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「接続性」の地政学 グローバリズムの先にある世界 下 みんなのレビュー
- パラグ・カンナ (著), 尼丁 千津子 (訳), 木村 高子 (訳)
- 税込価格:2,640円(24pt)
- 出版社:原書房
- 発売日:2017/01/26
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紙の本
「接続性」の観点から世界を捉え直す
2020/05/04 13:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かばおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
地図や地政学的な発想は止めて、デジタル時代にふさわしい「地理」(=インフォグラフィックス)で世界を理解する視点を身につけよう、というのが本書のテーマだろう。
その上で、本書のキーワードは「接続性」。公平で持続可能な世界を実現するためには国家・都市・企業などの各プレイヤーがこの「接続性」を高める必要があり、そのためにはサプライチェーンを地球規模で確立させるべき、と説く。その具体例として、中国が世界中で運輸・エネルギー・コミュニケーションといったインフラ建設を進めていることや、ドバイが世界中からヒトやカネを集めるビジネス拠点として注目を集めていることなどが挙げられている。
上下巻でページ数も多く、また情報量も非常に多いため、読み進める途中で頭がクラクラしてくる。ただ、この圧倒的な情報量が本書、というか著者のウリであり、素人なりに本書からエッセンスを抽出し整理していくと、著者の言いたいことはいくつかのポイントに集約されることがわかる。そしてそこまでくると、不思議と著者の論旨に説得され、その気にさせられている自分に気づく。
自国第一主義の台頭やブレクジットなど、今なお世界に影響力のあるアメリカやイギリスが、国を「閉ざし」つつある昨今の状況を著者はどう思っているのだろうか。
こんな世界状況だからこそ、グローバルサプライチェーンに自らを積極的に組み込み、ちょっとやそっとのことではびくともしない重層的、相補的なサプライチェーンを築くことが自国を含めた世界の安定・繁栄につながるのではないだろうか、と読後に考えさせられた。
紙の本
上巻に比べるとより分野明確的。
2020/09/01 15:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:IYIY - この投稿者のレビュー一覧を見る
数百字おきに、見える立ち位置・世界観が変わる。全体を統一するのは「繋がっている世界」。
上巻、下巻、どちらから読み進めてもよいと思う。
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