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黒星さんの表紙は良い。カバーの紙質はとてもよくツルツルではなく高級感のある仕上がり。5人の表情や仕草は言うまでもなく、背景の書き込みが時の谷の幻想と立体感を表していてとても好き。
以上が特に褒める点ではないでしょうか。
シュリンク掛けられて棚差しされていたので内容を確認できず買ったのですが、思ったよりも文字が大きく、小学校高学年向けでしょうか。
物語を進める事を目的とした、皆の内面が見える3人称で、映画を忠実に追います。追加はジンバットに関する言及と、グロスなど名称を説明するセリフでしょうか。映画の良さである3Dモデルのダンスが小説ではあっさりしてしまうため、心情描写の追加で読みごたえを補強、していただきたかった。
映画のセリフから読み取れた以上の心情は感じませんでした。中3の感じる「みんな、同じなんだね、私たち」という感情は、こんなに単純であったのか。
映画に忠実なノベライズであるため、企画全体を見つめて、どうすればもっと面白くなるのか考えて遊びながら、続編を待ちましょう。
小学館ジュニア文庫のポッピン・ドロップを読んだ。映画の後に必ず読むべきはあちらである。その後、もう一度見返すためにこの本へ戻ってくればいいと思う。
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黒星紅白さんがキャラクター原案で、気になったので。
中学3年生の卒業というとありふれた感もあるけど、たぶん色々悩むのはいつの時代も誰でも変わらないんだろう。
ダンスとかは映画の方が面白いんだろうとは思うけど、これは仕方ないですね。
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ちょっとティーンズ向け小説で味を占めたので、もっといろいろ読んでみたい……と思って本を手にとって見たんですが。
残念ながら、これは私が読みたかったティーンズ小説ではなかった……。
物語は5人の少女が異世界に飛ばされて、その世界を助けるために奮闘する……という話でした。
ええっと……私、こういう内容の話、読んだことがある……という気持ちがあって。
(まあ、ファンタジーだったらベタな展開ですよね)
それにしては、ティーンズ向けで一冊完結で短かったので、中身がない……本当に本当に中身がない……
そういう本で5人全員のエピソードを大き目の字で、一冊にまとめるのは本当に難しいよなあ……と思いました。
でも、まあティーンズ向けならこんなもんかなあ……と思ったりもします。
しかし、こういうふわふわした恋愛のしっかりした恋愛を読みたいという高年齢世代の要望はどこにもって行けばいいんだ……(笑)