
大樹のソツのなさは相変わらずで、大学祭でから揚げの模擬店を出す碧の友達に作り方を指南したり、瑞希の好物のしぐれ煮をうまく作りたいひかるに協力したりと、いいヤツぶりを発揮しております。
そして、シリーズ一作目で、〈ゆきうさぎ〉が嫌がらせを受けるきっかけになってしまった記事を書いたライターさんとも和解して今日も平和な〈ゆきうさぎ〉です。
そういえば〈ゆきうさぎ〉のスタッフは店主の大樹をはじめ、バイトの碧(タマ)と菜穂(ミケ)も20代という若さなのですが、常連客の年齢層がお高め(てか、ほぼオジサン)なんですよね。
大樹の料理が、先代女将の味をしっかり引き継いで美味しいというのは勿論ですが、スタッフ三人の人柄が居心地の良い空間を作っているのかなぁ・・なんて思います。
話の内容でもありましたが、駅ビルに押されて、生き残りが難しい商店街の中で、いつまでも地元の人達に愛される〈ゆきうさぎ〉のようなお店って素敵ですよね。
大樹と碧の仲の良さが増していっているのも微笑ましい限りです。
終盤では桜屋洋菓子店の息子で、南青山のパティスリーで働いている蓮がロンドンに行くかどうか迷っていましたが、どう決断するのでしょうか・・。
今回出番の少なかった、野良猫の武蔵&虎次郎の活躍ももっと見たいので、その辺含めて次巻に期待したいですね。
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お話がパターン化してないから今のところ飽きずに読める。
そう、変わらないものなんて無いのよね…
つい安定を求めてしまうけど。
最近特に「変化」に対して臆病になってる自分へのメッセージだと感じた。