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はじめに
旧石器時代から繩文・弥生・ ヤマト王権まで
第ニ項 日本列島はどのょうに形成されたのか
‥日本列島へ移動してきた人々
第三項 旧石器時代の終焉と縄文時代の幕開け
〇自己組織化を繰り返す集落
第四項 弥生時代の幕開け
・私有財産と身分制の現出
‥ 「魏志倭人伝」 とは何か
驚五項 邪馬台国の時代 ...................................... 。 「魏志倭人伝」 に記された倭国の様子 ・邪馬台国の風谷 ........
第六項 倭人の風習と倫理観 ......................................................... 〇穢れを楔によって祓う独自の価値観
第七項 倭国から日本へ 、 そしてヤマト王権の成立 ................. 〇ヤマト王権の成立過程 ・倭国の信仰形熊の変遷
第八項 仏教伝来と崇仏 ・排仏論争 ........................................... ・仏教の受容をめぐる論争 〇崇仏 ・ 排仏論争に隠された権力闘争
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この分野においてお堅い著書が多い中、本書は非常に読みやすく、著者の思想理解が平易な言葉で記述されている。特に、日本思想を網羅的に理解しようとする態度は感心もので、その意欲たるや称揚されて然るべきだろう。ただ、多少の誤りが散見され、例えば在原業平を万葉歌人ととして立論するなど、致命的な勘違いがあり、著者に全幅の信頼を寄せては危険だろう。そもそも、客観的な思想理解のように見えても、その実著者の思想的な偏向があるのは誰であっても避けがたいので、この分野では批判的な検討が是非とも必要で、間違っても鵜呑みにしてはなるまい。従って、何の学問でもそうだが、継続して学習することが重要で、孔子の言葉を借りるなら、倦むこと無かれ、である。
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日本思想史かと期待したら、日本史を概観しつつその当時の主立った思想を紹介するというつくり。名前だけは知っていたがという人々が沢山出てきて、これはこれで面白かった。特に国学の辺り。
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平易な文章で読みやすい。読んでいくと、日本は独自の宗教や哲学や思想があるようでないというか、西洋や中国、インドなどとは異なる次元にいるような気がする。まだまだ掴めていないので他の本も読んで行こうと思う。