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妊娠と出産をめぐる「人生の選択」を描いた8つの物語 四十歳独身での妊娠に戸惑う桜子、不妊治療を続けるが子どもを授からない重美……。妊娠・出産をめぐる女性の心の葛藤と人生の選択を描いた短編集。さまざまな悩みや迷いに寄り添い、優しく背中を押してくれる。
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妊娠・出産にまつわる短編集。
女性にとって妊娠・出産は様々な意味を持つ。
40歳で独身のキャリアウーマンが妊娠してシングルマザーになったり。
代々続く暖簾を守るために不妊治療に臨む夫婦の姿だったり。
男性が育児休業を取ったり・・・結構リアルな話が多い。
結局選ぶのは自分たちだし、それぞれの生き方がある。
2018.4.25
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出産や妊娠にまつわる女性たちのお話短編集。
予定外の妊娠に、「産む」ことを決める桜子。夫の連れ子を引き取ることになった結衣子。老舗の呉服屋に嫁いだが「産めない」重美。待望の第一子を死産した佐和子。ダウン症の兄の子供を受け入れることに苦悩する百合子。。。
扱うトピックはどれも深刻で苦しく辛く、時には長い道のりなのだけれど、苦しみながらも前を向いて、一生懸命に新しい命と向き合おうとしている女性たちがみな健気で、胸にじいんときて泣けた。子供を産み育てるられることは、幸せなことだな、としみじみと思った。
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さまざまな女性がいて、もちろんいろんなストーリーがある。重たいテーマだけど、そんなに重くない感じでよめた。でも涙がでた。
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「出産が女の人生のすべてとは考えないようにしませんか?」
それでもどこかで産むことを求めてしまうのは本能なのでしょうか。
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泣ける。それは自分が女性だからか。
子どもが生まれることは奇跡だと思ってる。妊娠して無事に生まれることは当たり前じゃないんだよね。それをたくさんの人にわかってほしい。
初めての作家さんだったけど、タイトルが気になって気になってついに読んでしまった。男性にも読んでほしい本。
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子を持つことが女の幸せ、とは思わない。
でも、少しだけそんな幸せについても分かったような気がした。
産む選択、産まない選択、産めない人生
それぞれとても深く掘り下げて書かれていていろいろ考えた。
子宮体癌の重美は本当に気の毒だったなぁ。。
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女性の数だけ生き方がある。
そう言い切れる時代に私は生きているのだなと実感した。
女性はこうあるべき
だなんて時代遅れなのだ。
でもその生き方を選ぶ自由により、
言葉が持つ軽はずみなナイフが増えたのも事実だ。
私は臨月の今、この作品に出会い、一気に涙をこらえながら読んだが、
その間ずっと脳裏によぎるのは、
妊娠を報告した時に上司に言われた
「これからたくさんの人におめでとうと言われると思うけれど、望んでも授からない人も世の中にたくさんいるということを忘れてはならないよ」という言葉だった。
男女問わず、お勧めできる人生の教科書のような本。
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涙無くしては読みきれない。
まさに、産む、産まない、産めないのである。
私は、産んだし産めなかった。
それぞれの気持ちがイヤと言うほどわかった。
それでも読み進めてよかった。
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凄く考えさせられるというか。
なんだか女性って本当に人生における重大な選択が多い気がする。産む、産まないやら働く、辞めるやら…。逃げ恥じゃないけど、産めよ育てよ働けって随分身勝手。今どれでもない自分は何なんだという感じだけど、そうそう上手くはいかないのも現実。歳を重ねる毎に焦りは募り、でも壊れない様に自分を精一杯包み込んで。今日も私は、授かり物ですからという呪文を唱えて生きていく。
17/4/11
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子供を産むことに対して色々な考え方やその人の人生がある。
わかっていても産まない、産めない人への世間の風当たりはまだ強いのが日本でもある。
ついつい自分を重ねて読んでしまい、涙が出たりも。
選択するのではなく、自然なこと。
それをわかっているようでわかっていないのが女性なのかもしれない。
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「産む、産めない」がタイトルなのでは。。あとがきでも触れていたけれど、「産まない」選択をする女性がいない。出産だけが女の人生ではないことを書いているわりには、産みたい女性を応援しているように感じた(結果産めなかったとしても、自分を否定することはない、という書かれ方)産んだ、にしても産めなかった、にしても、産もうとした女性は強い、みたいな風に感じてしまった。
でも、短編という読みやすい形式で、色々な妊娠・出産について読めたので色々と心にくるものがあって良かった。
ただ、登場人物に、百合香、早百合、百合子が出てくるのは混乱した(笑)
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同じ女としてどれも気持ちは分かる。
けどやっぱり短編なのであっさりしてるというか、どの話も綺麗に終わりすぎてるなーという印象。
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桜子さん、伝えなかったんだなぁ。。。
あのシチュエーションならそうかぁ。。。
産声の放つ光と、
届かない声との影と。
自分も向き合えるのか不安と希望と混ざり合う。
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日々確実に減っていく産める可能性。
わたしは産めるのだろうか。
いっそのこと諦められてしまったら楽だろうな、と思う。
ずっと考えてる。
わたしは母親になれるのだろうか。
一ミリもわからない可能性を毎日毎日思ってる。