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みちると優子は中学3年生。2人が通う宮前中学校は崩壊が進んでいた。校舎の窓は残らず割られ、不良たちの教師への暴力も日常茶飯事だ。そんな中学からもあと半年で卒業という頃、ある出来事がきっかけで優子は女子からいじめを受け始める。優子を守ろうとみちるは行動に出るが、今度はみちるがいじめの対象に。2人はそれぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。2人の少女が起こした、小さな優しい奇跡の物語。
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瀬尾まいこさん・・あれ?今まで妹尾さんかと思ってました。
あと最近この方が現役の国語の先生らしいって聞きました。へー!
暴力といじめと器物破損と・・とおそろしい崩壊がすすむ中学校・・!
身に覚えがありすぎて、臨場感というかリアリティーがあって、さすがだなあという感じでした
別室登校とか、フリースクールとかカウンセリングとか
いじめとかスクールサポーターとかパシリとか不良とか
うわああ中学校こわすぎる!笑
これ読んだら学校とかマジ勘弁って思っちゃうよ・・
先生への暴力とか反抗とか、舐められるとか生意気とか粋がるとか調子に乗るとか、
大人の威厳とか叱れる強さとか尊敬を勝ち取るとか理解を示すとか
しょせん大人なんてちょっと長く生きてるだけだとは思うけど、
やっぱり子供としては大人にしっかり助けてもらったりなんとかしてほしいと思ってることもあるわけで、
わたしもしっかり叱れるときに叱れて、甘いだけじゃ、やさしいだけじゃだめだなーなんて思いました。
崩壊してる学校の様子とか、困った状況でもがんばってる中学生とか、イマイチ頼りにならない大人とか、もろもろ描写が上手で面白かったです。
わたしも困った状況になったら「逃げればいい」と思ってしまいがちなので
自分で道を切り開くとか、状況をよくしようとがんばれるのってすごいなあと思います。
逃げ場を用意するんじゃなくて、逃げなくていい場所にするのが本当なんだよなあ・・うーん超考えさせられる!
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人と人の関係って難しい。
言葉って温かくて優しくて人の心を優しく包む
複雑な家庭の中で広がる心の闇と虚しさと
誰でもあると思います。
今更どうしようもないって思ったら進めない
そんな人の気持ちを誰かが気づいてあげられたら
もう少し世界は明るくなるかな?
そんな心の闇を抱えてる誰かの頑なに閉ざした
閉ざすしかなかった扉を開くきっかけを作ったら
もう少しいざこざが起こらなくてすむ社会になるかなって
誰か一人でも変わろうとする人が居れば
その人が動けば変わることもあるのかもしれない。
なーんて読んでいて思いました。
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アンソロジーは読んだことありましたが…初!
瀬尾まいこさん。
ずーっと読みたかったんです。
やっと読めました。
予想外にテーマが重たかった…。
小、主に中学校でのいじめがテーマです。
でも文章とか雰囲気は暗いかんじではありません。
教師である瀬尾さんが書いた作品なのですごく心に残りました。
説得感がすごいです!
学級崩壊って今まで私には全く関係なかったのですが、こういう現状があることを受け止めなくてはいけないですね。
ものすごくリアルに現代の中学生を描いていると思います。
教師を目指している私にとってはすごく勉強になりました。
今勉強している道徳教育の授業で使えそう。
まず題名がすごくいいですよね。
温室=義務教育。
うん、上手です。
薄いので1時間くらいで読めます。
中高生には是非読んでいただきたい作品です。
教師目指してる方も是非。
瀬尾作品初めて読みましたがハマりそう。
もっと読んでみたいと思いました。
時間がないので薄めのレビューですみません。
教師の言うように中学校は温室かもしれない。どれだけひどい行動をしようとも、学校の枠から外れても、私たちは学校に守られている。ドロップアウトしたって、次のクッションを与えてくれる。でも、決して居心地がいいわけじゃない。どんな状態であろうとも、望もうが望まなかろうが、この空間で毎日を送るしかないのだ。本気で自分から断ち切らないかぎり、この温室で生活するのが私たちの日々なのだ。
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(好きな作品ではないので書くことがほとんどない…)
家族 友達 ・・・
強い女の子が主人公
家族団欒のシーンから
学校での雄姿まで
タイトル通り
あったかい温室のような日々でした。
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やっぱり瀬尾さんの小説はすごい
青春の1ページを切り取るというよりも
完全というよりも不完全に再現する
ただ所々に強烈なスパイスが織り込まれてて
それが不完全さと相まって全体をより鮮明に映し出す。
なんて堅い言葉で紹介しても仕方ないんですけど
瀬尾さんの小説は泣ける。
ズサズサえぐられる訳じゃなくて
心の奥からなにかが湧き出るような
ほんとに暖かくて、奇跡が起きているような、そんな感じ
至福の時間をありがとうございました。
また新刊を見つけたら買わせていただきます。
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瀬尾まいこさんシリーズ第2弾。
友達の間で結構好評だったので読んでみました。
実際、いじめを目の当たりにしたことはないけれど
自分の周りと同じようなことも書かれていたりして、
共感できる部分も結構あったりしました。
けれど、個人的には微妙?
瀬尾さんは、さわやかな物語の方が好みです。
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いじめがほんとにひどくて涙でてくる
最後もっと盛り上がってほしかったなあ
カウンセリングってすごいんだなと思った
心理学すごい
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小・中学校のいじめと暴力問題について…重たいテーマの割りにはサラッと読めました。少しずつだけど良い方向に進んでいく事に心安らぐような気分。
2010年4月18日読了
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ありがちな感じかなって読むのをためらってたけど、さすが瀬尾さん。この暖かさ優しさは瀬尾さんにしか描けないと思う。幸福な食卓に続く大号泣でした。
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やっぱりこの作者はあんまり好きじゃない。あんまりにも淡々としている。真っ黒い塊を抱いて生きることの苦しみと、それでも生きているということのコントラストは、もっとあざやかなんじゃないだろうか。
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強く、耐え続けること。
逃げて離れて、見てみること。
「学校」という閉ざされた空間で展開するものがたりは、残酷。
ひとりではがらっとすべてを変えることは難しい。でも、自分のできることをちょっとずつ、ひっそりとだけど、大切な友達のために、続ける。
子供がいつでも読めるところに、そっと置いておきたくなる一冊。
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瀬尾さんにしてはあまりつぼにはまらず。
というのも、なんとなく不完全燃焼だし、救いがないからなのかも。
題材は「いじめ」「学校崩壊」といった重いテーマ。
こんなに重いテーマなのに、それを感じさせない淡々とした文章には圧巻。
登場人物それぞれの悩みとか苦労とか思春期特有のどうしようもなさが
じわじわ滲んでいる作品だなーと思いました。
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瀬尾さんの文章は素直でとても読みやすい。
いつでもすぅーっと物語に入っていける。
いじめ、学級崩壊など重い現実にそれぞれの形で立ち向かう様には、勇気づけられた。
いっぺんに物事を変えることは出来なくても、
少しずつ、望みを捨てずに続けていく気持ちは、ちゃんと持ち続けたいと改めて思いました。
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胸キュンしたくて読んだ本。
でも、思っていたような内容とは少し違っていました。
イジメと、学校崩壊の話です。
なかなかおもしろいところもあったけど(不良のボスのエピソードとか)、
現実とは少し違うかな、と読んでいて思いました。